ヒント:Windows PowerShell を使用してシステムのパフォーマンスを監視する

Windows 7 では、Windows PowerShell を使用してパフォーマンス データを収集する新機能が導入されました。3 つの新しい Windows PowerShell コマンドレットでは、次のような機能が提供されます。

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Get-counter: ローカル コンピューターおよびリモート コンピューターからリアルタイムのパフォーマンス カウンター データを取得します。
Export-counter: PerformanceCounterSampleSet オブジェクトをパフォーマンス カウンター ログ ファイル (.blg、.csv、.tsv) にエクスポートします。
Import-counter: パフォーマンス カウンター ログ ファイルをインポートし、ログの各カウンター サンプルを表すオブジェクトを作成します。

たとえば、次の Windows PowerShell コマンドでは、100 件の値が取得されるまで 2 秒おきにローカル コンピューターのすべてのプロセッサに関する現在の "% Processor Time" の合計値を取得して、取得したデータを表示します。
PS C:\Users\mallen>Get-counter -Counter "\Processor(_Total)\% Processor Time" -SampleInterval 2 -MaxSamples 100

次のコマンドでは、Ctrl キーを押しながら C キーを押すまで、ローカル コンピューターのすべてのプロセッサに関する現在の "% Processor Time" の合計値を毎秒 (既定のサンプル間隔) 取得して、取得したデータを表示します。
PS C:\Users\mallen>Get-counter -Counter "\Processor(_Total)\% Processor Time" –Continuous

Get-counter コマンドレットの出力は Export-counter コマンドレットにパイプできます。たとえば、次のコマンドでは、100 件の値が取得されるまで 2 秒おきにローカル コンピューターのすべてのプロセッサに関する現在の "% Processor Time" の合計値を取得して、取得したデータを Data1.blg という名前のパフォーマンス カウンター ログ ファイルにエクスポートし、現在のディレクトリ (ここでは Michael Allen というユーザーのユーザー プロファイルのルート フォルダー) に保存します。
PS C:\Users\mallen>Get-counter "\Processor(*)\% Processor Time" -SampleInterval 2 -MaxSamples 100 | Export-counter -Path $home\data1.blg

また、Import-counter コマンドレットの出力を Export-counter コマンドレットの出力にパイプすることもできます。たとえば、パフォーマンス モニター ログ ファイルを別の形式に (.csv 形式から .blg 形式などに) 変換する場合です。

出典: Mitch Tulloch、Tony Northrup、Jerry Honeycutt、Ed Wilson、Windows 7 Team 共著『Windows 7 Resource Kit (英語)』(Microsoft Press、2009 年)

その他のヒント

Windows 7 やその他のマイクロソフト テクノロジに関するヒントについては、TechNet Magazine Tip ライブラリ (英語) を参照してください。