フォーム エディターの使用

 

公開日: 2017年2月

対象: Dynamics 365 (online)、Dynamics 365 (on-premises)、Dynamics CRM 2016、Dynamics CRM Online

このトピックでは、フォーム エディターへのアクセス方法、含まれている機能、編集可能フォーム要素、およびそれらの要素のプロパティを紹介します。

このトピックの内容

フォーム エディターを開く

フォーム エディターのユーザー インターフェイス

フォームのプロパティ

表示オプション

タブのプロパティ

セクションのプロパティ

共通のフィールドのプロパティ

特殊なフィールドのプロパティ

サブグリッドのプロパティ

簡易表示コントロールのプロパティ

Web リソースのプロパティ

IFRAME のプロパティ

メモ コントロール

Bing マップを構成する

ナビゲーションの編集

タイマー コントロール

電話およびタブレット PC 用 Dynamics 365 の追加のコントロール

イベント ハンドラーを構成する

プライバシーに関する声明

フォーム エディターを開く

フォーム エディターにはコマンド バーまたはリボンからアクセスできます。これは、エンティティによって異なります。 これらの方法の両方とも、既定のソリューションのコンテキストでフォームを開きます。 フォーム (たとえば、Web リソース) を編集するプロセスで新しいソリューション コンポーネントを作成する場合、コンポーネントの名前は既定のソリューションのソリューション発行者のカスタマイズ接頭辞を使用し、これらのコンポーネントは既定のソリューションだけに追加されます。 新しいソリューション コンポーネントを特定のアンマネージド ソリューションに含ませる場合、そのアンマネージド ソリューションを使用して、フォーム エディターを開く必要があります。

フォーム エディターにコマンド バーを使ってアクセスする

  1. レコードを開きます。

  2. エンティティに複数のメイン フォームがある場合、編集するフォームであることを確認します。 違う場合、フォーム セレクターを使用して、編集するフォームを選択します。

  3. [その他のコマンド] ボタン 予定活動の [その他のコマンド] ボタン をクリックします。

  4. [フォーム エディター] をクリックします。

フォーム エディターに既定のソリューションを使ってアクセスする

  1. [設定] > [カスタマイズ] に移動します。

  2. [システムのカスタマイズ] をクリックして、既定のソリューションを開きます。

  3. [コンポーネント][エンティティ] を展開してから、目的のエンティティを展開して [フォーム] をクリックします。

  4. フォームの一覧で、編集するフォームをクリックします。

アンマネージド ソリューションのフォーム エディターにアクセスするには

  1. [設定] > [カスタマイズ] に移動します。

  2. [ソリューション] をクリックします。

  3. 使用するアンマネージド ソリューションをダブルクリックします。

  4. 編集するフォームを含むエンティティを探します。 エンティティがない場合は、追加する必要があります。

    エンティティをアンマネージド ソリューションに追加する

    1. [エンティティ] ノードを選択し、一覧の上部にあるツール バーの [既存の追加] をクリックします。

    2. [ソリューション コンポーネントの選択] ダイアログ ボックスで、[コンポーネントの種類] セレクターを [エンティティ] に設定し、追加するエンティティを選択して、[OK] をクリックします。

    3. [不足している必須コンポーネント] ダイアログ ボックスが表示される場合は、別の組織にアンマネージド ソリューションをエクスポートすることを目的としていない場合、[いいえ、必須コンポーネントを含めません] をクリックできます。 このとき不足している必須コンポーネントを含めないことを選択しても、後で追加できます。 このソリューションを後でエクスポートすると、再び通知が表示されます。

  5. ソリューション エクスプローラーで、編集するフォームを含むエンティティを展開し、[フォーム] を選択します。

  6. フォームの一覧で、編集するフォームをダブルクリックして開きます。

フォーム エディターのユーザー インターフェイス

フォーム エディターは、[ホーム][挿入] の 2 つのリボン タブにコマンドを表示します。 ここで使用可能なコマンドに関する詳細については、「ホーム タブ」と「タブの挿入」を参照してください。

フォーム エディター

フォーム エディターの本文が ナビゲーション本文エクスプローラー の3 種類の領域に分類されます。

  • ナビゲーション領域
    左側に設定されたナビゲーション領域を使用して、関連エンティティへのアクセスを制御したり、フォームのメイン ウィンドウに表示する Web リソースまたは URL へのリンクを追加したりします。 ナビゲーションを編集するには、最初に [ホーム] タブの [選択] グループの [ナビゲーション] コマンドを選択する必要があります。

    従来のフォームを使用したエンティティ のフォームは、ナビゲーション領域の表示に視覚的に似たナビゲーション エクスペリエンスを提供します。更新されたエンティティ のフォームは、ナビゲーション バーを使用してナビゲーション オプションを提供しますが、どのナビゲーション オプションを使用できるかを制御するのに同じデータを使用します。詳細:ナビゲーションの編集

  • 本文領域
    中央に設定された本文領域を使用し、フォームのレイアウトを制御します。 フォーム要素を選択しドラッグして、位置を決めることができます。 要素をダブルクリックすると、要素のプロパティが開きます。

    • フィールドを追加するには、[フィールド エクスプローラー] から選択して、セクションにドラッグします。

    • フィールドではない要素を追加するには、配置する場所を選択し、[挿入] タブから適切なコマンドを使用して追加します。

    • 要素を削除するには、削除する要素を選択して、[ホーム] タブの [編集] グループで [削除] コマンドを使用します。

    • フォームの [ヘッダー] または [フッター] を編集するには、最初に [ホーム] タブの [選択] グループで対応するコマンドを選択する必要があります。

  • エクスプローラー領域
    右側に設定されたエクスプローラー領域の内容は、コンテキストによって異なります。

    [ホーム] タブの [選択] グループの [本文][ヘッダー] または [フッター] を選択すると、[フィールド エクスプローラー] が表示されます。[フィールド エクスプローラー] を使用して、表示するフィールドをフォームのセクション、またはヘッダーかフッター内にドラッグします。 フォームに同じフィールドを何回も含めることができます。 ショートカットとして [新しいフィールド] ボタンを使用して、新しいフィールドを作成します。

    [ホーム] タブの [選択] グループの [ナビゲーション] を選択すると、[関連付けエクスプローラー] が表示されます。 ナビゲーション領域内のグループの 1 つに関係のいずれかをドラッグします。 同じ関係を 2 度追加することはできません。 構成方法に基づいて関係が使用できます。 関係を表示しないように構成する場合、[関連付けエクスプローラー] に表示されません。 関連付けの既定の表示オプションの構成方法については、「主エンティティのナビゲーション ウィンドウ項目」を参照してください。

    ショートカットとして [新しい 1:N][新しい N:N:N] ボタンを使用して、新しい関連付けを追加できます。

ホーム タブ

[ホーム] タブでは、次の表のコマンドが表示されます。

グループ

Command

説明

上書き保存​​

上書き保存​​ (Ctrl+S)

フォームを保存します。

名前を付けて保存

別の名前でこのフォームのコピーを作成します。

保存して閉じる

フォームを保存してフォーム エディターを閉じます。

公開​​

フォームを公開します。詳細:カスタマイズの公開

編集​​

プロパティの変更

本体で選択した項目のプロパティを変更します。

選択した項目に応じて、次のセクションを参照してください。

  • タブのプロパティ

  • セクションのプロパティ

  • 共通のフィールドのプロパティ

  • 特殊なフィールドのプロパティ

  • サブグリッドのプロパティ

  • 簡易表示コントロールのプロパティ

  • Web リソースのプロパティ

  • IFRAME のプロパティ

  • メモ コントロール

  • Bing マップを構成する

削除​​

選択したアイテムを削除します。

元に戻す (Ctrl+Z)

直前の操作を元に戻します。

やり直す (Ctrl+Y)

直前の操作をやり直します。

ここで、

本文​​

フォームの本文を編集します。

[ヘッダー]

フォーム ヘッダーを編集します。

[フッター]

フォームのフッターを編集します。

[ナビゲーション]

フォーム ナビゲーションを編集します。

詳細:ナビゲーションの編集

フォーム

業務ルール

業務ルール エクスプローラーで新しい業務ルールを表示、編集、または作成します。

詳細:業務ルールの作成および編集

フォームのプロパティ

詳細:フォームのプロパティ

プレビュー

フォームが公開後にどのように表示されるかをプレビューします。

オプションは次のとおりです。

デスクトップ クライアント

  • [フォームの作成] : レコードを保存する前のフォームの表示方法。

  • [フォームの更新] : 既存のレコードのフォームの表示方法。

  • [読み取り専用] : レコードの読み取りのアクセスだけしかないユーザーにフォームが表示される方法。

フォームのスクリプトをテストできますが、OnLoad イベントでデータ値をチェックするなど、一部のシナリオではプレビュー フォームにデータがないので、テストすることはできません。

モバイル クライアント

フォームがモバイルで使用可能な場合、次のオプションが表示されます。

注意

モバイル フォームのプレビュー中に予期せぬ結果が表示される場合、ブラウザー キャッシュをクリアしてみます。

モバイル フォームのプレビュー は、ブラウザーのプライベート モードでは動作しません。

  • [タブレット PC (1024 x 768 4:3)]: タブレット PC 上のフォームの表示方法です。

  • [電話 (360 x 640 9:16): 電話でのフォームの表示方法です。

    モバイル プレビュー フォームにはデータが含まれますが、フォームの編集はブロックされます。 現在のユーザーがアクセス権を持っている最初の (最も古い) レコードが常に表示されます。 利用可能なレコードがない場合は、プレビュー ウィンドウでコマンドを使用して新しいレコードを作成することができます。

セキュリティ ロールの有効化

これを使用して、どのセキュリティ ロールがフォームにアクセスできるかを設定します。詳細:フォームへのアクセスの制御

重要

新しいフォームを作成する場合、システム管理者およびシステム カスタマイザーのセキュリティ ロールだけが、フォームにアクセスできます。 組織のユーザーが使用できるように、他のセキュリティ ロールへアクセスを許可する必要があります。

依存関係を表示

どのソリューション コンポーネントがこのフォームに依存し、どのソリューション コンポーネントがこのフォームで必要かを参照します。詳細:ソリューションの依存関係

管理プロパティ​​

唯一の管理プロパティは、[カスタマイズ可能] です。 これを false に設定すると、フォームをソリューションに含ませ、管理ソリューションとしてそのソリューションをエクスポートし、別の組織にその管理ソリューションをインポートした後に、そのフォームはカスタマイズできなくなります。詳細:マネージド プロパティ

アップグレード

フォームの統合

この設定を使用して、アップグレードした後に以前のバージョンからのフォームをマージします。 これにより、このバージョンで紹介された新しいフォーム レイアウトを適用することが容易になります。 取り込まれたフォームは、現在のフォームの下部に追加されます。 これを使用して、イベント ハンドラーをフォーム スクリプトに保持したままフォームを結合します。

タブの挿入

フォーム エディターの挿入タブのスクリーンショット

[挿入] タブでは、次の表のコマンドが表示されます。

グループ

Command

説明

セクション

セクションを選択したタブに追加します。 1 列から 4 列のセクションを含めることを選択できます。

詳細:セクションのプロパティ

3 タブ

[3 列]

等幅の 3 列構成のタブを挿入します。

詳細:タブのプロパティ

[3 列]

中央の列幅が広い 3 列構成のタブを挿入します。

2 タブ

[2 列]

右側の列幅が広い 2 列構成のタブを挿入します。

[2 列]

左側の列幅が広い 2 列構成のタブを挿入します。

[2 列]

等幅の 2 列構成のタブを挿入します。

1 タブ

[1 列]

1 列構成のタブを挿入します。

コントロール​​

[サブグリッド]

サブグリッドを書式設定して、フォームに挿入します。

詳細:サブグリッドのプロパティ

スペーサー

空の領域を挿入します。

簡易表示フォーム

簡易表示フォームを挿入します。

詳細:簡易表示コントロールのプロパティ

Web ​​リソース

Web リソースを挿入します。

詳細:Web リソースのプロパティ

IFRAME​​

IFRAME を挿入します。

詳細:IFRAME のプロパティ

メモ​​

ビューの活動、投稿、およびにメモにコントロールを挿入します。詳細:メモ コントロール

Bing マップ

フォームのにマップを表示するコントロールを挿入します。詳細:Bing マップを構成する

ナビゲーション リンク

ナビゲーション リンクをナビゲーション領域に挿入します。[ホーム] タブの [選択] グループの [ナビゲーション] コマンドを選択しない限り、このコマンドは無効です。詳細:ナビゲーション リンクのプロパティ

タイマー

タイマー コントロールを挿入します。詳細:タイマー コントロール

フォームのプロパティ

次の表では、フォームのプロパティを示します。

タブ

プロパティ

説明

イベント

[フォーム ライブラリ]

どの JavaScript Web リソースがフォームで利用できるか、また読み込まれる順序を管理します。

イベント ハンドラー

フォーム ライブラリのどの JavaScript 関数が OnLoad および OnSave フォーム イベントに実行するか、そしてそれが実行する順番を設定します。

表示方法

フォーム名

ユーザーにとって意味がある名前を入力します。 この名前は、ユーザーがフォームを使用するときに表示されます。 エンティティ用に構成されている複数のフォームを使用する場合、利用できるフォームを区別するためにこの名前を使用します。

内容

このフォームが他メイン フォームとは異なる点を示す説明を入力します。 この説明は、ソリューション エクスプローラーのエンティティのフォームの一覧にのみ表示されます。

[ページ ナビゲーション]

ナビゲーション項目を表示しないことを選択できます。

この選択をすると、更新されたエンティティのフォームでは、現在表示されているレコードのプライマリ名値は、関連ビューへのナビゲーションを許可するナビゲーション バーに表示されなくなります。

従来の表示を使用しているフォームでは、フォームの左側にある関連ビューを選択するナビゲーション オプションは表示されません。

画像

エンティティにイメージ フィールドとエンティティの [プライマリ イメージ] オプションが設定されていると、このフォームのヘッダーにイメージ フィールドを表示することができます。

エンティティ オプションの詳細については、「エンティティを有効化または無効化」を参照してください。

表示方法

フォームの幅を制限する [最大幅の設定 (ピクセル単位)]。 既定値は 1900 です。

パラメーター

パラメーター

各フォームは、URL を使用するコードで開くことができます。 URL には、URL に付けるクエリ文字列を使用してフォームに渡すことができるデータが含まれている場合があります。 クエリ文字列は次の例のようになります:
?p_firstName=Jim&p_lastName=Daly

安全対策として、フォームは未知のクエリ文字列パラメーターを拒否します。 このパラメーターの一覧を使用して、このフォームに受け入れられるパラメーターを指定します。そのパラメーターは、クエリ文字列を使用してフォームにデータを渡すコードをサポートします。

データ名と種類は確認され、無効なクエリ文字列パラメーターが渡された場合、フォームは開きません。

注意

名前の先頭にアンダースコア "(_)" または "crm_" を含めることはできません。 名前の先頭には英数字を使用し、その後にアンダースコア (_) を続けてください。 たとえば、parameter_1 または 1_parameter と指定します。 名前に、ハイフン (-)、コロン (:)、セミコロン (;)、コンマ (,)、またはピリオド (.) を含めることはできません。

詳細については、Microsoft Dynamics 365 SDKの「URL を使用してフォーム、ビュー、およびダイアログを開く」トピックを参照してください。

非イベント依存関係

依存フィールド

各イベント ハンドラーには、[依存フィールド] のようなプロパティがあり、スクリプトで必要なフィールドはなんでも登録できるようになります。 依存フィールドは削除できません。

スクリプトはフォームで動作しますが、イベント ハンドラーでは構成されません。 コマンド バーから開始されるスクリプトには、依存フィールドを登録する場所はありません。 このフォーム プロパティは、それらのスクリプトの依存フィールドを登録する場所を提供します。

表示オプション

複数の種類のフォーム要素には、既定で、表示するか、非表示にするかのオプションがあります。 タブ、セクション、フィールド、IFRAME、および Web リソースはすべてこのオプションを提供します。 フォーム スクリプトまたは業務ルールを使用して、それらの要素の表示を制御し、フォームの条件に適合したユーザー インターフェイスを提供する動的なフォームを作成できます。

注意

フォーム要素を非表示にすることは、セキュリティ上、推奨される方法ではありません。 要素を非表示にした場合、ユーザーがフォームの要素およびデータを見ることのできる複数の方法があります。

Outlook 用 Microsoft Dynamics 365 閲覧ウィンドウの表示はフォーム スクリプをサポートしていません。 この表示方法は、フォームに設定した既定の表示オプションを使用します。

オプションの表示を制御するためにスクリプトに依存するフォームをデザインするよりも、業務プロセス フロー、ダイアログ、または別のフォームに切換えたほうが、要件を満たすのに適しているかどうかを考慮します。 それでもスクリプトを使用する場合、非表示になる要素は既定で非表示になることを確認してください。 ロジックが要求する場合に、スクリプトを使用してその要素を表示します。 こうすると、スクリプトをサポートしていない表示方法で、表示されなくなります。

タブのプロパティ

フォームの本文で、タブにより水平方向の分離が提供されます。 タブには、表示可能なラベルがあります。 ラベルが表示されている場合は、ラベルを選択して、タブを展開したり閉じたりして、コンテンツを表示または非表示にすることができます。

タブには 3 個まで列を含めることができ、各列の幅は全体の幅の割合で設定できます。 新しいタブを作成すると、各列はセクションで事前入力されています。

次の表は、フォームのタブに設定できるプロパティを示します。

タブ

プロパティ

説明

表示方法

名前

必須: スクリプト内でタブが参照されたとき使用される一意の名前。 名前には、英数字とアンダースコアのみを使用できます。

ラベル

必須: ユーザーに表示されるタブのローカライズ可能なラベル。

このタブのラベルをフォーム上に表示

ラベルが表示されたら、ユーザーはラベルをクリックして、タブを展開したり折りたたんだりすることもできます。 ラベルを表示するかどうかを選択します。

既定でこのタブを展開する

フォーム スクリプトを使用するか、ラベルをクリックして、タブの状態を展開または折りたたみに切り替えることができます。 タブの既定の状態を選択します。

[既定で表示する]

タブの表示は任意で、スクリプトを使用して管理します。 タブが表示されるようにするかどうかを選択します。詳細:表示オプション

フォームでタブをロックする

これは通常、タブが誤って削除されることを防止したり、ユーザーが内容を変更することを防ぎます。

タブを削除することは、タブを削除するだけでなく、タブに対して定義したスクリプト イベント ハンドラーまたはタブ内のフィールドも削除します。 これらすべてを再作成することは、大変な作業になることがあります。

このタブを削除する場合、削除する前にこの設定を変更する必要があります。

形式

レイアウト

タブには最大 3 つの列があります。 これらのオプションを使用して、タブの数とそのタブが占める幅全体の割合を定義します。

イベント

[フォーム ライブラリ]

タブの TabStateChange イベント ハンドラーで使用される JavaScript Web リソースを指定します。

SDK の「フォーム イベント参照: タブの TabStateChange イベント」トピックを参照してください。

イベント ハンドラー

タブの TabStateChange イベントに要求されるライブラリの関数を構成します。詳細:イベント ハンドラーを構成する

セクションのプロパティ

セクションは、タブ列で使用可能なスペースを占めます。 セクションには、表示できるラベルとラベルの下に表示される線があります。

セクションには 4 個まで列を含めることができ、セクションでフィールドのラベルを表示する方法を設定するオプションが含まれます。

ヘッダーとフッターはセクションと似てますが、削除することはできません。 何も含まれていない場合、表示されません。

タブ

プロパティ

説明

表示方法

名前

必須: スクリプト内でセクションが参照されたとき使用される一意の名前。 名前には、英数字とアンダースコアのみを使用できます。

ラベル

必須: ユーザーに表示されるセクションのローカライズ可能なラベル。

このセクションのラベルをフォーム上に表示

セクションは、セクション内のフィールドの書式を制御するのにラベルなしでしばしば使用されます。

セクションの上端に線を表示する

セクションの上端の線で、フォーム レイアウトを区分できます。

フィールド ラベルの幅

必須: 50 から 250 の値を設定して、フィールド ラベルに許可するスペースを指定します。

ヘッダーおよびフッター要素には、このプロパティがあります。

表示

セクションの表示は任意で、スクリプトを使用して管理します。詳細:表示オプション

フォームでセクションをロックする

これは通常、セクションが誤って削除されることを防止したり、ユーザーが内容を削除することを防ぎます。

セクションを削除すると、セクションを削除するだけでなく、その中のフィールドも削除します。

このセクションを削除する場合、削除する前にこの設定を変更する必要があります。

形式

ヘッダーおよびフッターコンポーネントには、このプロパティがあります。

レイアウト

セクション内に最高 4 個の列を指定します。

フィールド ラベルの配置

セクション内のフィールドのラベルを、左、右または中央に配置することができます。

フィールド ラベルの位置

セクション内のフィールドのラベルは、フィールドの横または上に置くことができます。

共通のフィールドのプロパティ

フィールドは、ユーザーがエンティティ レコードのデータを表示または編集するのに使用するコントロールを表示します。 フィールドは、セクションに最大 4 つの列を占めるように設定することができます。

次の表に、すべてのフィールドにあるプロパティを示します。 フィールドのある種類には、特別なプロパティがあります。 これらについては、特殊なフィールドのプロパティで詳しく説明されています。

タブ

プロパティ

説明

表示方法

ラベル

必須: 既定では、ラベルは、フィールドの表示名と一致しています。 別ラベルをここに入力することによって、そのフォームの名前を上書きできます。

[フォームでラベルを表示する]

ラベルを全く表示しないようにすることもできます。

フィールドが読み取り専用

フィールドを編集できないように指定できます。 フォーム スクリプトを使用して、このオプションを変更し、スクリプトで評価された条件に基づいて編集を有効または無効にできます。

[フォーム上でこのフィールドをロックする]

これにより、フィールドがフォームから誤って削除されることがありません。 これにより、フィールドが削除されても、イベント ハンドラーなどのフィールドに適用した構成が解除されないようにします。 このフィールドを削除するには、カスタマイザーがこの設定を最初に解除する必要があります。

[既定で表示する]

フィールドの表示は任意で、スクリプトを使用して管理します。詳細:表示オプション

形式

コントロールが使用する列数を指定してください

フィールドを含むセクションに複数の列があるとき、フィールドがセクションにある列の数まで占めるように設定できます。

詳細​

[表示名][名前][説明]

これらの読み取り専用のフィールドは、参照用です。 編集する場合、[編集] ボタンをクリックすると、フィールド定義へ簡単にアクセスできます。

フォームのフィールドの各インスタンスには名前プロパティがあり、フォーム スクリプトで参照できますが、この名前はアプリケーションによって管理されます。 フィールドの最初のインスタンスは、作成時に指定したフィールドの名前です。詳細:フィールドの作成および編集

フィールドがフォームに含まれるたびに、1 から始まる数が名前に追加されます。 したがってフィールド名が "new_cost" の場合、フォームのフィールドの各インスタンスに対して、最初のインスタンスは ‘new_cost’、2 番目は ‘new_cost1’ となります。

注意

フィールドの [説明] 値は、ユーザーがカーソルを置くと、フィールドのツールヒントのテキストを提供します。

イベント

[フォーム ライブラリ]

フィールドの OnChange イベント ハンドラーで使用される JavaScript Web リソースを指定します。

SDK のフォーム イベント参照: フィールドの OnChange イベント を参照してください。

[イベント ハンドラー]

フィールドの OnChange イベントに要求されるフォーム ライブラリの関数を構成します。詳細:イベント ハンドラーを構成する

業務ルール

業務ルール

このフィールドを参照する業務ルールを表示および管理します。詳細:業務ルールの作成および編集

特殊なフィールドのプロパティ

すべてのフィールドには 共通のフィールドのプロパティで一覧表示されているプロパティありますが、いくつかのフィールドには追加のプロパティがあります。

検索フィールドのプロパティ

[ディスプレイ] タブでは、検索フィールドに追加プロパティがあります。 いくつかのシステム フィールドは検索フィールドのように表示され、所有者、顧客、関係者リスト、および関連検索などと似たような動作をします。 これらのフィールドは、複数値または複数タイプ、またはその両方を設定できる点で検索とは異なっています。 これらのフィールドには最初の 2 つのプロパティしかありません。[このフィールドの自動解決を無効にする] と **[このフィールドの最近使用したアイテムを無効にする]**です。

これは、検索の値を設定するときにユーザーが**[他のレコードの検索]** オプションをクリックすると表示される検索ダイアログの例です。

Dynamics CRM の検索ダイアログ ボックスの要素

プロパティ

説明

このフィールドの自動解決を無効にする

従来のフォーム を使用するメイン フォームのみ自動解決をサポートします。 この設定で無効にすることができます。

このフィールドの最近使用したアイテムを無効にする

従来のフォーム を使用するメイン フォームのみ最近使用したアイテムをサポートします。 この設定で無効にすることができます。

[関連レコードのフィルタリング]

これが有効だと、レコードの検索時に表示されるレコードに、追加のフィルターが適用されます。 これは、検索の値を設定するとき、より関連する検索サービスを提供します。

ユーザーがフィルターを無効にすることを許可できます。

検索ダイアログで検索ボックスを表示する

検索ダイアログ ボックスに検索ボックスを表示しないよう設定できます。

既定のビュー

このビューを使用して、インライン検索の結果をフィルター処理し、ユーザーが [他のレコードの検索] オプションを選択する場合検索ダイアログに表示する既定のビューを指定できます。

既定ビューはインライン検索に含まれるフィールドも制御します。

Dynamics CRM のインライン検索

単一のエンティティ タイプの選択のみを許可する検索の場合、インライン検索で表示されるフィールドは、既定ビューに含まれる最初の 2 つのフィールドに設定されます。 この例では、[代表電話][電子メール] が、取引先企業検索に構成された既定ビューの最初の 2 列です。

複数の種類のエンティティを有効にするシステム検索の場合は、エンティティの検索ダイアログ ビューの最初の 2 列が表示されます。

ビュー セレクター

3 種類のオプションから選択できます。

  • [オフ] : ユーザーに別のビューを選択することを許可しない。

  • [すべてのビューを表示]: すべてのビューが使用できます。

  • [選択したビューを表示] : このオプションを選択すると、Ctrl キーとカーソルを使用して表示するビューを選べます。 エンティティの検索ダイアログ ビューを選択解除することはできません。

2 種類のオプション フィールドのプロパティ

形式タブで、2 通りのオプション フィールドには次の形式オプションがあります

  • [2 つのラジオ ボタン] : ラベル付の 2 つのコントロール。 1 つだけ選択できます。

  • [チェック ボックス] : true値または false値を設定する単一のチェック ボックス。

  • [リスト] : 両方の値を含むドロップダウン リスト。

テキスト フィールド プロパティの複数行

複数行のテキストと Text Area 形式を使用する単一行のテキスト フィールドには、[行のレイアウト] プロパティがあります。 このプロパティを使用すると、[行数] の値を指定、または [自動拡張して、使用可能なスペースを広げます] を選択できます。

サブグリッドのプロパティ

レコードまたはグラフの一覧を表示するサブグリッドを構成できます。 一覧ではなくグラフを表示するには、[ディスプレイ] タブの**[グラフのみを示します]**を選択します。

タブ

プロパティ

説明

表示方法

名前

必須: スクリプト内でサブグリッドが参照されたとき使用される一意の名前。 名前には、英数字とアンダースコアのみを使用できます。

ラベル

必須: ユーザーに表示されるサブグリッドのローカライズ可能なラベル。

フォームでラベルを表示する

ラベルをフォームに表示するかどうか。 これは [検索ボックスを表示する] を有効した場合に必要です。

レコード​​

2 種類のオプションから選択します。

  • [関連レコードのみ] : サブグリッドには、現在のレコードに関連していたレコードのみが表示されます。

  • [すべてのレコードの種類] : サブグリッドでは、既定のビューでフィルター処理されたレコードを表示します。または、ビュー セレクターが有効になっている場合は、ユーザーが選択するビューを表示します。

選択したオプションは、リストの表示コントロールの動作に影響します。詳細:リストの表示動作

エンティティ

[レコード] に選んだオプションによって、次のいずれかのビューを表示します。

  • [関連レコードのみ]: かっこ内の関連付けを定義するエンティティの検索フィールドの名前を持つ、このエンティティに関連するエンティティの一覧を示します。

  • [すべてのレコードの種類] : すべてのエンティティの一覧。

既定のビュー

既定で適用されるビューを選択します。[セレクターを参照] プロパティを使用して、他のビューを何も有効にしない場合。 これは唯一のビューです。

[編集] ボタンを使用して、既定ビューを編集のために開きます。[新規] ボタンを使用して、このサブグリッドに使用する新しいビューを作成します。

[検索ボックスを表示する]

検索ボックスを表示します。 このオプションを選択すると [フォームでラベルを表示する] のオプションが必要です。

表示インデックス

従来のフォーム を使用するフォームのみが表示インデックスをサポートします。

リストでアルファベット順のインデックスを使用可能にする場合は、このチェック ボックスをオンにします。 これにより、特定の文字または数字で始まるレコードにジャンプできます。

ビュー セレクター

次の 3 つのオプションがあります。

  • [オフ]: 既定ビューのみを使用できます。

  • [すべてのビューを表示] : ユーザーがビューを選択できます。

  • [選択されたビューを表示] : カーソルと Ctrl キーを使用して、表示する使用可能なビューを選択します。

[既定のグラフ]

[グラフのみ表示する] が選択されている場合、表示するグラフを選択します。

グラフのみ表示する

レコードのリストではなく、グラフが表示されます。

[グラフの選択項目を表示する]

[グラフのみ表示する]が選択されている場合、ユーザーはさまざまなグラフを選択できます。

形式

レイアウト

コントロールが使用する列数を指定してください

サブグリッドを含むセクションに複数の列があるとき、フィールドがセクションにある列の数まで占めるように設定できます。

行レイアウト

[行数] は、サブグリッド ページに表示されるレコード数を決定します。

[自動拡張して、使用可能なスペースを広げます] が選択されている場合、フォームは 2 つのレコード分のスペースを許可し、レコード数が増えるにつれスペースを拡張します。 数字が [行数] を超えると、ユーザーは他のページに移動して、レコードを表示できます。

[自動拡張して、使用可能なスペースを広げます] が選択されていない場合、フォームは [行数] によって定義されたレコード数分のスペースを提供し、ユーザーは追加のページに移動して、そのほかのレコードを表示できます。

従来のフォーム を使用するフォームでは、サブグリッドで実行された操作はリボンで使用できます。 開発者は、これらのアクションの動作をカスタマイズするか、またはリボンをカスタマイズして追加のアクションを追加できます。

更新フォーム 使用するフォームでは、サブグリッドのアクションはサブグリッドの近くに置かれているので、アクセスが簡単です。 ただし、コマンド バーにはユーザー定義アクションを追加でません。 開発者はリボンを編集して残りの 3 種類のアクション (一覧を表示、レコードを追加、削除) を変更できます。

リストの表示動作

更新フォームでフォームの一覧を表示する場合、各サブグリッドには右上隅に**[ビューを開く]** ボタン [ビューを開く] ボタン が表示されます。エンティティもフォーム エディターのナビゲーション領域に含まれるエンティティの 1 つとして表示されます。 このボタンを選択すると、ビューが開きます。 動作は、[レコード] プロパティに選択したオプションに応じて異なります。

[関連レコードのみ] を選択すると、ビューが同じウィンドウで関連ビューの 1 つを使用して開きます。 フォームに戻るには、[戻る] ボタンを使用するかナビゲーション バーの現在のレコードのプライマリ名の値を選択します。

[すべてのレコードの種類] を選択すると、ビューは新しいウィンドウで開かれます。

レコードの動作を追加する

更新フォームでフォームの一覧を表示するとき、各サブグリッドには右上の横に**[レコードを追加]** ボタン 追加ボタン ボタンが表示されます。 このボタンを選択すると、レコードを追加することができます。 この動作は、[レコード] プロパティに選択したオプションによって、また検索が活動レコードであるかどうかによって異なります。

[関連レコードのみ]を選択すると、既定で、既存のレコードを追加します。 既存レコードを検索するインライン検索がまず表示されます。 これにより、重複レコードを作成することを防げます。 既存レコードが見つからない場合は、[新規] のオプションを選択できます。 新しいレコードを作成すると、関連付けで定義されるフィールドのマッピングが適用されます。詳細:エンティティ フィールドのマップ

**[すべてのレコードの種類]**を選択すると、既定で、新しいレコードを追加します。 簡易作成フォームがターゲット エンティティにある場合、それが表示されます。 ない場合、既定のエンティティのメイン フォームが表示されます。

サブグリッドに活動が表示される場合、ユーザーはまず活動の種類を選択する必要があり、それから"新規レコードを追加する"動作が表示されます。

レコードの削除動作

サブグリッドのレコードを選択する場合、[削除] ボタン サブリストの削除アイコン が行の右側に表示されます。 この削除アクションの動作は、現在のエンティティとの関連付けの種類によって異なります。

サブグリッドが 1:N (1 対多数) の関連付けを使用する場合、一般的なレコードの削除動作とは、レコードを削除する前に確認ダイアログを示すことです。

サブグリッドがN:N (多対多) の関連付けを使用すると、2 種類のレコードに関係する関連付け (または交差) エンティティのレコードは確認なしで削除され、レコードはそのサブグリッドでは表示されなくなります。 しかし、表示されていたレコードは削除されません。

簡易表示コントロールのプロパティ

簡易表示コントロールには、フォーム内の検索フィールドで選択されたレコードのデータが表示されます。 コントロールに表示されるデータは、簡易表示フォームを使用して定義されます。 表示されたデータは編集できませんが、主フィールドが簡易表示フォームに含まれると、関連のレコードを開くリンクになります。詳細:簡易表示フォームの作成および編集

プロパティ

説明

名前

必須: スクリプト内で簡易表示フォームが参照されたとき使用される一意の名前。

ラベル

必須: 簡易入力フォームに表示されるラベル。

フォームでラベルを表示する

フォームでラベルを表示します。

検索フィールド

フォームに含まれる検索フィールドの 1 つを選択します。

関連エンティティ

この値は、選択する [ルックアップ フィールド] によって異なります。 通常、検索の1:N のエンティティ関連付けの主エンティティです。

エンティティが取引先企業か取引先担当者のいずれかを受け入れる [見込み顧客] 検索を含む場合、[簡易表示フォーム] フィールドで、取引先企業と取引先担当者両方に対する簡易表示フォームを選択できます。これは、この値を変更してから別の簡易表示フォームを選択することでできます。

簡易表示フォーム

[関連エンティティ] に簡易表示フォームがある場合は、ここで選択できます。 そうしない場合は、[新規] をクリックして、作成します。

[編集] をクリックして、選択した簡易表示フォームを変更します。

Web リソースのプロパティ

ユーザーにとってさらに魅力的で便利になるように、フォーム上の Web リソースを追加または編集できます。 Web リソースが可能なフォームは、イメージ、HTML ファイル、または Silverlight コントロールです。

詳細な手順については、「フォームの Web リソースの追加または編集」を参照してください。

タブ

プロパティ

説明

全般

Web リソース

必須: 目的のイメージ、HTML、または Silverlight Web リソース。

名前

必須: フィールドを表す一意の名前。 名前には、英数字とアンダースコアのみを使用できます。

ラベル

必須: Web リソースに表示されるラベル。

[既定で表示する]

Web リソースの表示は任意で、スクリプトを使用して管理します。詳細:表示オプション

カスタム パラメーター

data クエリ文字列パラメーターとして渡すユーザー定義値。詳細:Web リソースへのパラメーターの引き渡し

代替テキスト

イメージ Web リソースが表示される場合、この値はスクリーン リーダーを使用しているユーザーにツールヒントのテキストを提供します。

[サポートされている場合はクロスフレーム スクリプトを制限します]

ページが異なるドメインにある場合、ページがフォーム ページのコンテンツにアクセスすることを防ぎたい場合があります。 Web リソースはいつも同じドメインにあるため、Web リソースを使用する場合これは問題になりません。

パラメーターとして、レコードのオブジェクトの種類コードおよび一意の識別子を渡します

組織、ユーザー、およびレコードに関するデータを Web リソースに渡すことができるので、組織の設定に合わせることができます。詳細:Web リソースへのパラメーターの引き渡し

形式

コントロールが使用する列数を指定してください

Web リソースを含むセクションに複数の列があるとき、フィールドがセクションにある列の数まで占めるように設定できます。

コントロールが使用する行数を指定してください

列数を指定することで、Web リソースの高さを制御できます。

自動拡張して、使用可能なスペースを広げます

Web リソースの高さを使用可能なスペースまで広げることができます。

IFRAME のスクロールの種類を選択してください

HTML Web リソースは、IFRAME を使用してフォームに追加されます。

  • [必要に応じて]: Web リソースのサイズが使用できるサイズより大きい場合、スクロールバーが表示されます。

  • [常に] : スクロールバーを常に表示します。

  • [しない]: スクロールバーは表示されません。

境界の表示

Web リソースの周りに境界を表示します。

依存関係

[依存フィールド]

Web リソースがスクリプトを使用してフォームのフィールドと対話することがあります。 フィールドがフォームから削除されると、Web リソースのスクリプトが破損することがあります。 Web リソースのスクリプトで参照されるフィールドはすべて [依存フィールド] に追加して、誤って削除されないようにします。

Web リソースへのパラメーターの引き渡し

HTML または Silverlight Web リソースは、クエリ文字列パラメーターとして渡すパラメーターを受け入れることができます。

レコードについての情報は、[パラメーターとして、レコードのオブジェクトの種類コードおよび一意の識別子を渡します] オプションを有効にすることで、渡すことができます。 情報が [カスタム パラメーター (データ)] フィールドに入力される場合、データ パラメーターを使用して渡されます。 渡される値は次のとおりです。

パラメーター

説明

data

このパラメーターは、テキストが [カスタム パラメーター (データ)] に提供されている場合のみ渡されます。

orglcid

組織の既定の言語の LCID。

orgname

組織の名前。

userlcid

ユーザーが指定した言語の LCID

type

エンティティの種類コード。 この値は、異なる組織のユーザー定義エンティティでは異なります。 代わりにエンティティの種類名を使用します。

typename

エンティティの種類名。

id

レコードの ID 値。 エンティティ レコードを保存するまで、このパラメーターには値がありません。

そのほかのどのパラメーターも許可されないので、その他のパラメーターを使用しても Web リソースは開きません。 複数の値を渡す必要がある場合、データ パラメーターはさらにパラメーターを含めるとオーバーロードする可能性があります。 SDK の「サンプル: データ パラメーターを使用した Web リソースへの複数の値の引き渡し」を参照してください。

IFRAME のプロパティ

IFRAME をフォームに追加して、フォーム内の別の Web サイトからコンテンツを統合できます。

注意

Microsoft Dynamics 365 フォームは、IFRAME 内に表示されるように設計されていません。

タブ

プロパティ

説明

全般

名前

必須: IFRAME. を表す一意の名前。 名前には、英数字とアンダースコアのみを使用できます。

URL

必須: IFRAME に表示されるページの URL。

パラメーターとして、レコードのオブジェクトの種類コードおよび一意の識別子を渡します

組織、ユーザー、およびレコードに関するデータは IFRAME に渡すことができます。詳細:IFRAME パラメーターの引き渡し

ラベル

必須: IFRAME に表示されるラベル。

フォームでラベルを表示する

ラベルを表示するかどうか。

サポートされている場合はクロスフレーム スクリプトを制限します

スクリプトを使用して、Microsoft Dynamics 365 アプリケーションと対話するために別のサイトからのページを使用することを許可するのは、セキュリティ上のリスクと見なされます。 このオプションを使用して、管理していないページに対して、クロスフレーム スクリプトを制限します。

詳細:クロスフレーム スクリプトを制限するかどうかを選択する

[既定で表示する]

IFRAMEの表示は任意で、スクリプトを使用して管理します。詳細:表示オプション

形式

コントロールが使用する列数を指定してください

IFRAMEを含むセクションに複数の列があるとき、フィールドがセクションにある列の数まで占めるように設定できます。

コントロールが使用する行数を指定してください

コントロールが占める列数を指定することで、IFRAMEの高さを制御できます。

自動拡張して、使用可能なスペースを広げます

最高値を設定するのではなく、IFrame の高さが使用可能なスペースに拡張されるようすることができます。

IFRAME のスクロールの種類を選択してください

次の 3 つのオプションがあります。

  • [必要に応じて]: IFRAMEのサイズが使用できるサイズより大きい場合、スクロールバーが表示されます。

  • [常に] : スクロールバーを常に表示します。

  • [しない]: スクロールバーは表示されません。

境界の表示

IFRAMEの周りに境界を表示します。

依存関係

[依存フィールド]

IFRAME がスクリプトを使用してフォームのフィールドと対話することがあります。 フィールドがフォームから削除されると、IFRAMEのスクリプトが破損することがあります。 IFRAMEのスクリプトで参照されるフィールドはすべて [依存フィールド] にフィールドに追加して、誤って削除されないようにします。

IFRAME パラメーターの引き渡し

レコードについての情報は、[パラメーターとして、レコードのオブジェクトの種類コードおよび一意の識別子を渡します] オプションを有効にすることで、渡すことができます。 渡される値は次のとおりです。

パラメーター

説明

orglcid

組織の既定の言語の LCID。

orgname

組織の名前。

userlcid

ユーザーが指定した言語の LCID

type

エンティティの種類コード。 この値は、異なる組織のユーザー定義エンティティでは異なります。typename を代わりに使用します。

typename

エンティティの種類名。

id

レコードの ID 値。 エンティティ レコードを保存するまで、このパラメーターには値がありません。

メモ コントロール

更新フォーム を使用する特定のシステム エンティティのフォームでは、メモ コントロールによって、[投稿][アクティビティ]、および [メモ] に関する情報にアクセスする機能が提供されます。 メモと活動を有効にするユーザー定義エンティティでは、[メモ][アクティビティ] のみが表示されます。[投稿] を含めるには、ユーザー定義エンティティに対して有効にする必要があります。

ユーザー定義エンティティに対して投稿を有効にする

  1. [設定] > [投稿の構成] に移動します。

  2. ユーザー定義エンティティのレコードを特定します。

  3. [この種類のレコードフォームでウォールを有効にする] が選択され、レコードを保存していることを確認します。

  4. コマンド バーで、[アクティブ化] を選択します。

  5. ウォールを有効にする必要がある場合は、エンティティを公開する必要があります。

既定では、システム エンティティの場合、メモ コントロールはフォーム上部の 3 列タブの真ん中にあるソーシャル ウィンドウ領域にあります。 フォームで 1 回のみ表示されます。 メモ コントロールを移動または削除できます。 追加し直すには、[挿入] タブの [コントロール] グループで [メモ] ボタンを使用します。

次の表に、メモ コントロールのプロパティを説明します。

タブ

プロパティ

説明

表示方法

ラベル

必須: ラベルが既定では表示されませんが、ラベルは必要です。

フォームでラベルを表示する

ラベルを表示するようにすることもできます。

[フォーム上でこのフィールドをロックする]

これにより、メモがフォームから誤って削除されることを防げます。

既定のタブ

既定で表示するタブを選択します。 オプションは次のとおりです。

  • 活動

  • 投稿

  • メモ​​

形式

コントロールが使用する列数を指定してください

メモ コントロールを含むセクションに複数の列があるとき、フィールドがセクションにある列の数まで占めるように設定できます。

行数

コントロールが占める列数を選択することで、メモ コントロールの高さを制御できます。

自動拡張して、使用可能なスペースを広げます

列数で高さを設定するのではなく、メモ コントロールの高さが使用可能なスペースに拡張されるようすることができます。

Bing マップを構成する

Bing マップは、取引先企業、取引先担当者、潜在顧客用、見積もり、受注、請求書、競合企業のフォーム、およびシステム ユーザーのフォームに表示できます。 フォーム エディターの Bing マップ領域を削除したり、フォーム エディターの [挿入] タブの [Bing マップ] ボタンを使用して追加し直すこともできます。

Bing マップを有効にするには、システム設定 [フォームに Bing マップを表示する] を有効にする必要があります。Microsoft Dynamics 365設置型の組織は、Bing マップ キーを入力する必要があります。キーはシステム設定 [Bing マップのキーを入力してください] に入力します。 Bing マップ キーは、https://www.bingmapsportal.com から取得します。Microsoft Dynamics 365 (オンライン) サブスクライバーにはキーは必要ではありません。

タブ

プロパティ

説明

全般

ラベル

必須: Bing マップに表示されるラベル。

[フォームでラベルを表示する]

ラベルを表示するかどうか。

この Bing マップ コントロールで使用するアドレスを選択します

マップにデータを提供するのに使用するアドレスを選択します。

[既定で表示する]

Bing マップの表示は任意で、スクリプトを使用して管理します。詳細:表示オプション

形式

コントロールが使用する列数を指定してください

Bing マップを含むセクションに複数の列があるとき、フィールドがセクションにある列の数まで占めるように設定できます。

コントロールが使用する行数を指定してください

列数を指定することで、Bing マップの高さを制御できます。

自動拡張して、使用可能なスペースを広げます

Bing マップの高さを使用可能なスペースまで広げることができます。

ナビゲーションの編集

フォーム内のナビゲーションで、ユーザーが関連レコードの一覧を表示することができます。 各エンティティ関係を表示するかどうかを制御するプロパティがあります。詳細:主エンティティのナビゲーション ウィンドウ項目

表示されるように構成されているエンティティ関係は、フォーム エディター内で上書きされます。 フォーム ナビゲーションを介して Web リソースや他の Web サイトを表示するナビゲーション リンクを含めることができます。

詳細な手順については、「関連エンティティのフォーム ナビゲーションの追加または編集」を参照してください。

ナビゲーションの編集を可能にするには、最初に [ホーム] タブの [選択] グループから [ナビゲーション] を選択する必要があります。

[関連付けエクスプローラー] で、1:N (1 対多) または N:N (多対多) の関連付けに基づいてフィルターするか、使用可能な関連付けすべてを表示できます。[未使用のチェック ボックスのみを示します] は無効および選択済となっています。 したがって 1 回に1つの関連付けを追加できます。

[関連付けエクスプローラー] から関連付けを追加するには、それをダブルクリックすると、ナビゲーション領域の現在選択されている関係付けの下に追加されます。 ナビゲーション領域で関連付けをダブルクリックすると、[表示方法] タブのラベルを変更できます。**[名前]タブに、関連付けに関する情報を表示できます。 エンティティの定義を開くには、[編集]**ボタンを使用します。

ナビゲーション領域には、5 つのグループがあります。 それらをドラッグして場所を変え、ダブルクリックしてラベルを変更できますが、削除することはできません。 グループに何かあるときにのみ表示されます。 したがって、グループを表示させたくない場合は、何も追加しないでください。

Web リソースや外部 URL へリンクを追加するには、[挿入] タブの [コントロール] グループで [ナビゲーション リンク] ボタンを使用します。

ナビゲーション リンクのプロパティ

ナビゲーション リンクには、次のプロパティがあります。

プロパティ

説明

名前

必須: ラベルとして表示するテキストです。

アイコン

32x32 ピクセルの Web リソースを使用します。 透明なバックグラウンドの PNG イメージの使用をお勧めします。

Web リソース

フォームのメイン ウィンドウに表示する Web リソースを指定します。

外部 URL

フォームのメイン ウィンドウに表示するページのURLを指定します。

タイマー コントロール

レコードが特定の時間ベースのマイルス トーンを満たすために必要があるフォームのタイマー コントロールを使用します。 タイマー コントロールは、アクティブなレコードを解決するアクションにどのくらいの時間が利用可能か、アクションを完了するのにどのくらいの時間が経過したかを示します。 最低限、アクションの完了が成功または失敗したかを表示するようにタイマー コントロールを構成しなければなりません。 さらに、条件が失敗に近づいているときに警告を表示するように構成できます。

タイマー コントロールは、任意のエンティティのフォームに追加できますが、サービス レベル アグリーメントを追跡するフィールドにリンクされている場合は特に、サポート案件エンティティに使用されます。 フォームの本文に複数のタイマー コントロールを追加できます。 ヘッダーまたはフッターに追加することはできません。

タイマー コントロールのデータ ソースプロパティは、エンティティのフィールドを使用します。

  • 失敗時間フィールドは、日付と時刻のフィールドを使用して時間を設定します。

  • 3 つの条件フィールドは、エンティティのオプション セット2 つのオプション状態、または ステータスフィールドのいずれかを使用します。

タイマー コントロールのプロパティ

次の表に、タイマー コントロールのプロパティを説明します。

グループ

名前

内容

名前

名前

必須。 コントロールの一意の名前。

ラベル

必須。 タイマー コントロールに対して表示するラベル。

データ ソース

失敗時間フィールド

必須。 エンティティの日付と時刻のフィールドのいずれかを選択して、マイルス トーンを正常に完了する時を表します。

成功条件

必須。 エンティティのフィールドを選択して、マイルス トーンの成果を評価し、成功を示すオプションを選択します。

警告条件

エンティティのフィールドを選択して、マイルス トーンの成功が危険な状態にあるかを評価して、警告を表示し、警告を表示することを示すオプションを選択します。

取り消し条件

エンティティのフィールドを選択して、マイルス トーンの達成をキャンセルする必要があるかどうかを評価し、マイルス トーンがキャンセルされたことを示すオプションを選択します。

電話およびタブレット PC 用 Dynamics 365 の追加のコントロール

電話およびタブレット PC 用 Dynamics 365 でよりタッチに適したエクスペリエンスを作成するため、豊富な追加のコントロールを使用できます。 これらには、スライダー、スイッチ、マルチメディア プレーヤー、定型入力、カレンダー、およびその他のコントロールが含まれます。

詳細:電話およびタブレット PC 用 Dynamics 365 での視覚的なコントロール

注意

これら追加のコントロールは、モバイル アプリでのみ使用できます。 Web アプリではサポートされていません。

重要

この機能は、CRM Online 2016 更新プログラムおよび CRM 2016 (設置型) で導入されました。

この機能について詳しく知りたい場合は、 このリンクから CRM 管理者またはサポート担当者をお探しください。

フォーム エディターでこれらのコントロールを使用するには:

  1. コントロールを追加するフィールドまたは一覧をダブルクリックします。

  2. [コントロール] タブをクリックします。

  3. [コントロールの追加] をクリックします。

  4. 目的のコントロールを選択し、[追加] をクリックします。

    注意

    フィールドまたは一覧の種類に応じて、さまざまなコントロールを使用できます。 たとえば、スライダー コントロールは数値または金額フィールドでのみ使用でき、カレンダー コントロールは一覧でのみ使用できます。

  5. コントロールを表示するデバイス (電話、タブレット PC、またはその両方) を選択します。 コントロールは、電話のヘッダー フィールドでは使用できません。

  6. 各プロパティの値を構成します。

  7. コントロールの構成が完了したら、[OK] をクリックします。

電話およびタブレット PC 用 Dynamics 365 のフォームで使用できる各コントロールの説明を次に示します。

カレンダー コントロール

電話およびタブレット PC 用 Dynamics 365 でカレンダー ビューとして表示されるように Dynamics 365 フォームを構成するには、このコントロールを使用します。 このコントロールを使用すると、電話およびタブレット PC のダッシュ ボード、一覧、またはエンティティ グリッドを置き換えることもできます。

プロパティ

内容

開始日

カレンダー ビューで視覚化するアイテムの開始日と時刻を定義します。 使用可能な値は、この日付の種類のビュー内の列のいずれかです。

終了日

カレンダー ビューで視覚化するアイテムの終了日と時刻を定義します。 使用可能な値は、この日付の種類のビュー内の列のいずれかです。

期間

分単位の期間。 終了日の値を指定する場合、期間は無視されます。

内容

これは、カレンダー アイテムに表示するキャプションです。

カレンダーに表示される最小期間は、30 分です。 期間が 30 分未満のアイテムは 30 分の長さとして表示されます。

カレンダー コントロールでは、すべての日付の動作 (ユーザー ローカル、日付のみ、およびタイム ゾーン非依存) がサポートされています。

タイムライン コントロール

最近のタイムライン、関連ニュース記事、および取引先企業の Twitter ツイートを提供します。

この機能は、Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 またはそれ以降で使用することができます。

プロパティ

内容

CC_Timeline_Title

各タイムライン項目のタイトルのためにマップするプロパティ。

CC_Timeline_Title_Desc

タイトルの説明。

CC_Timeline_Label1

タイムライン項目のタイトルの下に表示されるフィールド。

CC_Timeline_Label1_Desc

ラベル 1 の説明。

CC_Timeline_Label2

ラベル 1 の後に表示されるフィールド。

CC_Timeline_Label2_Desc

ラベル 2 の説明。

CC_Timeline_Label3

ラベル 2 の後に表示されるフィールド。

CC_Timeline_Label3_Desc

ラベル 3 の説明。

CC_Timeline_Label4

ラベル 3 の後に表示されるフィールド。

CC_Timeline_Label4_Desc

ラベル 4 の説明。

CC_Timeline_Label5

ラベル 4 の後に表示されるフィールド。

CC_Timeline_Label5_Desc

ラベル 5 の説明。

CC_Timeline_Timestamp

タイムラインを新しい順に並び替えるために使用するフィールド。

CC_Timeline_Timestamp_Desc

タイムスタンプの説明。

CC_Timeline_Group

グループ化タイムラインのためにマップするフィールド。

CC_Timeline_Group_Desc

グループ フィールドの説明。

CC_Timeline_GroupOrder

他のグループを基準とした、品目が属するグループの順序 (表示するグループに値 1、2、3 などを割り当てます)。 グループは割り当てられたグループ値の昇順値で表示されます。

CC_Timeline_GroupOrder_Desc

グループ順序フィールドの説明。

CC_Timeline_URL

各タイムライン項目の URL を表示するためにマップする URL フィールド。

CC_Timeline_URL_Desc

URL フィールドの説明。

CC_Timeline_ThumbnailURL

各アイテム用のイメージやアイコンのサムネイルを表示するためにマップするフィールド。

CC_Timeline_ThumnailURL_Desc

ThumbnailURL フィールドの説明。

CC_Timeline_Filter

タイムライン フィルターのためにマップするフィールド。

CC_Timeline_Filter_Desc

フィルターの説明。

CC_Timeline_Footer

タイムラインのフッターとして表示する Web リソース。

CC_Timeline_Footer_Desc

フッター フィールドの説明。

線形スライダー

線形スライダー コントロールではユーザーはスライダーをドラッグして数値を入力でき、数量を入力するためのオプションも提供します。 スライダーでは、整数の入力と表示のみが提供されます。 このコントロールは、数値または金額フィールドに使用します。

プロパティ

内容

最大

スライダーに表示する最大値を設定します。

スライダーに表示する最小値を設定します。

スライダーに表示する値。

ステップ

このコントロールでデータを入力するときに、現在値に対して加算または減算する量を設定します。

オプション セット

オプション セット コントロールでは、データを入力するときにユーザーが選択する選択肢のセットを表示します。 このコントロールは、2 つまたは 3 つの選択肢のみのオプション セットに使用します。

プロパティ

内容

フィールド

コントロールのマップ先のフィールドを表示します。

フリップ スイッチ

フリップ スイッチはオン/オフ スイッチに似ており、2 つの値から選択できます。

プロパティ

内容

フィールド

コントロールのマップ先のフィールドを表示します。

星評価

評価のビジュアル表現を提供するには、星評価を使用します。 設定できる星の最大数は 5 です。 このコントロールは整数のみに使用できます。10 進数の値は使用できません。

注意

このコントロールでは必ず [Web では表示しない] オプションを選択してください。

プロパティ

内容

最大

コントロールの星の最大数をドロップダウン リストから選択します。

放射状ノブ

放射状ノブはノブをスライドさせてデータを入力する方法をユーザーに提供し、円として画面上に表示されます。 放射状ノブ コントロールでは、整数の入力と表示のみが提供されます。 このコントロールは、数値または金額フィールドに使用します。 タッチを使用して値を変更することも、キーパッドを使用して数にフォーカスを設定し、編集することもできます。

注意

このコントロールは、Android 4.2 および 4.3 デバイスではサポートされません。 これらのバージョンでのスクロール エクスペリエンスに影響します。

プロパティ

内容

最大

ゲージに表示する最大値を設定します。

ゲージに表示する最小値を設定します。

ゲージに表示する値を取得または設定します。

ステップ

このコントロールでデータを入力するときに、現在値に対して加算または減算する量を設定します。

Web サイト プレビュー

URL フィールドをマップし、Web サイトのプレビューを表示するには、Web サイト プレビュー コントロールを使用します。

注意

このコントロールは、設置型 Dynamics 365 展開ではサポートされていません。 設置型システムでは、このコントロールが既定で標準のコントロールに設定されます。

重要

このコントロールを有効にすることで、ユーザーがデバイスを特定できる特定の情報を外部システムと共有することに同意するものとします。 外部システムから Dynamics 365 にインポートされるデータには、「Microsoft オンライン サービスのプライバシーに関する声明」のプライバシーに関する声明が適用されます。

プライバシーに関する声明

プロパティ

内容

フィールド

コントロールのマップ先のフィールドを表示します。

ブレット グラフ

ブレット グラフ コントロールでは、1 つの主な評価を比較評価と定性的な範囲と共に表示し、評価が良好、不十分、または別の状態のいずれかになるのかを即座に示します。 このコントロールは、ダッシュボードで数値または金額フィールドに使用します。 たとえば、値を実売上にマップし、達成目標を売上見込みにマップして、実売上と売上見込みの関係をビジュアル化できます。

プロパティ

内容

最大

グラフに表示する最大値を設定します。

グラフに表示する最小値を設定します。

有効

有効と見なされる評価の値を設定します (省略可能)。

無効

無効と見なされる評価の値を設定します (省略可能)。

コントロールのマップ先のフィールドを表示します。

対象

値を比較するフィールドにこれをマップします。 たとえば、[値][実売上] にマップされている場合、[対象][売上見込み] にマップすることも、静的な値を指定することもできます。

ペン コントロール

署名などの手書き入力をキャプチャするには、ペン コントロールを使用します。

注意

このコントロールがマップされるフィールドに指定される推奨の最低限の [最大長] は 15000 です。

このコントロールでは必ず [Web では表示しない] オプションを選択してください。

プロパティ

内容

PenMode

ペン コントロールでユーザーがポインティング デバイスをドラッグするときの動作を決定するには、PenMode!DrawPenMode!Erase、または PenMode!Select を指定します。

自動完了

自動完了コントロールでは、入力時に項目のリストにフィルターを適用し、ドロップダウン リストから値を選択できるようにします。 たとえば、このコントロールを使用すると、ユーザーは州または国/地域のドロップダウン リストから選択できるようになります。 このコントロールは [1 行テキスト] タイプ フィールドにマップされます。

プロパティ

内容

フィールド

コントロールのマップ先のフィールドを表示します。

ソース

データのソースを設定します (グループ化オプション、オプション セット、またはビュー)。

オプション セット

このフィールドのオプション セットを選択します。

表示

このフィールドのエンティティとビューを選択します。

フィールド

データ ソースとして使用する、ビューのプライマリ エンティティのフィールドを選択します。

マルチメディア

営業や外出中の現場のユーザーに高いカスタマー エクスペリエンスを提供するため、ビデオを埋め込むことができます。 コントロールで再生するオーディオまたはビデオのリンクが含まれている URL フィールドにマップするには、このコントロールを使用します。

注意

このコントロールは Android 4.4 以降でのみサポートされます。

Windows 8 と Windows 8.1 のタブレット PC と電話では、YouTube ビデオは現在サポートされていません。 Windows 10 では、(YouTube を含む) HTTPS ビデオのみがサポートされます。

サポートされているメディアの種類は次のとおりです。

  • ストリーミング MP4 ファイル

  • YouTube ビデオ

  • Azure メディア

  • オーディオ ストリーム

プライバシーに関する声明

プロパティ

内容

メディア

このコントロールで再生するメディアの URL を入力します。

数値入力

ユーザーがデータをすばやく入力できるようにするには、数値入力コントロールを使用します。 ユーザーは、プラスとマイナスのボタンをタップするだけで、設定した増分値を変更できます。 このコントロールは、数値または金額フィールドに使用します。 ユーザーは、フィールドに直接数値を入力することもできます。 このフィールドは、編集モードでのみサポートされます。

プロパティ

内容

ステップ

このコントロールでデータを入力するときに、現在値に対して加算または減算する量を設定します。

フィールド

コントロールのマップ先のフィールドを表示します。

定型入力

定型入力コントロールを使用して電話番号やクレジット カードのようにフィールドの書式を設定し、無効なデータの入力を防ぎます。 たとえば、ユーザーが米国の電話番号を +1-222-555-1011 の形式で入力するようにする場合は、入力マスク +1-000-000-0000 を使用します。

プロパティ

内容

マスク

ユーザーが入力するデータの検証に使用するマスクを入力してください。 マスクには、次の文字の組み合わせを使用できます。

0 – 数字

9 - 数字またはスペース

# – 数字、記号、またはスペース

L – 文字

I – 文字またはスペース

A - 英数字

A – 英数字またはスペース

< – この後の文字を小文字に変換

> – この後の文字を大文字に変換

| – 大文字小文字の変換を無効化

\ – 文字をエスケープしてリテラルに変換

その他すべて - リテラル

フィールド

コントロールのマップ先のフィールドを表示します。

線形ゲージ

線形ゲージでは、ユーザーは正確な数量を入力するのではなく、スライダーをドラッグして数値を入力できます。 スライダーでは、整数の入力と表示のみが提供されます。 このコントロールは、数値および金額フィールドに使用します。

プロパティ

内容

最大

ゲージに表示する最大値を設定します。

ゲージに表示する最小値を設定します。

ゲージに表示する値を取得または設定します。

ステップ

このコントロールでデータを入力するときに、現在値に対して加算または減算する量を設定します。

アーク ノブ

アーク ノブはノブをスライドさせてデータを入力する方法をユーザーに提供し、円弧として画面上に表示されます。 アーク ノブ コントロールでは、整数の入力と表示のみが提供されます。 このコントロールは、数値および金額フィールドに使用します。 タッチを使用して値を変更することも、数にフォーカスを設定し、キーパッドを使用して編集することもできます。

注意

このコントロールは、Android 4.2 および 4.3 デバイスではサポートされません。 これらのバージョンでのスクロール エクスペリエンスに影響します。

プロパティ

内容

最大

ゲージに表示する最大値を設定します。

ゲージに表示する最小値を設定します。

ゲージに表示する値を取得または設定します。

ステップ

このコントロールでデータを入力するときに、現在値に対して加算または減算する量を設定します。

イベント ハンドラーを構成する

フォーム イベント ハンドラーは、フォームの次の領域に対して設定できます。

Element

イベント

説明

[フォーム]

OnLoad

フォームが読み込まれると発生します。

OnSave

データの保存時に発生します。

タブ

TabStateChange

タブが展開または閉じられたときに発生します。

フィールド

OnChange

フィールドのデータが変更され、コントロールがフォーカスを失うと発生します。

[IFRAME]

OnReadyStateComplete

IFRAME のコンテンツの読み込み時に発生します。

イベント ハンドラーは、JavaScript Web リソースに対する参照と、イベントが発生したときに実行されるその Web リソース内で定義された関数から構成されます。 各要素には、構成された最大 50 個のイベント ハンドラーを指定できます。

重要

イベント ハンドラーの構成が不適切だと、スクリプト エラーが発生し、フォームが正しく読み込んだり機能しなくなります。 スクリプトの開発者でないなら、そのスクリプトに必要な構成オプションが何であるかを完全に理解してください。

信頼できるソースからでないライブラリを使用して、スクリプト イベント ハンドラーを構成しないでください。 スクリプトを使用すると、ユーザーが実行するどのようなアクションでも実行できるため、不完全に書かれたスクリプトはフォームのパフォーマンスを著しく損なうことがあります。

イベント ハンドラーを構成したら、必ず正常に機能することを確認してください。

イベント ハンドラーを構成するには

フォーム エディターで、ハンドラーを構成しようとするイベントのある要素を選択します。

ホーム タブの**[編集]** のグループで、**[プロパティの変更]**をクリックするか、要素をダブルクリックします。

[要素のプロパティ] ダイアログで、[要素] タブを選択します。

[フォーム ライブラリ] 領域を展開します。 イベント ハンドラーとして設定する関数を含むライブラリがまだリストされていない場合、そのライブラリを追加します。

イベント ハンドラーにフォーム ライブラリを追加するには

[イベント リスト][フォーム ライブラリ] セクションで、[追加] をクリックします。

使用できる Web リソースの一覧で、JavaScript Web リソースを検索します。 それを選択し、[追加] をクリックします。

必要な JavaScript Web リソースが存在しない場合、[新規] をクリックして、新しくWeb リソース フォームを開き作成します。

JavaScript Web リソースを作成するには
  1. Web リソース フォームで、以下のプロパティを設定します。

    プロパティ

    名前

    必須。 Web リソースの名前を入力します。

    [表示名]

    必須。 Web リソースの一覧に表示される名前を入力します。

    説明

    任意。 Web リソースの説明を入力します。

    種類

    必須[スクリプト (JScript)] を選択します。

    言語

    任意。 組織で利用できる言語の 1 つを選択します。

  2. スクリプトが提供されている場合、[参照] ボタンを使用して、ファイルを検索し、アップロードすることをお勧めします。

    また、[テキスト エディター] ボタンをクリックして、[コンテンツの編集] ダイアログ ボックスにスクリプトの内容を貼り付るか、入力できます。

    注意

    この簡易テキスト エディターには、スクリプトの正当性をチェックする機能がないため、一般に Microsoft Visual Studio などの別のアプリケーションを使用して、スクリプトの編者およびアップロードを行う必要があります。

  3. [保存] をクリックして、[Web リソース] ダイアログを閉じます。

  4. [レコードの検索] ダイアログで、作成した新しい Web リソースが選択されます。[追加] をクリックして、ダイアログを閉じます。

[イベント ハンドラー] セクションで、イベント ハンドラーを設定するイベントを選択します。

[追加] をクリックして、[ハンドラーのプロパティ] ダイアログを開きます。

[詳細] タブで、適切なライブラリを選び、イベントに対して実行される関数名を入力します。

既定では、イベント ハンドラーは有効です。 このイベントを有効にしたくない場合は [有効] チェック ボックスをオフにします。

いくつかの関数には、関数に渡されるための実行コンテキストが必要です。 これが必要な場合、[実行コンテキストを最初のパラメーターとして渡す] を選択します。

いくつかの関数は、関数の動作を制御する一連パラメーターを許可します。 これからが必要な場合、[関数に渡されるパラメーターのコンマ区切り一覧] に入力します。

[相互関係] タブで、スクリプトが依存するフィールドを**[依存フィールド]** 領域に追加します。

[OK] をクリックして [ハンドラーのプロパティ] ダイアログを閉じます。

イベント ハンドラーが入力されるとき、他の関数との間で実行される関数の順序を調整する場合は、緑色の矢印を使用して関数を上下に移動します。

[OK] をクリックして、[要素のプロパティ] ダイアログを閉じます。

[保存] をクリックして、変更を保存します。 変更を公開するには、公開 をクリックします。

注意

ユーザー インターフェイス (UI) により、緑色の上矢印と下矢印を使用してスクリプトの読み込みの順序を調整できますが、スクリプトは実際には順次に読み込まれません。詳細:MSDN: ライブラリの依存関係の管理

プライバシーに関する声明

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関連項目

フォームの作成および設計
メイン フォームに関する設計考慮事項
Phones Express 用 Dynamics CRM のモバイル フォームの作成と編集
簡易作成フォームの作成および編集
簡易表示フォームの作成および編集
電話用およびタブレット PC 用 Dynamics 365 のカスタマイズ

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