32 ビット モードのワーカー プロセス

公開日: 2007 年 12 月 1 日 (作業者: walterov (英語))

更新日: 2009 年 5 月 11 日 (作業者: walterov (英語))

x64 プラットフォームのパフォーマンス面でのメリットの 1 つは、仮想アドレス空間が増えるため、それだけ利用可能なメモリーも増えるという点です。64 ビット Windows では、32 ビット ワーカー プロセスを使用するように IIS を構成することをお勧めします。ネイティブ 64 ビットよりも互換性が向上するだけでなく、パフォーマンスやメモリー消費量も向上します。

アプリケーション プールごとにこの構成を設定しないで済むよう、構成をグローバルに有効にして Web サーバーを設定します。IIS の旧バージョンとは異なり、1 つのサーバー上で、特定の複数ワーカー プロセスが相互に独立して 32 ビット モードまたは 64 ビット モードで実行するよう構成できます。

サーバーを 32 ビット モードで構成する

  • コマンド プロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。
%windir%\system32\inetsrv\appcmd set config -section:applicationPools -applicationPoolDefaults.enable32BitAppOnWin64:true

メモ: この設定は 64 ビット サーバーにのみ適用されます。

IIS PowerShell Provider を使用してサーバーを 32 ビット モードで構成する

  • PowerShell プロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。
set-itemproperty iis:\ -name applicationPoolDefaults.enable32BitAppOnWin64 -value true