Exchange Online でメールを POP プロトコルで送受信する
発行日: 2009 年 10 月
2009 年 10 月の更新によって、Exchange Online は POP over SSL をサポートする POP メール クライアントを使って電子メールの送受信ができるようになりました。その他の同時期の新機能については、「Microsoft Online Services - 2009年10月の新機能」を参照 してください。
メモ: POP メールでは、Exchange Online メールで提供される空き時間情報、プレゼンス、予定表、仕事などの様々な機能は提供されません。また、POP メール アクセスは Deskless Worker アカウントについては有効にできません。
必須要件
- Microsoft Online Services 管理者は、Microsoft Online Services テクニカル サポートに POP サービスの有効化をリクエストすることができます。その際、組織のすべてのメールボックスを対象にするか、特定の電子メール アドレスの一覧を対象にするかを選択することができます。特定の電子メール アドレスを対象にする場合は、リクエストする際に一覧をサポート リクエストに添付してください。サポート リクエストの進捗状況は Microsoft Online Services 管理センターの [サポート] タブから確認することができます。
- POP プロトコルをサポートする電子メール クライアント
- Exchange Online ライセンスが割り当てられた Microsoft Online Services ユーザー アカウント
- 会社のファイア ウォールにポート 995 でインバウンド方向のアクセスができる
設定
テクニカル サポートから POP メールが有効になったという通知が来たら、お使いの POP メール クライアントの手順書に従って、電子メールの設定を行ってください。その際、以下の設定を使用してください。
- ポート番号: 995
- セキュリティ プロトコル: SSL
- ユーザー アカウント: たとえば jim@example.com
- ユーザー アカウントのパスワード
- POP サーバー: 以下の「地域ごとの POP サーバー」の表から選択
メモ: Exchange Online に電子メールのコピーを残しておきたい場合、サーバーに電子メールを残すように電子メール クライアントを設定してください。
地域ごとの POP サーバー
日本を含むアジア太平洋地域 (APAC) | pop.mail.apac.microsoftonline.com |
ヨーロッパ、中東およびアフリカ (EMEA) | pop.mail.emea.microsoftonline.com |
北アメリカ | pop.mail.microsoftonline.com |