メディア バイパスの有効化
トピックの最終更新日: 2011-07-17
メディア バイパス設定は、Microsoft Lync Server 2010 展開にグローバルに適用します。メディア バイパスによって、仲介サーバーによる通話のバイパスが可能になります。メディア バイパス使用時の詳細については、「計画」のセクションの「メディア バイパス」を参照してください。
メディア バイパスの有効化と構成は、Lync Server コントロール パネルで実行できます。
メディア バイパスを有効化および構成するには
RTCUniversalServerAdmins グループ (または同等のユーザー権限を持つグループ) のメンバーであるユーザー アカウントまたは CsAdministrator の役割に割り当てられているユーザー アカウントから、内部展開の任意のコンピューターにログオンします。
ブラウザー ウィンドウを開いて管理 URL を入力し、Lync Server コントロール パネルを開きます。Lync Server コントロール パネルを開くために使用できる他の方法の詳細については、「Lync Server 管理ツールを開く」を参照してください。
左側のナビゲーション バーで [ネットワーク構成] をクリックし、[グローバル] をクリックします。
[グローバル] ページで [グローバル] 構成をクリックします。 存在する構成は必ず 1 つのみで、必ずグローバルという名前です。
[編集] メニューの [詳細の表示] をクリックします。
[グローバル設定の編集] ページの [メディア バイパスを有効にする] チェック ボックスをオンにします。
次のいずれかのオプションを選択します。
[常にバイパスする] このオプションを選択すると、すべての通話でメディア バイパスが試みられます。このオプションは、通話受付管理 (CAC) が有効化されている場合は使用できません。CAC が有効化されていないとき、次の場合にこのオプションを選択します。
帯域幅の制御が必要ない。
バイパスが発生する場合を指定する、詳細な構成が必要ない。
ゲートウェイとクライアントの間に十分な接続がある。
[サイトと地域の構成を使用する] CAC が有効化されている場合はこのオプションが既定で選択され、変更できません。このオプションが選択されると、メディア バイパスが使用可能な場合を決定するために、ネットワーク構成サイトと地域が使用されます。このオプションを選択する場合、マップされていないサイトのバイパスの有効化を選択できます。[マップされていないサイトのバイパスを有効にする] チェック ボックスは、帯域幅制限のない同一地域に関連付けられた 1 つまたは複数の大規模なサイト (大規模なセントラル サイトなど) があり、帯域幅制限がある同一地域に関連付けられたいくつかのブランチ サイトもある場合のみオンにします。マップされていないサイトのバイパスを有効にすると、すべてのサイトに関連付けられたすべてのサブネットを指定する必要がなく、ブランチ サイトに関連付けられたサブネットのみを指定するため、構成が効率的になります。CAC が有効化されている場合、[マップされていないサイトのバイパスを有効にする] チェック ボックスはオンにしないことをお勧めします。
[確定] をクリックして変更を保存します。