旧バージョンから MBAM 2.5 または MBAM 2.5 SP1 へのアップグレード
適用対象: Microsoft BitLocker Administration and Monitoring 2.5, Microsoft BitLocker Administration and Monitoring 2.5 SP1
このトピックでは、旧バージョンの Microsoft BitLocker Administration and Monitoring (MBAM) から MBAM サーバーおよび MBAM クライアントをアップグレードする手順について説明します。
注意
以前のバージョンの MBAM から MBAM 2.5 または MBAM 2.5 SP1 に直接アップグレードすることができます。
アップグレードを始める前に
アップグレードを開始する前に、以下の情報をご確認ください。
| 事前に確認が必要な事項 | 詳細情報 | ||||||
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サーバーに MBAM Web サイトをインストールし、それとは別のサーバーに Web サービスをインストールする場合には、構成に Windows PowerShell コマンドレットを使用します。 |
MBAM サーバー構成ウィザードは、Web サイトと Web サービスを別々のサーバーにする構成をサポートしていません。 |
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Windows Server 2008 R2 で MBAM 2.0 または 2.0 SP1 から MBAM 2.5 または 2.5 SP1 にアップグレードする場合: インターネット インフォメーション サービス (IIS) が既にインストールされている状態で .NET Framework 4.5 ソフトウェアをインストールした場合には、Administration and Monitoring Web サイトおよびセルフサービス ポータルが動作しなくなります。 この問題は、IIS がインストールされている状態で .NET Framework をインストールすると、ASP.NET を正常に登録できなくなるために起こるものです。 |
この問題の解決策は、以下のとおりです。 以下の場所から、aspnet_regiis –i を実行します。 C:\windows\microsoft.net\Framework\v4.0.30319 詳細については、以下をご覧ください。ASP.NET IIS 登録ツール」をご覧ください。 |
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以下のすべてに該当する場合には、アプリケーション プール アカウントに SPN を登録します。
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手順については、「Registering an SPN when you are upgrading from previous versions of MBAM」をご覧ください。
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MBAM サーバー インフラストラクチャのアップグレード手順
以下のセクションでは、スタンドアロン トポロジと System Center Configuration Manager 統合トポロジのそれぞれについて、MBAM をアップグレードする手順を説明します。
スタンドアロン トポロジの MBAM サーバー インフラストラクチャをアップグレードする方法
[プログラムと機能] および Web サーバーから旧バージョンの MBAM をアンインストールし、MBAM クライアントから MBAM インフラストラクチャに情報が書き込まれていないことを確認します。手順については、「Removing MBAM Server Features」をご覧ください。
データベースをバックアップします。
[プログラムと機能] を使用して、SQL Server レポート サービスによって MBAM レポートをホストしている SQL Server を含む SQL Server から旧バージョンの MBAM をアンインストールします。MBAM サーバーの残りの一時ファイルやフォルダーをデータベース サーバーとレポート サービスから削除します。
注意
データベースは削除しません。このため、準拠データおよび回復データはいずれもデータベースにそのまま保持されます。
MBAM 2.5 または 2.5 SP1 データベース、レポート、Web アプリケーションを、この順序でインストールして構成します。データベースは、インプレース アップグレードされます。
暗号化の強制適用などの MBAM の新機能を利用できるよう、MBAM 2.5 テンプレートを使用してグループ ポリシー オブジェクト (GPO) を更新します。GPO および MBAM クライアントを MBAM 2.5 に更新しないと、引き続き旧バージョンの MBAM クライアントの少ない機能で現在の GPO のレポートが行われます。最新の ADMX テンプレートをダウンロードするには、「Microsoft Desktop Optimization Pack 管理用テンプレート v2.0」を参照してください。
既存のクライアント コンピューターは、MBAM サーバー インフラストラクチャをアップグレードした後も引き続き正常に MBAM 2.5 または 2.5 SP1 サーバーにレポートを送信します。また、回復データの格納も継続します。
最新の MBAM 2.5 または 2.5 SP1 クライアントをインストールします。展開後にクライアント コンピューターを再起動する必要はありません。
System Center Configuration Manager 統合トポロジの MBAM インフラストラクチャをアップグレードする方法
[プログラムと機能] および Web サーバーから旧バージョンの MBAM をアンインストールし、MBAM クライアントから MBAM インフラストラクチャに情報が書き込まれていないことを確認します。手順については、「Removing MBAM Server Features」をご覧ください。
データベースをバックアップします。
[プログラムと機能] を使用して、SQL Server レポート サービスによって MBAM レポートをホストしている SQL Server を含む SQL Server から旧バージョンの MBAM をアンインストールします。MBAM サーバーの残りの一時ファイルやフォルダーをデータベース サーバーとレポート サービスから削除します。
Configuration Manager サーバーから MBAM をアンインストールします。
注意
データベースおよび Configuration Manager オブジェクト (ベースライン、MBAM サポート対象のコンピューター、およびレポート) は削除されません。準拠データおよび回復データはいずれもデータベースにそのまま保持されます。
.mof ファイルを更新します。
MBAM 2.5 または 2.5 SP1 データベース、レポート、Web アプリケーション、Configuration Manager 統合を、この順序でインストールして構成します。データベースおよび Configuration Manager オブジェクトはインプレース アップグレードされます。
この他、暗号化の強制適用など、MBAM の新しい機能を実装する場合には、グループ ポリシー オブジェクト (GPO) を更新し、設定を編集するという方法があります。GPO を更新しない場合には、MBAM は引き続き現在の GPO にレポートを送信します。最新の ADMX テンプレートをダウンロードするには、「Microsoft Desktop Optimization Pack 管理用テンプレート v2.0」を参照してください。
既存のクライアント コンピューターは、MBAM サーバー インフラストラクチャをアップグレードした後も引き続き正常に MBAM 2.5 または 2.5 SP1 サーバーにレポートを送信します。また、回復データの格納も継続します。
最新の MBAM 2.5 または 2.5 SP1 クライアントをインストールします。展開後にクライアント コンピューターを再起動する必要はありません。
MBAM クライアントのアップグレードのサポート
MBAM では、旧バージョンの MBAM クライアントを MBAM 2.5 にアップグレードすることができます。
MBAM クライアントをインストールする方法:
MBAM 2.5 サーバー インフラストラクチャをインストールしてから、MBAM クライアントを実行しているコンピューターすべてを一括して、または段階的にアップグレードします。
Active Directory ドメイン サービスや System Center MBAM などの電子ソフトウェア配布システム ツールを使用して、Configuration Manager クライアントをインストールします。
MBAM への提案はございますか。
こちらから提案を追加するか、提案に投票してください。MBAM の問題については、「MBAM に関する TechNet フォーラム」を利用してください。