Project Siena アプリで Excel のデータを表示する
Project Siena では、Excel ブックの 1 つ以上のテーブルからインポートしたデータを表示する Windows ストア アプリを作成できます。たとえば、このチュートリアルに従ってアプリを作成すると、ユーザーは複数の OEM (Original Equipment Manufacturer) のノート PC、タブレット、オールインワン デバイスに関するデータの表示とフィルター処理を行えます。または、このトピックと同じ手順を示している Channel 9 のビデオを閲覧することができます。
Project Siena の概要や、サンプル アプリ、ビデオ チュートリアル、フォーラムなどのリソースへのリンクについては、「Project Siena」を参照してください。
注意
このチュートリアルのデータは、デモ目的にのみ提供されています。Microsoft は、執筆中、または今後いかなる時点でも、データの精度に関して保証は一切致しません。
必須コンポーネント
Project Siena (Windows ストアから無料で入手できます)
システム要件およびその他の情報は、リリース ノートにあります。
Excel 2010 または Excel 2013
Project Siena の基本操作に習熟していること (「初めてのアプリを Project Siena で作成する」を参照してください)。
データのインポート
TechNet ギャラリーからこのチュートリアル用の Excel ブックおよびイメージをダウンロードし、解凍します。
Excel で、[OEMs] ワークシートのすべてのデータを「OEMs」という名前のテーブルとして書式設定し、[Devices] ワークシートのすべてのデータを「Devices」という名前のテーブルとして書式設定します。
詳細については、「Excel からデータをインポートする」を参照してください。
デバイスのイメージと OEM のロゴを含むフォルダーをコピーしてから、C:\Users\Public\Public Pictures にペーストします。
Windows 8.1 を実行している場合は、[パブリック ピクチャ] フォルダーを右クリックし、[ライブラリに追加] をポイントしてから [ピクチャ] をクリックします。
Project Siena で、書式設定したテーブルをインポートします。
詳細については、「Excel からデータをインポートする」を参照してください。
ギャラリーの追加
縦方向の [イメージ ギャラリー] を追加し、「OEM ギャラリー」という名前を付け、[OEMs] テーブルにバインドします。
ギャラリー テンプレートで、上部にあるロゴをクリックし、イメージ コントロールを選択します。画面の下部付近に [デザイン] が表示されたら、それをクリックして、イメージ コントロールの Image Position プロパティを [描画に合わせる] に設定します。
より多くのロゴを表示できるように、ギャラリーの幅を小さくします。
横向きの [文字付きイメージ ギャラリー] を追加し、「デバイス ギャラリー」という名前を付け、[Devices] テーブルにバインドします。
[デバイス ギャラリー] を画面中央に移動し、2 つのデバイスに関する情報が表示されるように、ギャラリーの幅を調整します。
[デバイス ギャラリー] の最初の項目で OEM 名を表示するラベルをクリックし、左下隅に [データ] が表示されたら、それをクリックします。ラベルの Text プロパティを「ThisItem!'Device Name'」に設定します。
前述の手順を繰り返します。ただし、[デバイス ギャラリー] のもう一方の Text プロパティは「'ThisItem!OEM name'」に設定します。
ギャラリーのフィルター処理
[デバイス ギャラリー] をクリックし、左下隅に [データ] が表示されたらそれをクリックして、そのギャラリーの Items プロパティを以下の関数に設定します。
Filter(Devices, Type = "Laptop")
[デバイス ギャラリー] には、ラップトップが表示されますが、他の種類のデバイスは表示されません。Filter 関数や Project Siena の他の関数の詳細については、「Filter」を参照してください。
[デバイス ギャラリー] の Items プロパティを以下の関数に設定します。
Filter(Devices, 'OEM name' = 'OEM gallery'!Selected!'OEM name')
F5 キーを押して、[OEM ギャラリー] 内の項目をクリックしてから、もう 1 つの項目をクリックします。
[デバイス ギャラリー] には、直前にクリックした OEM が製造したデバイスのみが表示されます。