IIS への PHPNuke のインストール

[アーティクル]
03/01/2010

公開日: 2008 年 1 月 15 日 (作業者: iisteam (英語))

更新日: 2008 年 1 月 15 日 (作業者: iisteam (英語))

はじめに

PostNuke は、印象に残る動的な Web サイトを作成し、最小限の HTML 知識で Web ブラウザーから管理できるサイトを Web 管理者に提供するソフトウェアアプリケーションです。

また、PostNuke の機能はモジュール、ブロック、テーマをインストールして強化できます。たとえば、フォーラム、ギャラリー、連絡先のフォームを追加することができます。また、テーマを変更してサイト全体の外観を変更することもできます。管理パネルで数回クリックするだけでこれらの操作を実行でき、Web サイトを最初に作成するときだけでなく、日々のメンテナンスでも時間を大幅に節約できます。

PostNuke の詳細については、http://www.postnuke.com/(英語) を参照してください。

以下では、IIS 6 および IIS 7 上で FastCGI 拡張機能と連動するように PostNuke をインストールするための必要な手順について説明します。IIS での FastCGI サポートの詳細については、https://www.iis.net/fastcgi を参照してください。

以下では、https://www.iis.net/fastcgi/phpon60 の説明に従って FastCGI 拡張機能と PHP ライブラリのセットアップと構成が完了していることを前提としています。

PostNuke のダウンロードと展開

まず、PostNuke アプリケーションの安定版最新リリースをダウンロードします。この記事では、PostNuke-0.764.zip を使用します。このアプリケーションは、ミラーサイト (http://noc.postnuke.com/frs/?group_id=5&release_id=700) からダウンロードできます。

パッケージをダウンロードしたら、展開して HTML ディレクトリ内のすべてのファイルとフォルダーを C:\Inetpub\wwwroot\postnuke にコピーします。

データベースのセットアップ

PostNuke のインストール手順を開始する前に、サーバー上にデータベースを作成します。さらに、データベースユーザーを作成し、データベースに対する db 所有者アクセス許可を付与します。MySQL データベースの場合は「IIS での PHP アプリケーション用データベースのセットアップ」の説明に従ってください。このチュートリアルでは、次のデータベース情報を使用します。

データベース名: "postnuke"
データベースユーザー: "postnukeuser"
アカウントパスワード: "postnuke"

アプリケーションのセットアップと構成

PostNuke のインストールは簡単です。

インストールスクリプトを開始するには、install.php ファイルの URL を Web ブラウザーに入力します。PostNuke を c:\inetpub\wwwroot\postnuke フォルダーにインストールした場合、インストールファイルはhttps://localhost/postnuke/install.phpに格納されます。
ここで、PostNuke サイトの既定の言語を選択します。英語の言語ファイルが配布物に含まれているので、[English] を選択します。
使用許諾契約書の内容を確認します。

使用許諾契約書に続き、一部のファイルとディレクトリに対して CHMOD (アクセス許可) チェックが実行されます。正しくインストールするために、PostNuke では、インストール中の特定のファイルへの書き込みを可能にする必要があります。高度な機能の場合は、特定のディレクトリへの書き込みも可能にする必要があります。これらの条件を満たしていない場合は、警告が表示されます。

ここでは、file register_globals ファイルが同じコンピューター上で実行されている他のアプリケーションで使用され、オフに設定されていません。

CHMOD チェックに合格したら、作成したデータベースに関する情報が必要になります。必要な情報は、データベースホスト、データベース名、ユーザー名、パスワード、データベースの種類 (MySQL、PostgreSQL など)、およびテーブルの種類です。テーブルプレフィックス設定を使用すると、データベース内のテーブルごとにプレフィックスを指定できます。つまり、同じデータベースを使用してインストールを複数回行う場合、PostNuke データベーステーブルの競合は発生しません。ほとんどのインストールでは、テーブルプレフィックス設定は "pn" のままにします。PostNuke を複数回インストールする場合は、プレフィックスを変更します。
詳細を入力したら、[new install] をクリックします。インストーラーに入力した詳細を確認する画面が表示されます。
確認を済ませたら、インストーラーによってデータベースの作成を求める画面が表示されます。データベースは既に作成済みなので、[Create the Database] チェックボックスをオフにして、[Start] をクリックします。
作成したテーブルの確認画面が表示されます。確認したら、[Continue] をクリックします。
セットアップの管理者詳細を入力し、[Set Login] ボタンをクリックします。

インストール成功の確認画面が表示されます。