Job-gradual-site-deletion : Stsadm プロパティ (Office SharePoint Server)

  • [アーティクル]

サイト コレクションに削除済みのマークを付けることができます。これにより、そのコンテンツへのアクセスをすぐに禁止できます。

この機能は、サイト コレクションの段階的な削除を実行するために、4 月の累積的な更新プログラムに追加されました。操作で段階的な削除を使用すると、サイト コレクションは直ちに削除済みとしてマークされ、それ以降そのコンテンツにはアクセスできなくなります。削除されたサイト コレクション内のデータは、このタイマ ジョブによって、一度に削除されるのではなく時間を掛けて段階的に削除されます。これにより、Windows SharePoint Services 3.0 および SQL Server のパフォーマンスに対する影響が低減されます。段階的な削除は、Deletesite : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server) および Mergecontentdbs : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server) の操作によって実行できます。

構文

stsadm -o setproperty

-propertyname job-gradual-site-deletion

-propertyvalue <valid date and time interval>

[-url <https://server_name> ]

getproperty 操作の構文は以下のとおりです。

stsadm -o getproperty

**   propertyname job-gradual-site-deletion**

[-url <https://server_name> ]

注意

-propertyname の代わりに -pn を、-propertyvalue の代わりに -pv を使用できます。

プロパティ値

次の表に設定可能な値を示します。

値 説明

propertyname

プロパティ名を取得または設定します。

propertyvalue

次のいずれかのスケジュール形式で指定された有効な Windows SharePoint Services Timer サービス (SPTimer) のスケジュール。

  • "Every 5 minutes between 0 and 59" (毎 5 分 0 ～ 59 秒の間)

  • "Hourly between 0 and 59" (毎時 0 ～ 59 分の間)

  • "Daily at 15:00:00" (毎日 15 時)

  • "Weekly between Fri 22:00:00 and Sun 06:00:00" (毎週金曜日 22 時～日曜日 6 時までの間)

  • "Monthly at 15 15:00:00" (毎月 15 日の 15 時)

  • "Yearly at Jan 1 15:00:00" (毎年 1 月 1 日の 15 時)"

url

一般的には、Web アプリケーションの URL パスを http://*server_name* という形式で指定します。

例

Web アプリケーション https://test のサイト コレクションを削除するためのスケジュールを設定するには、次の構文を使用します。

stsadm -o setproperty -pn job-gradual-site-deletion -pv "daily at 15:00:00" -url https://test

job-gradual-site-deletion プロパティの現在の設定を表示するには、次の構文を使用します。

stsadm -o getproperty -pn job-gradual-site-deletion