階層型アドレス帳の移行
以前提供されていた階層型アドレス帳 (HAB V1.0) から最新の階層型アドレス帳 (HAB V2.0) への移行例を、Exchange 管理シェルで実行する Exchange コマンドレット スクリプトを使用して実行する方法について説明します。移行方法の技術的な詳細については、「階層型アドレス帳の移行 ホワイト ペーパー (Word ファイル: 957 KB)」をご覧ください。以下はホワイトペーパーからの重要なポイントの抜粋です。
サンプル スクリプトによる移行手順概要
ホワイト ペーパーを参照し、サンプル スクリプト (MSDN) (Migrate-HABData.ps1) を使用すると、階層型アドレス帳 V1.0 から V2.0 へのデータ移行を半自動化して実行する事が可能です。
以下に移行手順とスクリプト実行内容の概要を示します。
階層型アドレス帳の部署として表示される配布グループを格納するための専用の移行先 OU を作成します。(手動で作成)
スクリプトを実行します。以下はスクリプトが実行する内容です。
a. Active Directory に格納されている HAB V1.0 部署情報を検索します。
b. HAB V1.0 部署情報を元に、移行先 OU に対応する部署用配布グループが存在するかどうかを確認します。
c. 移行先 OU に HAB V1.0 部署オブジェクトに対応する配布グループが存在しない場合、HAB V1.0 部署オブジェクト情報を参照し HAB V2.0 部署用配布グループを作成します。
d. 移行先 OU に HAB V1.0 部署オブジェクトに対応する配布グループが存在する場合、「表示名」や「表示順」などの属性を比較し、差分があれば HAB V2.0 部署用配布グループの属性を更新します。
e. HAB V1.0 階層情報を参照し、HAB V2.0 部署用配布グループを階層化します。
f. HAB V1.0 所属ユーザー情報を参照し、HAB V2.0 部署用配布グループに所属ユーザーを追加します。
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