Visio Graphics Service の最大再計算時間の設定が、ユーザーが体感するパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります (SharePoint Server 2010)
適用先: SharePoint Server 2010 Enterprise
トピックの最終更新日: 2015-03-09
ルール名: Visio Graphics Service の最大再計算時間の設定が、ユーザーが体感するパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります
概要: Visio Graphics Service の最大再計算時間の設定が、ユーザーが体感するパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。[最大再計算時間] の設定が 60 秒を超える場合、Visio Graphics Service と Microsoft SharePoint Server 2010 のプロセッサの負荷が増加して、両方とも期待されるパフォーマンスが低下します。
時間が短くなると、サーバーが再計算できるのは単純なデータに接続された図面のみで、CPU とメモリの使用率を最小限に抑えることで、パフォーマンスは増加します。時間が長くなると、多くの CPU サイクルとメモリを使用して、より複雑なデータに接続された図面を再計算できます。既定値は 60 秒です。
原因: [最大再計算時間] の設定が 60 秒を越えています。
解決策: [最大再計算時間] の値を小さくしてください。
この手順を実行しているユーザー アカウントが Visio Graphics Service サービス アプリケーションの管理者であることを確認します。
サーバーの全体管理のホーム ページで、[アプリケーション構成の管理] セクションの [サービス アプリケーションの管理] をクリックします。
[サービス アプリケーション] ページで、Visio Graphics Service アプリケーションをクリックします。
[Visio Graphics Services の管理] ページで、[グローバル設定] をクリックします。
設定値が、次の表に示されている値であることを確認します。該当しない場合は、対応するテキスト ボックスに値を入力します。
設定 値 Web 画面の最大サイズ
< 5 (メガバイト)
最小キャッシュ時間
> 4 (分)
最大キャッシュ時間
< 60 (分)
最大再計算時間
< 60 (秒)
[OK] をクリックします。