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Web アプリケーションの要件 (Master Data Services)

マスター データ マネージャーは、インターネット インフォメーション サービス (IIS) によってホストされる Web アプリケーションです。 マスター データ マネージャーは、Internet Explorer (IE) 7 以降で表示したときに最適に動作します。IE 6 はサポートされません。 InPrivate ブラウズは、SQL Server 2012 SP1 がインストールされている場合にのみ動作します。 次のように設定することをお勧めします。

  • IE 8 または 9 では、互換性ビューを無効にします。

  • IE 10 または 11 では、互換性ビューを有効にします。

マスター データ マネージャー Web アプリケーションを作成および構成するには、マスター データ サービス構成マネージャーを使用します。 マスター データ サービス構成マネージャー は、ローカル コンピューター上の IIS を構成するので、最初に Web 構成タスクを行う場合に最適です。 たとえば、1 つのマスター データ マネージャー Web アプリケーションを使用して マスター データ サービス 環境を構成したり、マスター データ サービス のスケールアウト配置の最初の Web アプリケーションを構成したりします。 スケールアウト配置の複数の Web サーバーの構成など、より複雑なタスクを実行する場合は、IIS ツールを使用します。

注意

マスター データ サービス のコンポーネントをインストールするコンピューターはすべてライセンス供与を受けている必要があります。 詳細については、使用許諾契約書 (EULA) を参照してください。

必要条件

オペレーティング システム

次の Windows オペレーティング システムには、マスター データ サービス Web アプリケーションおよび Web サービスに必要なインターネット インフォメーション サービス (IIS) の機能が含まれています。

SQL Server 2012 Developer (64 ビット) x64

SQL Server 2012 Enterprise (64 ビット) x64

SQL Server 2012 Business Intelligence (64 ビット) x64

  • Windows Vista Business、Enterprise、および Ultimate

  • Windows Server 2008 SP2

  • Windows Server 2008 R2 SP1

  • Windows 7 Professional、Enterprise、および Ultimate

  • Windows 8 Professional、Enterprise、および Ultimate

  • Windows Server 2008 SP2

  • Windows Server 2008 R2 SP1

  • Windows Server 2012

  • Windows Server 2008 SP2

  • Windows Server 2008 R2 SP1

  • Windows Server 2012

使用している SQL Server のエディションでサポートされる Windows オペレーティング システムの一覧については、「SQL Server 2012 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア」を参照してください。

Microsoft Silverlight

マスター データ マネージャー Web アプリケーションで作業するには、Silverlight 5 をクライアント コンピューターにインストールする必要があります。 Silverlight の必要なバージョンがない場合、Web アプリケーションで Silverlight を使用する部分に移動したときに、Silverlight をインストールするよう要求されます。 Silverlight 5 はここからインストールできます。

ロールとロール サービス (Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2、Windows Vista、Windows 7 オペレーティング システム)

Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 では、Microsoft 管理コンソール (MMC) にあるサーバー マネージャーを使用して、Web サーバー (IIS) ロールと、次に示す必要なロール サービスをインストールできます。

注意

Windows Vista および Windows 7 オペレーティング システムでは、コントロール パネルの [プログラムと機能] を使用して、[Windows の機能] ダイアログ ボックスに表示されるこれらのオプションを有効にします。

Web サーバー

HTTP 基本機能

静的なコンテンツ

既定のドキュメント

ディレクトリの参照

HTTP エラー

アプリケーション開発

ASP.NET

.NET 拡張性

ISAPI 拡張

ISAPI フィルター

状態と診断

HTTP ログ

要求の監視

セキュリティ

[Windows 認証]

要求フィルター

パフォーマンス

静的なコンテンツの圧縮

管理ツール

IIS 管理コンソール

ロールとロール サービス (Windows Server 2012 または Windows 8 オペレーティング システム)

Windows Server 2012 では、Microsoft 管理コンソール (MMC) にあるサーバー マネージャーを使用して、Web サーバー (IIS) ロールと、次に示す必要なロール サービスをインストールできます。

注意

Windows 8 オペレーティング システムでは、コントロール パネルの [プログラムと機能] を使用して、[Windows の機能] ダイアログ ボックスに表示されるこれらのオプションを有効にします。

[インターネット インフォメーション サービス]

Web 管理ツール

IIS 管理コンソール

World Wide Web サービス

アプリケーション開発

.NET Extensibility 3.5

.NET Extensibility 4.5

ASP.NET 3.5

ASP.NET 4.5

ISAPI 拡張

ISAPI フィルター

HTTP 基本機能

既定のドキュメント

ディレクトリの参照

HTTP エラー

静的なコンテンツ

      [注: WebDAV 発行はインストールしないでください]

状態と診断

HTTP ログ

要求の監視

パフォーマンス

静的なコンテンツの圧縮

セキュリティ

要求フィルター

[Windows 認証]

機能 (Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2、Windows Vista、Windows 7 オペレーティング システム)

Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 では、サーバー マネージャーを使用して、次に示す必要な機能をインストールできます。

注意

Windows Vista および Windows 7 オペレーティング システムでは、コントロール パネルの [プログラムと機能] を使用して、[Windows の機能] ダイアログ ボックスに表示されるこれらのオプションを有効にします。

.NET Framework 3.0 の機能

WCF アクティブ化

HTTP アクティブ化

非 HTTP アクティブ化

Windows プロセス アクティブ化サービス

プロセス モデル

.NET 環境

構成 API

機能 (Windows Server 2012 または Windows 8 オペレーティング システム)

Windows Server 2012 では、サーバー マネージャーを使用して、次に示す必要な機能をインストールできます。

注意

Windows 8 オペレーティング システムでは、コントロール パネルの [プログラムと機能] を使用して、[Windows の機能] ダイアログ ボックスに表示されるこれらのオプションを有効にします。

.NET Framework 3.5 (.NET 2.0 および 3.0 を含む)

.NET Framework 4.5 Advanced Services

ASP.NET 4.5

WCF サービス

      HTTP アクティブ化 [注: これは必須です。]

TCP ポート共有

Windows プロセス アクティブ化サービス

プロセス モデル

.NET 環境

構成 API

アカウントと権限

説明

Windows アカウント

Windows のロール、ロール サービス、および機能を構成し、ローカル コンピューター上の IIS にあるアプリケーション プール、Web サイト、および Web アプリケーションを作成して管理する権限がある Windows アカウントを使用して Web サーバー コンピューターにログオンする必要があります。

サービス アカウント

マスター データ サービス構成マネージャー で マスター データ マネージャー Web アプリケーションを作成するときは、アプリケーションが実行されるアプリケーション プールの ID を指定する必要があります。 このアカウントは、マスター データ サービス データベースの作成時に指定したサービス アカウントと異なっていてもかまいません。

この ID はドメイン ユーザー アカウントである必要があり、データベースにアクセスするために マスター データ サービス データベースの mds_exec データベース ロールに追加されます。 詳細については、「データベース ログイン、ユーザー、およびロール (マスター データ サービス)」を参照してください。 また、このアカウントは、マスター データ サービス Windows グループ MDS_ServiceAccounts にも追加されます。このグループには、ファイル システムの一時コンパイル ディレクトリ MDSTempDir に対する権限が与えられています。 詳細については、「フォルダーとファイルの権限 (マスター データ サービス)」を参照してください。

サーバーのエラーを回避するため、アプリケーション プール アカウントに VIEW SERVER STATE 権限が必要です。 たとえば、MDS バージョンの検証コマンドは、サーバー エラーで失敗します。 詳細については、「SQL Server 2012 および SQL Server 2014 で MDS バージョンの検証コマンドがサーバー エラーで失敗」を参照してください

関連項目

タスク

マスター データ マネージャー Web アプリケーションの作成 (マスター データ サービス)

概念

マスター データ サービスのインストール

[Web の構成] ページ (マスター データ サービス構成マネージャー)