Site Analysis のレポートの使用

公開日: 2009 年 6 月 3 日 (作業者: pharr (英語))

更新日: 2009 年 6 月 3 日 (作業者: pharr (英語))

IIS Site Analysis は、IIS Search Engine Optimization Toolkit に含まれるツールの 1 つです。このツールを使って Web サイトを分析し、検索エンジン クローラー向けにサイトのコンテンツ、構造、URL を最適化することができます。また、このツールを使って、サイトを訪問するユーザーのユーザー エクスペリエンスに悪影響を及ぼすサイト コンテンツによくみられる問題を発見して修正することができます。IIS Site Analysis には、分析中に見つかった SEO (検索エンジンの最適化) およびコンテンツ固有の問題に関する包括的な組み込みレポートを取得するためのユーザー インターフェイスが備わっています。また、IIS Site Analysis は、クロール中に収集されたデータに対するカスタム クエリの作成もサポートしています。

Site Analysis のレポートの取得

Web サイトの分析を実行するには、以下のステップに従います。

  1. IIS マネージャーを起動します。

  2. 左側のツリー ビューで、サーバー ノードまたはサイト ノードをクリックし、[Site Analysis] 機能をクリックします。

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  3. [Site Analysis] 機能ビューが開かれ、使用できるすべての分析レポートが表示されます。まだ一度も分析を実行していない場合は、「Site Analysis を使用した Web サイトのクロール」で説明されている手順に従って Web サイトのクロールを行い、サイトの分析レポートを作成します。

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  4. 使用可能なレポートのリストの中からレポートを 1 つ選択して開きます。レポートの要約ページが表示されます。これを使用して、Web サイトで見つかったすべての SEO 違反およびコンテンツに関する問題のスナップショットを取得できます。また、詳細を確認する前に、このページでレポートの概要をおさえておくことができます。

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Site Analysis のレポートのナビゲーション

要約ページ

サイト分析の要約ページには、Web サイトで見つかったすべての SEO 関連の違反および問題点の概要が表示されます。また、サイト コンテンツおよび構造に関する組み込みのレポートが多数含まれます。これらのレポートには、左側のナビゲーション バーを使用してアクセスできます。

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レポート内の個別の項目をダブルクリックするか、コンテキストメニューの [グループの詳細を表示] をクリックすると、詳細を確認できます。別のクエリ ページで特定のレポートを開くには、コンテキスト メニューの [クエリを開く] コマンドをクリックします。

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クエリ ページ

要約ページから組み込みレポートのいずれかを開くと、新しいクエリ ページが表示されます。

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このクエリ ページを使用して、Web サイトのクロール中に収集されたサイト分析データに対するクエリを発行できます。上のスクリーンショットでは、クエリを使用して、<img> HTML タグ内に ALT 属性を指定せずに画像を参照しているページをすべて取得しています。

クエリ結果ウィンドウ内の各項目に対して一連の操作を実行できます。これらの操作は、コンテキスト メニューから実行できます。実行可能な操作を以下に示します。

詳細の表示

このオプションをクリックすると表示されるダイアログ ボックスを使用して、項目の詳細情報を取得できます。具体的には、違反内容の詳細と修正措置の提案が表示されます。

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また、報告された違反の原因についてさらに調査を進める必要がある場合に、実際の応答データを確認することができます。たとえば、応答 HTML 内のどこで違反が発生したのかを確認する場合は、[コンテンツ] タブをクリックします。応答の内容が表示され、マークアップの問題の部分がハイライト表示されます。

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ブラウザーで表示

このオプションをクリックするとブラウザーが開かれ、選択した項目の URL を要求します。

このページにリンクしているページを表示

このオプションをクリックすると新しいクエリ ページが表示され、選択した項目の URL を参照しているサイト上のすべてのページを表示するクエリが実行されます。このレポートは、サイトの特定の URL を変更した場合に影響を受けるページを探すのに役立ちます。

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このページがリンクしているページを表示

このオプションをクリックすると新しいクエリ ページが表示され、現在選択している項目の HTML マークアップから参照されているすべての URL を表示するクエリが実行されます。このレポートを使うと、現在のページが参照しているすべてのリンクとリソースの URL を取得することができます。

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このページの違反を表示

このオプションをクリックすると新しいクエリ ページが表示され、選択した URL のページ上で見つかったすべての違反を表示するクエリが実行されます。

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階層構造を表示

このオプションをクリックすると、以下の要素で構成される階層構造が表示されます。

  • 選択したページにリンクするすべてのページの URL
  • 選択したページの URL
  • 選択したページが参照しているすべてのリソースとページの URL

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[リンクしているページ] または [リンクされているページ] リスト ビューの項目をダブルクリックすると、その項目が選択ページとなり、このページがリンクしているページとこのページにリンクしているページの表示が更新されます。

このページへのルートを表示

このオプションをクリックすると新しいページが表示され、分析開始ページから現在選択しているページへの一意な最短ルートが 5 つ表示されます。

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各ルートの開始ページが一番下に表示され、その上に次のページが表示されます。選択したページは一番上に表示されます。このレポートを使用して、Web サイト上の特定のページに訪問者が到達するルートを分析することができます。また、不要なページがあればそれを取り除いて、選択したページにユーザーがアクセスしやすくなるようにすることができます。

Word Analysis

Word Analysis 機能を使うと、ページ コンテンツで最もよく使用されている単語を取得できます。検索エンジン向けに Web ページ コンテンツを正確に説明するキーワードとしてこの単語を使用できます。単語分析を実行するには以下を行います。

  1. レポートで、分析対象の Web ページを選択します。

  2. レポートの行をダブルクリックすると、[詳細] ダイアログが表示されます。

  3. [Word Analysis] タブをクリックします。

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ページ内で最も頻繁に使用されている単語が表示されます。この単語は、そのページのキーワードを選定する際のヒントになります。さらに、ダイアログの一番下に、このページを参照しているリンクが一覧表示されます。この一覧で、これらのリンク内で使用されているアンカー テキストがページ コンテンツを正確に説明しているかどうかを確認できます。

まとめ

IIS Search Engine Optimization Toolkit の Site Analysis は強力で柔軟なツールです。このツールを使用することで、SEO 推奨事項への準拠状況から、コンテンツ統計、パス分析、キーワード選択まで、Web サイトをさまざまな側面から詳細に分析できます。