Start-SPProfileServiceFullReplication
適用先: SharePoint Server 2010
選択したすべてのユーザー プロファイル プロパティをレプリケーション元のユーザー プロファイル サービス アプリケーションからレプリケーション先のユーザー プロファイル サービス アプリケーションにレプリケートします。レプリケーションが完了するまで、ユーザー プロファイル レプリケーション エンジンが Windows PowerShell 2.0 のモーダル コマンドレットとして実行されます。
Syntax
Start-SPProfileServiceFullReplication -Destination <String> -Source <String> [-ActiveDirectoryDomains <String[]>] [-DoSocialReplication <SwitchParameter>] [-DoUpgrade <SwitchParameter>] [-EnableInstrumentation <SwitchParameter>] [-MatchSubtype <SwitchParameter>] [-MaxNumberOfThreads <Int32>] [-NumberOfRetry <Int32>] [-Properties <String[]>] [-StartAtIndex <Int32>] [-Timeout <Int32>]
詳細説明
Start-SPProfileServiceFullReplication コマンドレットでは、選択したすべてのユーザー プロファイル情報とソーシャル データ (ソーシャル タグ、メモ、評価を含む) をレプリケーション元のユーザー プロファイル サービス アプリケーションからレプリケーション先のユーザー プロファイル サービス アプリケーションにレプリケートします。レプリケーションは開始インデックスから開始され、Ctrl + C キーを押すことで停止できます。
注意
Ctrl + C キーを押してからすべてのスレッドが停止するまで数秒かかる場合があります。
完全レプリケーションが中断された場合、成功した最後のエントリをログ ファイルで確認し、StartAtIndex パラメーターを使用して再起動します。
このコマンドレットを実行するアカウントは、ユーザー プロファイル サービス アプリケーションの管理者である必要があります。
Parameters
パラメーター | 必須 | 型 | 説明 |
---|---|---|---|
Destination |
必須 |
System.String |
ユーザー プロファイルのレプリケーション先である個人用サイトのホストの URL を指定します (例: http://euro.contoso.com:8081/my)。 |
Source |
必須 |
System.String |
ユーザー プロファイルの取得元である個人用サイトのホストの URL を指定します (例: http://hq.contoso.com:8081/my)。 |
ActiveDirectoryDomains |
省略可 |
System.String |
レプリケートする Active Directory ドメイン サービス (AD DS) アカウントを指定します (例: "headquarters"、"Europe")。既定値では、すべての AD DS ドメインが取得されます。 |
DoSocialReplication |
省略可 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
ソーシャル タグ、メモ、および評価のレプリケーションを有効にします。レプリケーション元とレプリケーション先の両方のユーザー プロファイル サービス アプリケーションが Microsoft SharePoint Server 2010 に基づいている場合にのみ使用します。 |
DoUpgrade |
省略可 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
ソーシャル分類内の無効な文字の置換を有効にします。この属性は、レプリケーション元が Office SharePoint Server 2007 ユーザー プロファイル SSP で、レプリケーション先が SharePoint Server 2010 ユーザー プロファイル サービス アプリケーションの場合に使用する必要があります。 |
EnableInstrumentation |
省略可 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
インストルメンテーション ログを使用して、詳細ログを有効にします。 |
MatchSubtype |
省略可 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
レプリケーション先のプロファイル プロパティをフィルターとして使用して、レプリケーション元とレプリケーション先のプロファイル プロパティの不一致を回避します。パフォーマンス上の理由で、このパラメーターは、レプリケーション元とレプリケーション先のユーザー プロファイル サービス アプリケーション間でほとんどのユーザー プロファイル プロパティが不一致の場合にのみ使用することをお勧めします。 |
MaxNumberOfThreads |
省略可 |
System.Int32 |
ユーザー プロファイル レプリケーション エンジンが実行されるサーバーで許容されるレプリケーション スレッドの最大数を指定します。既定値は 25 です。実際の実行スレッド数はユーザー プロファイル レプリケーション エンジンによって動的に決定されます。 |
NumberOfRetry |
省略可 |
System.Int32 |
問題 (ネットワークの切断など) が発生したときに、ユーザー プロファイル レプリケーション エンジンの再起動を試みる回数を指定します。既定値は 10 です。 |
Properties |
省略可 |
System.String[] |
レプリケートするユーザー プロファイル プロパティを指定します (例: "FirstName"、"AboutMe")。Get-SPProfilePropertyCollection コマンドレットを使用して、すべてのユーザー プロファイル プロパティのコレクションを取得することもできます。既定値では、すべてのユーザー プロファイル プロパティが取得されます。 |
StartAtIndex |
省略可 |
System.Int32 |
開始インデックスとして使用する、プロファイル データベース内のプロファイル インデックスを指定します。既定値は 0 です。 |
Timeout |
省略可 |
System.Int32 |
ユーザー プロファイル レプリケーション エンジンが、タイムアウトになる前に、Web サービスからの応答を待機する時間を指定します。既定値は Web サービスのタイムアウトです。 |
入力値の型
戻り値の型
Example
----------例----------
get-spprofilepropertycollection -source http://euro.contoso.com:8081 | start-spprofileservicefullreplication -source http://hq.contoso.com:8081 -destination http://euro.contoso.com:8081 -EnableInstrumentation -MaxNumberOfThreads 3 -DoSocialReplication
この例では、すべてのユーザー プロファイル プロパティのコレクションを取得し、hq.contoso.com のすべてのユーザー プロファイル情報とソーシャル データを euro.contoso.com にレプリケートします。
See Also
Reference
Get-SPProfilePropertyCollection
Start-SPProfileServiceIncrementalReplication
Start-SPProfileServiceRecoveryReplication
Stop-SPProfileServiceIncrementalReplication
Concepts
User Profile Replication Engine の概要 (SharePoint Server 2010)