テスト環境に Project Server 2010 を展開する

 

適用先: Project Server 2010

トピックの最終更新日: 2011-01-05

この一連の記事では、仮想環境における Microsoft Project Server 2010 のテスト インストールの展開について説明します。その目的は次のとおりです。

  • Project Server 2010 の展開に必要なプロセスと手順を体験できるようにする

  • Project Server 2010 の機能を体験できる分離されたテスト環境を提供する

この一連の記事では、テスト インストールについてのみ説明します。運用環境で Project Server 2010 を展開する場合は、「サーバー ファーム環境に Project Server 2010 を展開する」を参照してください。運用のための Hyper-V に Project Server 2010 を展開する場合は、「Virtualizing Project Server 2010」を参照してください。

この一連の記事で説明するインフラストラクチャには、次のサーバーが含まれます。

  • 仮想ドメインのドメイン コントローラー

  • Microsoft SQL Server 2008 と Analysis Services 2008 を実行しているサーバー

  • Microsoft SharePoint Server 2010 と Project Server 2010 を実行しているサーバー

説明するコンポーネントのすべてを 1 台の仮想マシンまたは物理マシンにインストールすることもできますが、これらの記事で説明するように個別の仮想マシンを作成することをお勧めします。そうすることで、運用インストールがどのようなものかをより現実的に把握できます。

ソフトウェアをインストールするために、該当するソフトウェアの CD や DVD、またはそのソフトウェアを含む ISO ファイルが用意されていることを前提とします。ソフトウェアがファイルまたはネットワーク共有上にある場合は、仮想環境でのインストールのために ISO ファイルを作成することをお勧めします。ISO ファイルの作成に使用できるサードパーティ アプリケーションは数多くあり、ISO ファイルは Hyper-V 仮想マシンやほかの仮想化ベンダーによるものの仮想 DVD ドライブに容易にマウントできます。

説明する環境を適切に作成するには、8 GB の RAM と約 60 GB の空きディスク容量を持つコンピューターが必要です。このコンピューターでは、64 ビット版の Windows Server 2008 仮想マシンを実行できる Hyper-V または別の仮想化ソリューションを備えたWindows Server 2008 か Windows Server 2008 R2 を実行している必要があります。

この一連の記事には、以下の記事が含まれます。

これらのセクションは、順番に読む必要があります。それぞれの手順は 1 つ前のセクションの手順に基づいているからです。ただし、既に Hyper-V について十分に理解している場合、別の仮想化ソリューションを使用する場合、または物理的なハードウェアを使用する場合は、「Hyper-V クイック スタート」の記事を読みとばしても構いません。