Enumallwebs : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)

操作名 : Enumallwebs

コンテンツ データベース内のすべてのサイト コレクションとサブサイトの ID およびサイト マップの状態を表示します。

サイト マップの状態の詳細については、「備考」を参照してください。

注意

enumallwebs 操作は、Windows SharePoint Services 3.0 Service Pack 2 (SP2) で初めて導入されました。

構文

stsadm -o enumallwebs

-databasename <データベース名>

[-databaseserver <データベース サーバー名>]

パラメータ

パラメータ名

必須/省略可能

説明

databasename

有効な名前 ("DB1" など)

必須

表示するサイト コレクションとサイトを含むコンテンツ データベースの名前を指定します。

databaseserver

有効なサーバー名 ("DS1" など)

省略可能

表示するサイト コレクションとサイトを含むコンテンツ データベースをホストするデータベース サーバー インスタンスの名前を指定します。

備考

サイト マップには、参照可能な登録済みのサイト コレクションが含まれています。サイト マップに登録されていないサイト コレクションは、一般に、"孤立した" サイト コレクションと呼ばれます。

サイト コレクションは、通常、Web アプリケーションにアタッチされるコンテンツ データベース上にあり、そのデータベースが既に同じ URL (Uniform Resource Locator) パスのサイト コレクションを含んでいるときに孤立します。これは、サイト コレクションが 1 つの Web アプリケーション上で同一の URL パスを共有できないためです。サイト マップに最初に登録されたサイト コレクションにのみアクセスできます。同じ URL パスを使用する他のサイト コレクションはすべて、サイト マップに登録されず、孤立していると見なされます。孤立したサイト コレクションのデータはそのまま残りますが、アクセスするには、そのコンテンツ データベースを現在の Web アプリケーションからデタッチして、同一の URL パスで登録済みのサイト コレクションを含んでいない Web アプリケーションにアタッチする必要があります。

コンテンツ データベースのデタッチとアタッチの詳細については、「Deletecontentdb : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)」および「Addcontentdb : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)」をそれぞれ参照してください。

注意

この enumallwebs コマンドを、「Deletesite : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)」および「Deleteweb : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)」の操作と組み合わせて使用すると、孤立したサイト コレクションや孤立したサイトをコンテンツ データベースから削除できます。

DS_Database というコンテンツ データベース内のサイト コレクションおよびサイトを表示するには、次の構文を入力します。

stsadm -o enumallwebs -databasename DS_Database

コマンド ライン ウィンドウには、次のように出力されます。

<Sites Count="2">
  <Site Id="e2a114b8-80c9-41f6-87bf-3feddf2ad9b6" OwnerLogin="Domain\username" InSiteMap="False"> 
    <Webs Count="1">
      <Web Id="064d8e7b-b349-4693-bd67-dcefed3bf466" Url="/sites/site_name" LanguageId="1033" TemplateName="STS#0" TemplateId="1" />
    </Webs>
  </Site>
  <Site Id="f440114b8-79d9-32f6-87bf-4geddf2ad9b6" OwnerLogin="Domain\username" InSiteMap="True" HostHeader="www.contoso.com">
    <Webs Count="1">
      <Web Id="12348e7b-c456-4693-bd67-efdegd3bf466" Url="/" LanguageId="1033" TemplateName="STS#0" TemplateId="1" />
    </Webs>
  </Site>
</Sites>

この出力に関連する要素は次のとおりです。

  • Sites : コンテンツ データベース内のサイト コレクションの数。

  • Count : サイト マップにあるかどうかに関係なく、コンテンツ データベース内に存在するサイト コレクションの合計数。

  • Site : コンテンツ データベース内のサイト コレクション。

  • Id : サイト コレクションの ID。

  • OwnerLogin : サイト コレクションの所有者。

  • InSiteMap : サイト コレクションにアクセスできる場合は True、サイト コレクションが孤立している場合は False

  • HostHeader : ホスト名付きサイト コレクションの場合にのみ表示される属性。サイト コレクションのホスト ヘッダーです。