検索範囲を管理する (FAST Search Server 2010 for SharePoint)
適用先: FAST Search Server 2010
トピックの最終更新日: 2016-11-29
検索範囲は、検索インデックス内の情報のサブセットを定義するものです。検索範囲によって、たとえば、特定のサイトや、特定のプロパティ値でマークされたアイテムに対してクエリを実行できます。
検索範囲は、検索アプリケーションの定義済みの範囲をドロップダウン リストから選択することによって適用するか、キーワード構文のクエリ文字列で特別なプロパティ フィルター scope:scopename を使用して直接指定します。ここで、<scope> は定義済みのプロパティ名、<scopename> は定義された検索スコープの名前です。
注意
FAST Search Server 2010 for SharePoint では、ユーザーが "AND" のみを使用して 2 つ以上の範囲を検索できます。"OR" や "AND NOT" による範囲の結合はサポートされていません。このことは、ユーザーがキーワード構文を使用して検索を行うか、[高度な検索] の [範囲のみ] オプションを使用するかには関係ありません。検索では、選択されたすべての範囲で見つかった結果がそのまま返されます。
FAST Search Server 2010 for SharePoint では、検索範囲は、FQL (FAST Query Language) 構文で指定される、定義済みのプロパティのフィルター式です。SharePoint グラフィカル ユーザー インターフェイスを使用して検索範囲を作成すると、その範囲に対して作成されるルールに基づいて FAST 範囲フィルターが自動的に生成されます。
範囲によって返されるアイテムの数は、[範囲の表示] リストには表示されません。アイテム数を調べるには、検索センター サイトでその範囲を使用してクエリを実行し、結果リストで検索結果の件数を確認します。
範囲ルールのユーザー インターフェイスで使用できるルールより、さらに複雑なルールを範囲に指定する必要がある場合は、Windows PowerShell を使用して範囲を作成または編集できます。範囲フィルターは、FQL クエリ構文に従う文字列として指定します。範囲フィルターは、任意の FQL 構文で構成できます。FQL の詳細については、「FAST クエリ言語 (FQL) 構文のリファレンス」を参照してください。
検索範囲はクエリ時の機能であり、インデックスやインデックス スキーマには影響しません。
注意
範囲の一致には、ステミングと類義語は含まれません。
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