SMB コマンド レジストリ キー

公開日: 2007 年 12 月 1 日 (作業者: walterov (英語))

更新日: 2008 年 4月 23 日 (作業者: walterov (英語))

はじめに

Windows サーバー間で、SMB (サーバー メッセージ ブロック) 接続を使用して他のサーバーへ接続する場合、接続ごとに一意のユーザー ID が使われます。接続は、Windows エクスプローラーや net use コマンドでリモート ファイル共有を開く際に使用されます。

それぞれの接続について、多くの作業項目や作業コンテキストが使用されます。この制限は既定で低い値に設定されているので、リモート ファイル サーバーで IIS コンテンツまたは構成を保存すると、すぐに制限に達し、"ネットワーク BIOS コマンドが制限値に達しました" というエラーが発生します。ASP.NET エラーや ASP 500 エラーなどのエラーが生じる可能性もあります。

レジストリ キー

レジストリ キーで、コマンドや作業項目の上限数を制御できます。ファイル サーバーには、許可する接続数および作業項目数を制御する 2 つのレジストリ キーが用意されています。

コンテンツや構成ファイルをリモート ファイル サーバーで使用する場合、Windows 2003 以前のサーバーを使用しているならばファイル サーバーと Web サーバーの両方でレジストリ キーを設定する必要があります。

メモ: Web サーバーとファイル サーバー両方で Windows Server® 2008 を実行している場合は、これらのレジストリを変更する必要はありません。設定しても、Windows Server 2008 では無視されます。

ファイル サーバーでレジストリ キーを構成するには (Windows Server 2003)

  1. コマンド プロンプトから regedt32 を実行し、レジストリ エディターを開きます。
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\lanmanserver\parameters に移動します。
  3. DWORD 値 "MaxMpxCt" が存在しない場合は新たに作成し、16 進数で 800 を設定します。この値は 10 進数で 2,048 です。
  4. DWORD 値 "MaxWorkItems" 存在しない場合は新たに作成し、16 進数で 2000 を設定します。この値は 10 進数で 8,192 です。MaxMptCt の 4 倍の値になります。
  5. マシンを再起動します。

共有 (\\server\share) のパス名の長さ制限の詳細については、https://msdn2.microsoft.com/en-us/library/cc246567.aspx (英語) を参照してください。

Web サーバー SMB レジストリ キーの構成方法については、http://learn.iis.net/page.aspx/198/smb-commands-registry-keys/ を参照してください。