コンテンツ インデックスにファイルの種類を含める (FAST Search Server 2010 for SharePoint)

 

適用先: FAST Search Server 2010

トピックの最終更新日: 2010-11-26

FAST Search Server 2010 for SharePoint は、一般的なほとんどのファイルの種類をクロールしてメタデータとコンテンツを抽出します。

FAST Search Content Search Service アプリケーションで表示できる [ファイルの種類] 一覧は、クロールの対象から外すファイルの種類から成る除外一覧です。特定のファイルの種類をコンテンツ インデックスに含めるには、「除外一覧からファイルの種類を削除する」の説明に従って、この一覧から該当するファイルの種類を削除するか、該当するファイルの種類がこの一覧で除外されていることを確認する必要があります。

[ファイルの種類] 一覧で除外されていない場合、そのファイルの種類は、まだクロールの対象となりますが、実際のコンテンツとメタデータが抽出されるのは該当するファイルの種類で IFilter が登録されている場合に限られます。処理の対象に含めるファイルの種類で小規模なクロール テストを行った後にクロール ログを調べると、クロール ログ内のメッセージで次の手順が示されます。

クロール ログにアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. この手順を実行しているユーザー アカウントが、FAST Search Content Search Service アプリケーションのサービス アプリケーション管理者であることを確認します。

  2. [サーバーの全体管理] の [アプリケーション構成の管理] セクションで、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。

  3. [サービス アプリケーション] ページのサービス アプリケーションの一覧で、FAST Search Content SSA の名前をクリックします。

  4. [検索管理] ページの [クロール中] で、[クロール ルール] をクリックします。次のメッセージを探します。

    • Unknown document format, skipping conversion

      このメッセージは、サードパーティの IFilter を登録してインストールする必要があることを示しています。詳細については、「サードパーティの IFilter を使用するように FAST Search Server 2010 for SharePoint を構成する」を参照してください。

    • No filter available. Enable the Advanced Filter Pack for more filters

      このメッセージは、Advanced Filter Pack を有効にすることで、コンテンツとメタデータを抽出できることを示しています。詳細については、「Advanced Filter Pack を有効にする」を参照してください。

    • これらのメッセージが表示されない場合は、検索を実行してコンテンツが検索可能か確認してください。

この記事の内容

除外一覧からファイルの種類を削除する

Advanced Filter Pack を有効にする

サードパーティの IFilter を使用するように FAST Search Server 2010 for SharePoint を構成する

除外一覧からファイルの種類を削除する

  1. この手順を実行しているユーザー アカウントが、FAST Search Content Search Service アプリケーションのサービス アプリケーション管理者であることを確認します。

  2. サーバーの全体管理の [アプリケーション構成の管理] セクションで、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。

  3. [サービス アプリケーション] ページのサービス アプリケーションの一覧で、FAST Search Content SSA の名前をクリックします。

  4. [検索管理] ページの [クロール中] で、[ファイルの種類] をクリックします。

  5. [Search Service アプリケーション: ファイルの種類の管理] ページで、コンテンツ インデックスに含めるファイル名拡張子をマウスでポイントします。ドロップダウン矢印が表示され、そのファイル名拡張子が強調表示されます。

  6. ドロップダウン矢印をクリックすると、[削除] が表示されます。

  7. [削除] をクリックしてファイル名拡張子を削除します。

  8. 確認のダイアログ ボックスが表示されます。[OK] をクリックして、除外一覧からファイル名拡張子を削除することを確認します。

[Search Service アプリケーション: ファイルの種類の管理] ページが更新され、選択したファイル名拡張子はもうコンテンツ インデックスから除外されていません。

Advanced Filter Pack を有効にする

既定で Advanced Filter Pack は無効になっています。これを有効にすると、Microsoft Filter Pack に含まれているドキュメント形式に加えて、数百のファイル形式からメタデータとコンテンツを抽出できるようになります。

記事『Advanced Filter Pack を有効にする (FAST Search Server 2010 for SharePoint)』の手順に従ってください。

サードパーティの IFilter を使用するように FAST Search Server 2010 for SharePoint を構成する

サードパーティの IFilter を使う必要がある場合は、Windows Search に最初に IFilter を登録する必要があります。その後、user_converter_rules.xml 構成ファイルを IFilter のファイル拡張子、MIME タイプ、および形式説明で更新します。詳細については、「user_converter_rules.xml リファレンス」を参照してください。

See Also

Concepts

Advanced Filter Pack を有効にする (FAST Search Server 2010 for SharePoint)
user_converter_rules.xml リファレンス
IFilter とファイルの種類のリファレンス (FAST Search Server 2010 for SharePoint)