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BI Indexing Connector をインストールおよび構成する (バック エンド)

 

適用先: SharePoint Server 2010

トピックの最終更新日: 2016-11-30

この記事では、バックエンドの Microsoft Business Intelligence Indexing Connector をインストールおよび構成する方法について説明します。Business Intelligence Indexing Connector (バックエンド) をダウンロードするには、「Microsoft Business Intelligence Indexing Connector – Back end (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=195026&clcid=0x411) (英語) を参照してください。

インデックス作成機能とクエリ照合機能を提供し、これらの機能を管理するため、最初に Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint をインストールする必要があります。詳細については、「Microsoft SharePoint Server 2010 および Microsoft SQL Server 2008 をインストールする (FAST Search Server 2010 for SharePoint)」を参照してください。

重要

Microsoft SharePoint Server 2010 と FAST Search Server 2010 for SharePoint は、同じサーバーにインストールしないでください。

はじめに

FAST Search Server 2010 for SharePoint をインストールする」の手順が実行済みであることを確認してください。

Business Intelligence Indexing Connector のソフトウェア要件を決定する (SharePoint Server 2010)」および「ビジネス インテリジェンス インデックス コネクタ アーキテクチャの概要」を確認してください。

Business Intelligence Indexing Connector サービスを実行するサービス ID アカウントに、以下の固定データベース ロールを与えることをお勧めします。

  • db_datareader

  • db_denydatawriter

サービス ID アカウントを FASTSearchAdministrators グループに追加して、ビジネス インテリジェンス プロパティがドキュメントで認識されるようにしてください。

外部データ ソースのクロールに関する考慮事項

このセクションでは、外部データ ソース (Microsoft SQL Server Reporting Services (SSRS) レポート サーバー、Microsoft SQL Server 2008 R2 PowerPivot for Microsoft SharePoint 2010、およびその他のファイル) を適切にクロールする方法について説明します。

Microsoft SQL Server PowerPivot for Microsoft Excel で作成されたファイルをクロールするには、同じバージョンの PowerPivot for Excel を、クライアントにインストールされている Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint のインスタンス上に展開する必要があります。クロールされるクライアント ファイルは、FAST Search Server 2010 for SharePoint にインストールされている PowerPivot for Excel と同じバージョンの Microsoft Excel 2010 ファイルである必要があります。

Microsoft SharePoint Server と Reporting Services アドインが実行されているコンピューター上の SSRS .rdl ファイルをクロールするには、NoGetRedirect="TRUE" を追加して、%ProgramFiles%\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\XML\ServerFiles_ReportServer.xml 内のタグを以下のようにする必要があります。

<Mapping FileExtension="rdl" RedirectUrlTemplate="/_layouts/ReportServer/RSViewerPage.aspx?rv:RelativeReportUrl=|0" NoGetRedirect="TRUE"/>

ファーム構成内に複数の SharePoint Web アプリケーションがある場合は、フロントエンド Web を持ち、レポート サーバー コンテンツを管理するように構成されているコンピューターごとに、ServerFiles_ReportServer.xml ファイルを変更する必要があります。

注意

Business Intelligence Indexing Connector のフロントエンド (SharePoint Server 2010) とバックエンド (FAST Search Server 2010 for SharePoint) が同じコンピューター上にインストールされている場合は、SSRS レポートをブラウザーに表示する必要がありません。PowerPivot ギャラリー内の .rdl ドキュメント (SSRS レポート) をクリックすると、レポートをブラウザーに表示しなくても, .rdl ドキュメントをダウンロードできます。SSRS レポートをブラウザーに表示する他の SharePoint ドキュメント ライブラリは、この影響を受けません。

SSRS レポートで動的データのクエリを実行するには、[外部データ ソースのクロールを有効にする] をクリックした後、URL として HTTP リダイレクトを指定する必要があります。以下のようなリダイレクトを指定します。

http://<computername>/_vti_bin/reportserver

SSRS レポート ファイルをクロールするには、管理サーバーに Business Intelligence Indexing Connector がインストールされている必要があります。既定で複数サーバー展開の管理サーバー以外のすべてのサーバーは非管理サーバーとなります。構成された管理サーバーが実行されているかどうかの確認方法については、「FAST Search Server 2010 for SharePoint をインストールする」を参照してください。

Business Intelligence Indexing Connector をインストールする

ダウンロード ページの [ダウンロード] をクリックすると、コンピューターで Microsoft インストーラー パッケージ (MSI) が実行され、ウィザードが開きます。手順を順番どおりに実行します。

Business Intelligence Indexing Connector をインストールするには

  1. ウェルカム ページが表示されます。[次へ] をクリックして、インストールを続行します。

  2. 既定の保存先フォルダーの場所を変更するには、目的のフォルダーに移動します。既定のインストール場所は、%Program Files%\Microsoft\Business Intelligence Indexing Connector です。[次へ] をクリックし、[インストール] をクリックします。

  3. [完了] をクリックします。

Business Intelligence Indexing Connector を構成するには

  1. [スタート] メニューから [すべてのプログラム] をポイントし、FAST Search Server 2010 for SharePoint を探します。[Business Intelligence Indexing Connector] をクリックしてウィザードを開始します。ウェルカム ページが表示されます。[次へ] をクリックします。

  2. BI Indexing Connector サービスの設定ページで、サービス ID アカウントの設定を選択し、必要に応じてポートを変更します。[次へ] をクリックします。

    注意

    SSRS レポート サーバーなどの外部データ ソースをクロールするには、データベースにアクセスできるアカウントを入力する必要があります。

  3. BI Indexing Connector フィルターの設定ページには、外部データ ソースのクロールを有効にするオプションがあります。SSRS レポート サーバーを外部データ ソースとして選択することもできます。

    Excel または SSRS に対して [外部データ ソースのクロールを有効にする] を選択した場合、Active Directory サービス アカウントに関するインデックス付きの情報にセキュリティ制限を適用する必要があります。セキュリティ制限では、1 つ以上のユーザー アカウントおよび グループを選択できます。

    [次へ] をクリックします。

    警告

    [外部データ ソースのクロールを有効にする] を選択した場合、設計上の制限から、検索ユーザーがネットワーク セキュリティに違反する可能性があります。ファイルにファイルのセキュリティよりも低いデータレベルのアクセス許可が設定されている場合は、そのレポートをクロールから完全に除外することを検討してください。そのためには、安全なコンテンツ ソースにレポートを分離するか、サービス ID アカウントからレポート (または基盤となるデータ) に対するアクセスを禁止します。

    警告

    マスター データベースも含めた外部データ ソースに対する書き込みアクセス権を持つユーザーは、データベース スキーマ全体のインデックスを作成したり、SQL スクリプトを実行したりできる可能性があります。データベース管理者は、サービス ID アカウントに読み取りアクセスのみを許可してください。

  4. [構成] をクリックして、選択した構成を完了します。

構成ウィザードを使用して構成を変更すると、構成が正常に完了した後で、FAST Search Server 2010 for SharePoint サービスが停止して再起動することがあります。構成後にサービスが停止した場合や、再起動できない場合は、「ビジネス インテリジェンス インデックス コネクタのトラブルシューティング」を参照してください。

注意

Business Intelligence Indexing Connector の構成後に Office Filter Pack を再インストールする場合は、構成ウィザードを再実行する必要があります。

構成の検証

構成が正常に完了すると、BI Indexing Connector サービスが自動的に開始するように設定されます。

See Also

Concepts

Business Intelligence Indexing Connector のソフトウェア要件を決定する (SharePoint Server 2010)
ビジネス インテリジェンス インデックス コネクタ アーキテクチャの概要