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Lync Server 2010 の通話特権の割り当て

 

トピックの最終更新日: 2011-05-02

エンタープライズ VoIP は、内部ユーザーに通話特権を割り当てるための、または内部ユーザーの通話特権を制限するための簡単なメカニズムを提供します。組織内のすべてのユーザーに対する単一の VoIP ポリシーを定義したり、複数の VoIP ポリシーを定義して、個人およびグループごとに通話特権を定義したりできます。ポリシーは必要な数だけ定義できます。ポリシーを定義して、それをどのユーザーにも割り当てないこともできます。

エンタープライズ VoIP ポリシーは、エンタープライズ VoIP 電話使用法の名前付きセットです。電話使用法は、特定のタイプの通話を識別するために作成する単なるラベルです (市内通話のみ、市内長距離など)。電話使用法は必要な数だけ作成できます。エンタープライズ VoIP ポリシーを作成する場合、ポリシーに含める電話使用法を追加し、コレクションに名前を付けます。

また、電話使用法を、定義済みのエンタープライズ VoIP 発信通話ルートに関連付けることもできます。電話使用法レコードをユーザー ポリシーと発信通話ルートの両方に割り当てることにより、特定ルートを使用する通話の発信をどのユーザーに承認するかを指定します。VoIP ポリシーごとに、ポリシー内で指定されている電話使用法レコードによって、ユーザーが使用できる許可されたルートがすべて決まります。ポリシー内の電話使用法レコードとユーザーがダイヤルする電話番号によって、通話で使用されるルートが決まります。ユーザーが電話をかけると、Lync Server 2010 は、ダイヤルされた番号と許可されているルートのリストを照合します。一致するルートが見つかると、呼び出しが行われます。一致するルートが見つからない場合、呼び出しは行われません。