ディスク パーティションとは

発行: 2009年10月

更新日: 2009年10月

適用対象: Windows 7, Windows Server 2008 R2

有人インストールの場合でも無人インストールの場合でも、ハード ディスクをパーティションと呼ばれる個別のセクションに分割することができます。

このトピックの内容

パーティションの構造

Windows® 7 と Windows Server® 2008 R2 は、次のいずれかの構造を基盤とするディスクにインストールできます。

  • BIOS: 基本入出力システム。

    マスター ブート レコード (MBR) とも呼ばれます。

  • UEFI: Unified Extensible Firmware Interface。

    GUID パーティション テーブル (GPT) とも呼ばれます。

システムの種類を確認するには、ハードウェアの製造元に問い合わせてください。

パーティションの規則

パーティションの構造は、BIOS ベースのコンピューターと UEFI ベースのコンピューターとでは異なります。

BIOS ベースのコンピューター

BIOS ベースのコンピューターでは、各ディスクを最大で 4 つのパーティションに分割できます。

通常、このような標準のパーティションは、プライマリ パーティションとして指定されます。プライマリ パーティションは、ファイルの格納に使用できます。

コンピューターは、アクティブ パーティションを使用して起動します。アクティブ パーティションとして指定できるのは、1 つのプライマリ パーティションのみです。

Windows 7 と Windows Server 2008 R2 の既定の構成では、通常アクティブ パーティションには、システム パーティションという専用のパーティションが使用されます。システム パーティションについては、このトピックで後ほど説明します。

次の図は、Windows 7 と Windows Server 2008 R2 の既定のパーティション構造を示しています。

既定の BIOS パーティション構造の図

パーティションを 5 つ以上使用するには、次の操作を実行します。

  1. 4 つの標準のパーティションの 1 つを拡張パーティションとして指定します。

    拡張パーティションは特殊なパーティションで、さらに論理パーティションという追加のパーティションに分割できます。拡張パーティションは、ディスクに収まる範囲であれば、好きな数だけ論理パーティションに分割できます。

    拡張パーティションにはファイルは格納できず、論理パーティションしか格納できません。

  2. 論理パーティションをドライブに追加します。

    論理パーティションには、データを格納できます。

次の図は、プライマリ パーティション、拡張パーティション、および論理パーティションを含むディスク パーティション構成の例です。

論理パーティションがある BIOS ディスクの図

UEFI ベースのコンピューター

Unified Extensible Firmware Interface (UEFI) コンピューターのドライブには、次のパーティションが含まれます。

  1. Extensible Firmware Interface システム パーティション (EFI システム パーティション、ESP)。

    起動可能な各ドライブに ESP が含まれている必要があります。

    システム パーティション (ESP など) については、このトピックで後ほど説明します。

  2. Microsoft® 予約パーティション (MSR)。

    これは、すべてのドライブに用意することをお勧めします。

  3. 最大 128 個のプライマリ パーティション。プライマリ パーティションは、ファイルの格納に使用できます。

起動可能な各ドライブに、Windows などのオペレーティング システムが含まれている必要があります。

次の図は、Windows 7 と Windows Server 2008 R2 の既定の UEFI ベースのパーティション構造を示しています。

既定の UEFI パーティション構造の図

UEFI ディスクおよびハード ディスク パーティションの詳細については、Windows と GPT に関する FAQ のページ (英語の可能性あり) を参照してください。

コンピューターは、Extensible Firmware Interface システム パーティション (EFI システム パーティション、ESP) を使用して起動します。

システム パーティション

システム パーティションは次の用途に使用できます。

  • 他のパーティションの管理および読み込み: 複数のオペレーション システム (たとえば、Windows 7 と Windows Vista®) がある場合、オペレーティング システムの一覧がコンピューターに表示されます。ユーザーはこの一覧から、使用するオペレーティング システムを選択できます。

  • セキュリティ ツールの使用: Windows® BitLocker™ ドライブ暗号化 などのツールを使用する場合です。

  • 回復ツールの使用: Windows 回復環境 (Windows RE) などのツールを使用する場合です。

Windows 7 と Windows Server 2008 R2 では、システム パーティションは利用可能なドライブの一覧に表示されません。ただし、コンピューターの管理などのツールには表示されます。

システム パーティションの要件

システム パーティションの基本的な要件は、次のとおりです。

  • 少なくとも 100 MB のハード ドライブの領域が必要です。

  • パーティションのシャドウ コピーを作成するのに十分なディスク空き領域がなければなりません。

    • 500 MB 未満のパーティションの場合は、少なくとも 50 MB の空き領域が必要です。

    • 500 MB 以上のパーティションの場合は、少なくとも 320 MB の空き領域が必要です。

    • 1 GB を超えるパーティションの場合は、少なくとも 1 GB の空き領域を確保しておくことをお勧めします。

    noteメモ
    空き領域不足にならないように、システム ボリュームにはその他のファイルは格納しないこと、またエンド ユーザーにはこのパーティションにファイルを格納させないようにすることをお勧めします。

  • アクティブ パーティションとして構成する必要があります。

  • 暗号化されたパーティションにすることはできません。

  • BIOS ベースのシステムの場合は、NTFS でフォーマットする必要があります (UEFI ベースのシステムの推奨ファイル システムについては、MSDN のファイル システム (NTFS、FAT、または FAT32) の選択に関するトピック (英語の可能性あり) を参照してください)。

noteメモ
ユーザーが誤ってパーティションを変更または削除することを防ぐには、次の操作を実行してください。

  • パーティションをユーティリティ パーティションとして指定します。ユーティリティ パーティションには、ドライブ文字を割り当てることができません。ユーティリティ パーティションとして指定するには、無人設定である Microsoft-Windows-Setup\DiskConfiguration\Disk\ModifyPartitions\ModifyPartition\TypeID を BIOS ベースのシステムの場合は 0x27 に、UEFI ベースのシステムの場合は e3c9e316-0b5c-4db8-817d-f92df00215ae にそれぞれ設定します。

  • ラベルをパーティションに追加します。これにより、ユーザーがディスクをコンピューターの管理などのツールで表示する際に、このパーティションを識別できるようになります。

BitLocker のその他の要件

BitLocker は、Windows を個別の暗号化されたデータ パーティションで実行することで、コンピューターの保護を強化します。

BitLocker をインストールする場合は、システム パーティションに関してさらに次の要件が加わります。

  • Windows のパーティションとは別のパーティションにする必要があります。

詳細については、BitLocker ドライブ暗号化とはを参照してください。

Windows RE のための追加要件

Windows RE は、重大なシステム障害からの回復に役立ちます。

Windows RE は、システム パーティションにも、Windows パーティションにも、またはそれらとは別の回復パーティションにもインストールできます。

Windows RE をシステム パーティションにインストールする場合は、さらに次の混在パーティション要件が加わります。

  • インストール先のパーティションは、物理的にすべてのユーザー パーティションの前に配置されている必要があります。

  • Windows RE のファイル用にさらに 200 MB のハード ドライブ領域が必要です。

    例: システム + Windows RE ファイル = 300 MB

  • ユーザー ファイルの格納には使用しないでください。

Windows RE を別のパーティションにインストールする場合は、さらに次の Windows RE パーティション要件が加わります。

  • パーティションのシャドウ コピーを作成するのに十分なディスク空き領域がなければなりません。

    • 500 MB 未満のパーティションの場合は、少なくとも 50 MB の空き領域が必要です。

    • 500 MB 以上のパーティションの場合は、少なくとも 320 MB の空き領域が必要です。

    • 1 GB を超えるパーティションの場合は、少なくとも 1 GB の空き領域を確保しておくことをお勧めします。

    • ユーザー ファイルの格納には使用しないでください。

詳細については、「Windows の回復とは」を参照してください。

Windows RE の展開の詳細については、「システム回復イメージを展開する」を参照してください。

Microsoft 予約パーティション (MSR)

MSR は UEFI システムでのみ使用されます。MSR には、他のシステム パーティションに関する情報が格納され、この情報は Microsoft アプリケーションで使用されます。

MSR パーティションの要件は次のとおりです。

  • 128 MB のハード ドライブ領域が必要です。

  • ESP パーティションと Windows オペレーティング システム パーティションの間に存在する必要があります。

Windows パーティションの要件

Windows パーティションの要件は次のとおりです。

  • 少なくとも 15 GB のハード ドライブ領域が必要です。これには、Windows のセットアップ時に必要となる 700 MB の空き領域が含まれます。

回復ツール

エンド ユーザーが重大なシステム障害から回復できるように、システム回復ツールをシステムに組み込んでおくことができます。システム障害が発生した場合に、エンド ユーザーが Windows を修復または再インストールできるように、コンピューターが回復ツールにフェールオーバーするように構成できます。

回復パーティションの要件は、実装する回復環境によって異なります。

noteメモ
回復ツールは、エンド ユーザーがその回復ツールを削除することなく Windows を修復または再インストールできるように考慮して、システム パーティションまたは別のパーティションのいずれかにインストールしてください。

ユーザーが誤ってパーティションを変更または削除することを防ぐには、次の操作を実行してください。

  • パーティションをユーティリティ パーティションとして指定します。ユーティリティ パーティションには、ドライブ文字を割り当てることができません。ユーティリティ パーティションとして指定するには、無人設定である Microsoft-Windows-Setup\DiskConfiguration\Disk\ModifyPartitions\ModifyPartition\TypeID を BIOS ベースのシステムの場合は 0x27 に、UEFI ベースのシステムの場合は e3c9e316-0b5c-4db8-817d-f92df00215ae にそれぞれ設定します。

  • ラベルをパーティションに追加します。これにより、ユーザーがディスクをコンピューターの管理などのツールで表示する際に、このパーティションを識別できるようになります。

Windows セットアップ中にディスク構成を変更する

既定のディスク構成は、次のいずれかの方法で変更できます。

推奨されるディスク パーティション構成

次の表に、推奨されるディスク パーティション構成について解説しているトピックへのリンクを示します。

 

BIOS ベースの推奨ディスク パーティション構成

BIOS ベースのシステム

UEFI ベースの推奨ディスク パーティション構成

UEFI ベースのシステム

関連項目

コミュニティの追加

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