ULS トレース ログのサイズが制限に達しようとしています - イベント 8094 (SharePoint 2010 製品)

 

適用先: SharePoint Server 2010

トピックの最終更新日: 2010-02-19

アラート名:   ULS トレース ログのサイズが制限に達しようとしています

イベント ID:   8094

概要:   SharePoint 2010 Tracing Service (SPTracev4) は、トレース メッセージの出力を管理するために Microsoft SharePoint Foundation 2010 で使用されます。トレース ログを有効にするときに、管理者はトレース ログ ファイルを格納するために使用されるパスを指定できます。このログ ファイルは、SharePoint Foundation 2010 の上に構築された多くのアプリケーションによって使用されます。このイベントは、ログ ファイルを格納する場所の空き容量が少ないときに発生します。空き容量を増やすか、ログ用に割り当てる容量を増やさないと、ログが停止する可能性があることを、このイベントは警告しています。

現象:   次のイベントがイベント ログに記録されます。イベント ID: 8094 説明: トレース ログの記憶域サイズが、構成された制限値 [構成された制限値] に達しようとしています。最大記憶域サイズの設定値を大きくしてください。大きくしないと、制限値に達したときに古いファイルが削除されます。

原因:   ログ ファイルを格納する場所として構成されているディスクの空き容量が不足しているか、ログ用に割り当てられている最大容量が少なすぎます。

解決策:   ログ ファイルの容量制限を増やします。

  1. この手順を実行しているユーザー アカウントが Farm Administrators グループのメンバーであることを確認します。

  2. サーバーの全体管理のホーム ページで、[監視] をクリックします。

  3. [監視] ページの [レポート] セクションで、[診断ログの構成] をクリックします。

  4. [トレース ログ] セクションの [トレース ログの保存容量の最大値 (GB)] ボックスに、ログ ファイルに割り当てるサイズを GB 単位で入力します。ログ ファイルがこのサイズに達すると、古いログ ファイルが自動的に削除されます。

  5. [OK] をクリックします。

解決策:   ログ ファイルの場所を変更します。

  1. この手順を実行しているユーザー アカウントが Farm Administrators グループのメンバーであることを確認します。

  2. サーバーの全体管理のホーム ページで、[監視] をクリックします。

  3. [監視] ページの [レポート] セクションで、[診断ログの構成] をクリックします。

  4. [トレース ログ] セクションの [パス] ボックスに、ログ ファイルを格納する新しい場所として、ディスク容量が十分にあるドライブまたはパーティションを入力します。

  5. [OK] をクリックします。

解決策:   ディスクの空き容量を増やします。

  1. ディスク クリーンアップ ツールを使用して、トレース ログ ファイルが格納されているディスクの空き領域を増やします。

  2. トレース サービスに、ログ ファイルへの書き込みを行うための十分なディスクの空き領域があることを確認します。

  3. トレース ログ サービスで、ログ ファイルへの書き込みを行うためのディスクの空き領域が不足している場合は、ドライブ上の Temp フォルダーの内容を削除します。