ヒント:バックアップと復元センターでバックアップを作成して使用する

Windows 7 の Professional、Enterprise、および Ultimate の各エディションには、バックアップと復元センターというツールが用意されています。このツールを使用すると、バックアップを自動化して、コンピューターの完全バックアップを作成できます。ただし、コンピューターのファイルをバックアップして復元するには、適切なアクセス許可が必要なことに注意してください。

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バックアップを構成する
Windows 7 では、個人データのバックアップとシステム イメージ バックアップの両方を自動的に作成できます。個人データのバックアップは、画像、音楽、ビデオ、電子メール、ドキュメントなど、重要な種類のファイルを定期的にバックアップするために使用します。システム イメージ バックアップは、システム ドライブ、ブート ドライブなど、Windows の実行に必要なドライブを定期的にバックアップするために使用します。個人データのバックアップを使用すると、データを復元できます。また、システム イメージ バックアップを使用すると、コンピューターが機能しなくなったときにコンピューターを復元できます。

自動バックアップが機能するためには、バックアップがスケジュールされた時間帯にコンピューターが起動している必要があります。バックアップは、システム ディスク、ブート ディスク、またはテープに保存することはできません。個人データのバックアップは、USB フラッシュ ドライブ、CD/DVD ドライブ、およびネットワーク上の場所に保存できます (これらの場所が FAT と NTFS のどちらでフォーマットされても問題ありません)。しかし、システム イメージ バックアップは、NTFS でフォーマットされた内蔵ドライブ、ネットワーク上の場所、または USB フラッシュ ドライブにしか保存できません。システム イメージ バックアップは、CD/DVD ドライブにも保存できます。

既定では、スケジュールされたバックアップは、毎週日曜日の午後 7 時に作成されます。 週末にコンピューターの電源がオフになっている職場では、この設定を変更する必要があります。

自動バックアップを構成するには、次の手順を実行します。
1. コントロール パネルの [システムとセキュリティ] で、[バックアップの作成] をクリックします。
2. 初めて自動バックアップを作成する場合は、[バックアップの設定] をクリックします。以前に作成したことがある場合は、[設定の変更] をクリックします。
3. [バックアップを保存する場所の選択] ページで、提示されているオプションを使用し、ローカル ディスク、CD/DVD ドライブ、USB フラッシュ ドライブ、またはネットワーク上のバックアップの場所を指定して、[次へ] をクリックします。CD/DVD ドライブに保存する場合、バックアップが 1 枚のディスクに収まらないときには、メッセージが表示されたらディスクを挿入できる必要があります。
4. [バックアップの対象] ページで、次のいずれかを選択し、[次へ] をクリックします。

  • 自動選択: ユーザー プロファイル フォルダーとライブラリに保存されている個人データをすべてバックアップし、システム イメージを作成する場合
  • 自分で選択する: バックアップ対象の個人データとシステム データを選択する場合

5. [自分で選択する] をクリックした場合は、提示されたオプションを使用してバックアップ対象の個人データを選択します。[データ ファイル] ノードと [コンピューター] ノード、およびそのサブノードを展開すると、特定のフォルダーやライブラリを選択できます。既定では、[次のドライブのシステム イメージを含める] チェック ボックスがオンにされ、システム イメージ バックアップが作成されるようになっています (通常はこの設定を使用します)。バックアップする項目のチェック ボックスをオンにし、不要な項目のチェック ボックスをオフにしたら、[次へ] をクリックします。
6. [バックアップ設定の確認] ページで、[スケジュールの変更] をクリックします。提示されたオプションを使用してバックアップ スケジュールを設定し、[OK] をクリックします。[頻度] ボックスの一覧では、実行スケジュールとして [毎日]、[毎週]、または [毎月] のいずれかを選択できます。実行スケジュールとして [毎週] または [毎月] を選択した場合は、[日] ボックスを使用して曜日または日付を設定する必要があります。最後に、[時刻] ボックスで自動バックアップを実行する時刻を設定します。[OK] をクリックします。
7. 初めてバックアップを作成してバックアップ スケジュールを保存する際には、[設定を保存してバックアップを実行] をクリックすると、設定が保存され、最初のバックアップが実行されます。コンピューターで以前にバックアップを作成したことがある場合は、代わりに [設定を保存して終了] が表示されます。

手動でバックアップする
自動バックアップを構成したら、この設定を使用していつでも手動でバックアップを実行できます。手動でバックアップを実行するのに必要な作業は、[バックアップと復元] を開いて [今すぐバックアップ] をクリックするだけです。システム イメージ バックアップを手動で作成する場合は、次の手順を実行します。
1. コントロール パネルの [システムとセキュリティ] で、[バックアップの作成] をクリックします。左側のペインで、[システム イメージの作成] をクリックします。
2. [バックアップをどこに保存しますか] ページで、提示されたオプションを使用してバックアップの場所を指定します。[次へ] をクリックします。
3. [どのドライブをバックアップに含めますか] ページでは、コンピューターのシステム ドライブが既定で選択されています。この設定は変更できませんが、ドライブに関連付けられたチェック ボックスをオンにして、バックアップ イメージに他のドライブを追加することは可能です。[次へ] をクリックして続行します。
4. [バックアップの開始] をクリックします。

出典: William R. Staneck 著『Windows 7 Administrator's Pocket Consultant (英語)』(Microsoft Press、2009 年)

その他のヒント

Windows 7 やその他のマイクロソフト テクノロジに関するヒントについては、TechNet Magazine Tip ライブラリ (英語) を参照してください。