SMB コマンド レジストリ キー

公開日: 2007 年 12 月 1 日 (作業者: walterov (英語))

更新日: 2009 年 2 月 20 日 (作業者: walterov (英語))

はじめに

Windows サーバー間で、SMB (サーバー メッセージ ブロック) 接続を使用して他のサーバーへ接続する場合、接続ごとに一意のユーザー ID が使用されます。ユーザーが Web ページを閲覧するときや IIS が構成されたユーザー アカウントを偽装してファイルへアクセスするときなどに、接続が 1 つ確立されます。

それぞれの接続について、多くの作業項目や作業コンテキストが使用されます。この制限は既定で低い値に設定されているので、リモート ファイル サーバーで IIS コンテンツまたは構成を保存すると、すぐに制限に達し、"ネットワーク BIOS コマンドが制限値に達しました" というエラーが発生します。ASP.NET エラーや ASP 500 エラーなどのエラーが生じる可能性もあります。

レジストリ キーで、コマンドや作業項目の上限数を制御できます。IIS サーバーでは、レジストリ キーを使ってファイル サーバーへの接続数やコマンド数を制御できます。

コンテンツや構成ファイルをリモート ファイル サーバーで使用する場合、Windows 2003 以前のサーバーを使用しているならばファイル サーバーと Web サーバーの両方でレジストリ キーを設定する必要があります。

メモ: Web サーバーとファイル サーバー両方で Windows Server® 2008 を実行している場合、これらのレジストリを変更する必要はありません。設定しても、Windows Server 2008 では無視されます。

構成

Web サーバーのレジストリ キーを構成するには、以下の手順に従ってください。

1.       コマンド プロンプトから regedt32 を実行し、レジストリ エディターを開きます。

2.       HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\lanmanworkstation\parameters に移動します。

3.       DWORD 値 "MaxCmds" が存在しない場合は新たに作成し、16 進数で 800 を設定します。この値は 10 進数で 2,048 です。

メモ: この設定を反映するには、サーバーを再起動する必要があります。

詳細については、https://support.microsoft.com/kb/221790/ へアクセスし、「IIS がリモートの UNC パスに接続すると、RPC でエラーが発生する」を参照してください。

共有 (\\server\share) のパス名の長さ制限に関する詳細については、https://msdn2.microsoft.com/en-us/library/cc246567.aspx (英語) を参照してください。

ファイル サーバー SMB レジストリ キーの構成方法については、http://learn.iis.net/page.aspx/196/smb-commands-registry-keys/ を参照してください。