ディレクトリ同期ツールからの警告メッセージを受信した場合の対処法
発行日: 2010 年 7 月
Microsoft Online Services ディレクトリ同期を実行している場合に、ディレクトリ同期が 48 時間以上実行されていないというエラー メッセージの電子メールを受信することはありますか。
原因
この問題は、次に示す条件のいずれかが当てはまる場合に発生することがあります。
- ディレクトリ同期を実行するコンピュータが動作していない。
- ディレクトリ同期を実行しているコンピュータのネットワーク接続に問題がある。
- Microsoft Update によりMicrosoft SQL の更新が最近インストールされたが、サービスの再開が必要なため、Microsoft Online Directory Sync Tool サービスが停止している。
- ディレクトリ同期で使用するように構成されているオンライン管理アカウントが変更された。
- ディレクトリ同期の構成に使用されるオンライン管理アカウントで、次のいずれかのイベントが発生した。
- アカウントが削除された。
- アカウントが無効になった。
- アカウントのパスワードが失効した。
解決方法
この問題を解決するには、次の手順に従います。
- [スタート] ボタンをクリックし、Services.msc を実行して、Microsoft Online Directory Sync Tool サービスが実行されていることを確認します。
- 実行されていない場合、サービスを右クリックして [開始] をクリックします。
これで問題が解決しない場合、次の手順に従います。
- ディレクトリ同期ウィザードを実行し、ディレクトリ同期に使用されているオンライン管理者アカウントを記録します。
- Microsoft Online 管理センターを開始し、ディレクトリ同期に使用されているオンライン管理者アカウントが現在もアクティブで、利用可能なことを確認します。アカウントが現在も存在している場合、アカウントのパスワードをリセットしてから、そのアカウントで Microsoft Online 管理センターにサインインし、その一時パスワードを変更します。
- 自社運用のディレクトリ同期コンピュータで、オンライン管理者移行アカウントの新しいパスワードを入力し、ウィザードの残りの手順に従って操作を完了します。
- ディレクトリ同期を強制的に行います。
MIISClient.exe アプリケーションを使用して、ディレクトリ同期が正しく動作しているかどうかを確認します。MIISClient.exe は次のパスにあります。
<ドライブ>:\Program Files\Microsoft Online Directory Sync\SYNCBUS\UIShell\miisclient.exe |
MIISClient.exe アプリケーションにより「TargetWebService Stopped-Server-Down」というメッセージが表示される場合は、使用されているオンライン管理者ディレクトリ同期アカウントが有効でないか、自社運用オブジェクトの同期に使用できないことを意味します。
自社運用またはオンライン同期が正常に終了すると、MIISCllient.exe ツールから「TargetWebService Success」というメッセージを受け取ります。