仮想化のサポート

トピックの最終更新日: 2011-03-01

Office Communications Server 2007 R2 では、いくつかのサーバーの役割および機能の仮想化がサポートされています。プレゼンス、インスタント メッセージング (IM) (リモート アクセス、フェデレーション、およびパブリック IM 接続など)、およびグループ チャットの負荷がサポートされています。次のサーバーの役割が仮想化トポロジで展開できます。フロントエンド サーバー、64 ビット版の Microsoft SQL Server 2008 を実行するバックエンド データベース、グループ チャット チャネル サーバー、グループ チャット コンプライアンス サーバー、およびエッジ サーバーです。アーカイブ サーバーおよび監視サーバー (CDR のみ) は、仮想化されたエンタープライズ プールと接続できますが、物理サーバー上で実行される必要があります。

仮想化されたサーバー上で実行されるゲスト オペレーティング システムは、64 ビット版の Windows Server 2008 である必要があります。Office Communications Server 2007 R2 では、Windows Server 2003 はゲスト オペレーティング システムとしてサポートされていません。完全に仮想化された分散トポロジによって、最大 40,000 ユーザー (10,000 のグループ チャット ユーザーを含む) まで処理できることをテスト済みです。

他の負荷の仮想化はサポートされていません。特に音声、ビデオ、Live Meeting、およびアプリケーション共有の負荷については、クライアント同士の通信でも仮想化された展開の一部にすることはできません。したがって、音声ビデオ会議サーバー、Web 会議サーバー、音声ビデオ エッジ サービスや Web 会議エッジ サービスを実行するエッジ サーバー、ダイヤルイン会議、Communicator Web Access、エンタープライズ VoIP、およびリモート通話コントロールは、仮想化プールの一部として展開することはできません。もしこれらの負荷が必要な場合は、これらのユーザー用に、物理サーバーを使用して新しいプールを展開する必要があります。

仮想化された展開では、サポートされる負荷はすべて仮想化される必要があります。一般に、仮想化サーバーと物理サーバーを混在させることはできません。たとえば、物理サーバーで実行されているプールで仮想化サーバー上にグループ チャットを展開したり、仮想化サーバーで実行されているプールで物理サーバー上にグループ チャットを展開したりすることはできません。また、物理サーバーで実行されているフロントエンドを使用して仮想化サーバーにバックエンド データベースを展開することはできません。ただし、このルールには例外があり、エンタープライズ プールのバックエンド データベースを物理サーバーに展開し、フロントエンド プールを仮想化されたサーバーで実行することはできます。また、グループ チャットのバックエンド データベースを物理サーバーに展開し、1 つ以上のグループ チャット チャネル サーバーを仮想化されたサーバーで実行することはできます。

Windows Server 2008 Hyper-V またはその他のサーバー仮想化検証プログラム (SVVP) で認定済みの仮想化ソリューションを使用して、Office Communications Server 2007 R2 を仮想化トポロジで展開できます。SVVP の詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=151499&clcid=0x411 (英語) を参照してください。

Office Communications Server 2007 R2 は、分散した複数のサーバーの仮想化トポロジや、1 台のサーバーの仮想化トポロジで展開できます。

仮想化可能なサーバーの役割、機能、および負荷の詳細については、ホワイト ペーパー「Running Microsoft Office Communications Server 2007 R2 in a Virtualized Topology」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=151594&clcid=0x411 (英語)) を参照してください。