BIOS ベースの推奨ディスク パーティション構成

発行: 2009年10月

更新日: 2010年7月

適用対象: Windows 7, Windows Server 2008 R2

このトピックでは、BIOS ベースのコンピューターに推奨されるディスク パーティションの構成を紹介します。

UEFI ベースのコンピューターのディスク パーティションの構成については、「UEFI ベースの推奨ディスク パーティション構成」を参照してください。

また、このトピックには、既定の構成についての説明と、回復パーティションを使用した構成例、5 つ以上のパーティションを使用した構成例、単一のパーティションを使用した構成例も含まれています。その他の構成は、「ディスク パーティションとは」に説明した要件を満たしている限り、サポートされます。

Windows® システム イメージ マネージャー (Windows SIM) を使用してこれらのパーティション構造を作成するには、「Windows SIM を使用して BIOS ベースのハード ディスク パーティションを作成する」を参照してください。

イメージベースの展開の場合は、DiskPart ツールを使用して対象コンピューターにパーティション構造を作成します。手順については、「ImageX を使用してイメージを適用する」を参照してください。

既定の構成

新しいインストールの場合は、Windows セットアップにより既定でシステム パーティションと Windows パーティションが作成されます。

既定の BIOS パーティション構造の図

以下の表に、パーティション構造を示します。

 

説明 パーティション ID サイズ パーティションの種類 Active 形式 ドライブ文字

システム パーティション

1

300 MB

プライマリ

true

NTFS

S

Windows

2

ディスクの残り

Primary

NTFS

W

noteメモ
この例では、ドライブ文字の衝突を避けるため、Windows パーティションに文字 "W" が割り当てられます。コンピューターの再起動後、プライマリ ハード ディスクには、自動的に文字 "C" が再割り当てされます。

以下の場合に、Windows セットアップによって上記のディスク パーティションが自動的に作成されます。

  • コンピューターに既存のシステム パーティションが存在しない。

  • コンピューターにまだ既存のパーティションが 3 つ存在していない。

  • パーティションを作成できるだけのディスク空き領域がある。

Windows を以前のバージョンからアップグレードする場合、Windows セットアップによってパーティションの配置が変更されることはありません。

次のコードは、イメージベースの展開の場合に DiskPart ツールで使用するスクリプトです。このスクリプトによって、既定のパーティション構造が作成されます。

select disk 0
clean
create partition primary size=300
format quick fs=ntfs label="System"
assign letter="S"
create partition primary
format quick fs=ntfs label="Windows"
assign letter="W"
exit

システムの回復

システム パーティションまたは別個の回復パーティションに Windows 回復環境 (Windows RE) のような回復ツールをインストールすることを検討してください。こうすると、エンド ユーザーは回復ツールを削除削除しなくても Windows を修復または再インストールすることができます。

回復ツールをインストールしておくと、Windows を起動できなくなった場合に Windows ブート マネージャーを構成し、回復ツールを開始することができます。

別個の回復パーティションを構成するには、次のようにパーティションの種類を設定し、回復パーティションをユーティリティ パーティションとして指定します。

  • Windows SIM では、Microsoft-Windows-Setup\DiskConfiguration\Disk\ModifyPartition\TypeID0x27 に設定します。

  • DiskPart ツールで、パーティションを作成してフォーマットした後に set id=27 コマンドを使用します。

回復およびユーティリティ パーティションは、ドライブの先頭に配置することをお勧めします。回復パーティションは Windows エクスプローラーには表示されません。

以下の例には、プライマリ回復パーティション、プライマリ システム パーティション、およびプライマリ Windows パーティションが含まれています。

回復情報が含まれる BIOS パーティションの図

次の表は、この例の構成を設定するために Windows SIM の Microsoft-Windows-Setup\DiskConfiguration\Disk 設定の下で使用する設定を示すものです。

 

説明 CreatePartition:Order CreatePartition:Extend CreatePartition:Size CreatePartition:Type ModifyPartition:Order ModifyPartition:PartitionID ModifyPartition:Active ModifyPartition:Format ModifyPartition:Label ModifyPartition:Letter ModifyPartition:TypeID

回復ツール (Windows RE など)

1

カスタマイズされた Windows 回復イメージのサイズ

プライマリ

1

1

NTFS

Recovery

R

0x27

システム パーティション

2

300

プライマリ

2

2

true

NTFS

System

S

Windows

3

true

プライマリ

3

3

NTFS

Windows

W

noteメモ
この例では、ドライブ文字の衝突を避けるため、Windows パーティションに文字 "W" が割り当てられます。コンピューターの再起動後、プライマリ ハード ディスクには、自動的に文字 "C" が再割り当てされます。

イメージベースの展開の場合は、対象コンピューターに同じパーティション構造を作成します。次のコードは、この例のパーティション構造を作成するために DiskPart ツールで使用するスクリプトです。

select disk 0
clean
create partition primary size=3000
format quick fs=ntfs label="Recovery"
assign letter="R"
set id=27
create partition primary size=300
format quick fs=ntfs label="System"
assign letter="S"
active
create partition primary
format quick fs=ntfs label="Windows"
assign letter="W"
exit

5 つ以上のパーティションの使用

BIOS ベースのシステムでは、各ハード ドライブで最大 4 つのプライマリ パーティションを使用するか、最大 3 つのプライマリ パーティションと 1 つの拡張パーティションを使用することができます。拡張パーティションは、複数の論理パーティションに分割できます。

noteメモ
  • 拡張パーティションにはパーティション ID は割り当てられないので変更する必要はありません。

  • Windows パーティションを論理パーティションに割り当てることができます。

  • Windows SIM を使用して、拡張パーティションの残りを使用する論理パーティションを作成するには、最初に初期の固定サイズ (CreatePartition: Size=100、CreatePartition: Extend=false) を指定してパーティションを作成し、次に ModifyPartition: Extend=true を使用して変更します。

次の表には、3 つのプライマリ パーティション (Recovery、Utility2、およびシステム パーティション) と 1 つの拡張パーティションが含まれています。拡張パーティションには、論理パーティション (Windows および Logical2) が含まれています。

論理パーティションがある BIOS ディスクの図

次の表は、この例の構成を設定するために Windows SIM の Microsoft-Windows-Setup\DiskConfiguration\Disk の下で使用する設定を示すものです。

 

説明 CreatePartition:Order CreatePartition:Extend CreatePartition:Size CreatePartition:Type ModifyPartition:Order ModifyPartition:PartitionID ModifyPartition:Active ModifyPartition:Extend ModifyPartition:Format ModifyPartition:Label ModifyPartition:Letter ModifyPartition:TypeID

Recovery

1

カスタマイズされた Windows 回復イメージのサイズ

Primary

1

1

NTFS

Recovery

R

0x27

Utility2

2

250

Primary

2

2

NTFS

Utility2

U

0x27

システム パーティション

3

100

Primary

3

3

true

NTFS

System

拡張パーティション

4

true

Extended

Windows

5

15000

Logical

4

4

NTFS

Windows

W

Logical2

6

100

Logical

5

5

true

NTFS

Logical2

L

noteメモ
この例では、ドライブ文字の衝突を避けるため、Windows パーティションに文字 "W" が割り当てられます。コンピューターの再起動後、プライマリ ハード ディスクには、自動的に文字 "C" が再割り当てされます。

イメージベースの展開の場合は、対象コンピューターに同じパーティション構造を作成する必要があります。次のコードは、この例のパーティション構造を作成するために DiskPart ツールで使用するスクリプトです。

select disk 0
clean
create partition primary size=3000
format quick fs=ntfs label="Recovery"
assign letter="R"
set id=27
create partition primary size=250
format quick fs=ntfs label="Utility2"
assign letter="U"
set id=27
create partition primary size=100
format quick fs=ntfs label="System"
assign letter="S"
active
create partition extended
create partition logical
format quick fs=ntfs label="Windows"
assign letter="W"
create partition logical
format quick fs=ntfs label="Logical2"
assign letter="L"
exit

単一パーティションの使用

パーティションが 1 つしかないドライブに Windows をインストールすることができます。

Important重要
別個のシステム パーティションがない場合、Windows® BitLocker™ ドライブ暗号化などの一部のツールを使用できないことがあります。詳細については、「ディスク パーティションとは」を参照してください。

次の表は、この例の構成を設定するために Windows SIM の Microsoft-Windows-Setup\DiskConfiguration\Disk 設定の下で使用する設定を示すものです。

 

説明 CreatePartition:Order CreatePartition:Extend CreatePartition:Type ModifyPartition:Order ModifyPartition:PartitionID ModifyPartition:Active ModifyPartition:Format ModifyPartition:Label ModifyPartition:Letter ModifyPartition:TypeID

Windows

1

true

Primary

1

1

true

NTFS

Windows

C

イメージベースの展開の場合は、対象コンピューターに同じパーティション構造を作成する必要があります。次のコードは、この例のパーティション構造を作成するために DiskPart ツールで使用するスクリプトです。

select disk 0
clean
create partition primary
format quick fs=ntfs label="Windows"
assign letter="C"
exit

Windows エクスプローラーに表示されないドライブ

既定では、システム パーティションとユーティリティ パーティションは Windows エクスプローラーには表示されません。これらのパーティションがセットアップ先のコンピューターに存在することを確認するには、次の操作を行います。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コンピューター] を右クリックして、[管理] をクリックします。コントロール パネルの [コンピューターの管理] が開きます。

  2. [ディスクの管理] をクリックします。利用可能なディスクとパーティションの一覧が表示されます。

  3. パーティションの一覧で、システム パーティションまたはユーティリティ パーティションが存在しており、ドライブ文字が割り当てられていないことを確認します。

関連項目

コミュニティの追加

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