構成ファイルについて (FAST Search Server 2010 for SharePoint)

 

適用先: FAST Search Server 2010

トピックの最終更新日: 2016-11-29

Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint は、XML の構成ファイルを使用して複数の機能領域における動作を制御します。

FAST Search for SharePoint 構成ファイルの使用

FAST Search Server 2010 for SharePoint の多くの動作は、Web クローラー、コンテンツ コネクタ、監視サービス、ログ記録の指定を保持している XML の構成ファイルによって制御されます。多くの構成ファイルでは既定値が提供されているので、サイト固有のニーズに対するテンプレートとして使用できます。

注意

構成ファイルを変更する場合は、次の最小要件を満たしていることを確認します。FAST Search Server 2010 for SharePoint がインストールされているコンピューターの FASTSearchAdministrators ローカル グループのメンバーであること。

構成ファイルのカテゴリ

FAST Search Server 2010 for SharePoint の構成ファイルは、以下の機能領域を制御します。

機能領域 構成ファイル/アイテム処理ステージ 使用方法

一般的管理

deployment.xml

展開内のすべてのノード/サーバーおよびコンポーネントの分散を含む、FAST Search Server 2010 for SharePoint のインストールのトポロジの概要を示します。

beconfig.xml

FAST Search Server 2010 for SharePoint のブラウザー エンジン コンポーネントのオプションを構成します。

user_converter_rules.xml

サードパーティの IFilter を FAST Search Server 2010 for SharePoint に登録します。

監視サービス

monitoringservice.xml

FAST Search Server 2010 for SharePoint 監視サービスによって発行される WMI クラスとパフォーマンス カウンターを構成します。

FAST Search Web クローラー

crawlerglobaldefaults.xml

このテンプレート ファイルは、すべてのクロール コレクションに適用される FAST Search Web クローラーのオプション (DNS、コンテンツ送信、重複検出など) を指定するために使用します。

crawlercollectiondefaults.xml

このファイルのパラメーターは、1 つの特定のクロール コレクションを作成または更新するために使用されます。この構成ファイルは、FAST Search Web クローラー の動作、コンテンツ収集、コンテンツ処理、および記憶域を制御します。

コネクタ

jdbctemplate.xml

このテンプレート ファイルは、FAST Search データベース コネクタで JDBC コンテンツを構成およびクロールするために使用します。

lotusnotestemplate.xml

このテンプレート ファイルは、FAST Search Lotus Notes コンテンツ コネクタを構成するために使用します。

lotusnotessecuritytemplate.xml

このテンプレート ファイルは FAST Search Lotus Notes ユーザー ディレクトリ コネクタを構成するために使用します。

cctklog4j.xml

FAST Search データベース コネクタおよび FAST Search Lotus Notes コネクタによって作成されるログ (コンソール ログ、ファイル ログ、ネットワーク ロガー) を制御します。

アイテム処理パイプライン

pipelineextensibility.xml

アイテム処理パイプラインからの外部コマンドを実行し、クロール済みドキュメントから追加情報を抽出します。通常は、センチメント分析、分類、またはその他の種類のテキスト分析を使用します。

optionalprocessing.xml

アイテム処理パイプラインのオプション処理ステージを有効および無効にします。

xmlmapper.xml

クロールされた XML アイテムの特定の部分を抽出および変換します。

OffensiveContentFilter (item processing stage) reference

不快感を与えるコンテンツのスコアに従って、アイテム処理パイプラインからのアイテムをフィルター処理します。オプションの処理ステージとして有効および無効にされます。

ログ記録

loggerconfig.xml

FAST Search Server 2010 for SharePoint コンポーネントから送信されるログ メッセージのルーティングとフィルター処理を構成します。FAST Search Server 2010 for SharePoint が出力ログ メッセージを処理する方法の最初の手順を構成します。

logserverconfig.xml

FAST Search Server 2010 for SharePoint コンポーネントから送信されるログ メッセージのルーティングとフィルター処理を構成します。ローカルおよびメイン ログ サーバーに対する最後の 2 つの手順を構成します。

注意

この表で示されているもの以外の構成ファイルの変更はサポートされていず、再構成およびソフトウェア更新の間にシステムが不整合状態になる可能性があります。