仮想化のサポートおよびライセンス (SharePoint Foundation 2010)

 

適用先: SharePoint Foundation 2010

この記事では、サーバー仮想化テクノロジーを使用して仮想環境に SharePoint 2010 製品を展開する場合のサポートおよびライセンス情報について説明します。

SharePoint 2010 製品での仮想化のサポート

Microsoft SharePoint Foundation 2010 を Windows Server 2008 Hyper-V テクノロジ環境に展開すると、そのすべての要素が完全にサポートされます。また、関連サポート テクノロジーや必須サポート テクノロジーもサポートされます。

注意

SharePoint Foundation 2010 の仮想化のサポートには、Microsoft 認定の、サードパーティの仮想化テクノロジーも含まれています (ホストされる仮想化テクノロジーとハードウェアベースの仮想化テクノロジーがあります)。認定および参加ベンダーの詳細については、「Server Virtualization Validation Program (SVVP) (英語)」 (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=125649&clcid=0x411) (英語) を参照してください。

Hyper-V テクノロジーを使用したサーバー仮想化

Windows Server 2008 で導入されて以来、Hyper-V を使用したサーバー仮想化は、オペレーティング システムにとって不可欠になっています。Hyper-V は、オペレーティング システムのすべてのエディションと、Microsoft Hyper-V Server 2008 で使用できます。

SharePoint 2010 製品の展開で使用する仮想化サーバーには、Windows Server 2008 R2 または Microsoft Hyper-V Server 2008 R2 を利用することをお勧めします。これらには次の特長があります。

  • 仮想プロセッサのサポートの強化、仮想マシンのメモリのサポートの強化などが追加されています。

  • 仮想ハード ドライブ、ネットワーク アダプターなどのパフォーマンスが強化されています。

詳細については、「Hyper-V の新機能」 (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=155234&clcid=0x411) を参照してください。

オペレーティング システム環境 (OSE) のライセンス

仮想化の計画を始める前に、仮想化環境のライセンス要件を決める必要があります。オペレーティング システム環境 (OSE) には次の 2 種類があります。

  • 1 つの物理オペレーティング システム環境

  • 1 つ以上の仮想オペレーティング システム環境

仮想オペレーティング システム環境は、仮想 (またはエミュレートされた) ハードウェア システムで実行するように構成されます。仮想 OSE を作成するテクノロジーを使用する場合も、その OSE で実行されるオペレーティング システムとアプリケーションのライセンス要件は変わりません。

物理的なマルチコア プロセッサ システム向けの Windows Server 運用システム ライセンス モデルは、ハードウェアに搭載されている物理プロセッサの数に基づいています。このモデルは、仮想化サーバー上で実行されている仮想マシンに対して構成される仮想プロセッサにも拡張されます。ライセンス用途の場合、仮想プロセッサが持つスレッドとコアの数は、根底にある物理ハードウェア システムの各物理プロセッサと同じであると見なされます。

ライセンス要件の詳細については、次の資料を参照してください。

注意

Microsoft Hyper-V Server 2008 R2 には、仮想化サーバーのライセンスは必要ありませんが、ライセンス要件は、仮想 OSE の要件を満たしている必要があります。

SharePoint 2010 製品のライセンス

仮想マシンにインストールされる SharePoint ファームの各要素は、SharePoint Foundation 2010 のライセンス要件と、関連テクノロジーおよびサポート テクノロジーのライセンス要件に準拠している必要があります。