サービス正常性ダッシュボードでサービスの稼働状況をチェックする

発行日: 2010 年 9 月

今日では、Microsoft Online サービス正常性ダッシュボード (Service Health Dashboard) の導入により、BPOS サービスの状態に関する必要な情報のみを、タイミングよく正確に提供する方法が一段と進歩しています。このダッシュボードは、すべてのサービスとツールの状態についてより高レベルの情報を提供するよう設計されており、現在のサービス状態に関する情報だけでなく、35 日間の状態の履歴も表示されます。

サービス正常性ダッシュボードへのアクセス

データ センターが配置されている 3 つの地域 (北米と中南米のお客様にサービスを提供する南北アメリカ (NOAM)、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域 (EMEA)、およびアジア太平洋地域 (APAC)) ごとに、それぞれ別のサービス正常性ダッシュボードがあります。

管理者は、次の URL のいずれかを使用して、担当地域のサービス正常性ダッシュボードに移動できます。ダッシュボードにアクセスするには、通常の BPOS 資格情報を使用します。

サービス正常性ダッシュボードの使用

サービス正常性ダッシュボードにログインすると、すべての BPOS サービスについて現在の日付および週の状態が管理者に対し表示されます。サービス正常性ダッシュボードに表示される各サービスまたはツールの状態は、4 つのアイコンのいずれかで示され、アイコンはそれぞれ、サービスの可用性の異なるレベルを表します。

図: サービス正常性ダッシュボード (クリックで拡大表示)

現在の日付の状態には、最後のログイン時点またはページの更新時点の状態が表示されます。状態の履歴には、特定の日のサービス低下の最大レベルが表示されます。[Additional Information] (追加情報)、[Performance Degradation] (パフォーマンスの低下)、および [Service Interruption] (サービスの中断) アイコンはクリック可能で、これらのアイコンをクリックすると、特定のサービスおよび日のサービス状態に関する詳細情報が表示されます。[Previous Week] (前の週) リンクをクリックすると、管理者は、それまでの週のサービス状態の履歴に移動することができます。

このダッシュボードおよび RSS で配信されるサービス状態の異常については、多くのお客様に影響がある深刻度 1/A クラスの問題が表示されます。また、問題発生後、最初の通知は 20 ～ 30 分以内に行われ、以後問題が解決されるまで 1 時間毎に情報を更新することを目指しています。

メモ: 深刻度の定義については、「Microsoft Online Services サポートとサービス管理サービスの説明」ホワイトペーパーを参照してください。

イベントの日時は、使用しているブラウザーの設定に従います。太平洋夏時間の火曜日の午前 10 時にイベント通知を投稿すると、使用しているブラウザーのタイム ゾーン設定が GMT+08:00 の場合は、イベントの日時が水曜日の GMT+08:00 の午前 1 時として表示されます。

ダッシュボードのプライマリ データ センターは、各地域のバックアップ データ センターです。そのため、南北アメリカのダッシュボードは、南北アメリカ地域のバックアップ データ センターに展開されます。EMEA と APAC についても同様です。

マイクロソフトは、BPOS をあらゆる面で強化することによって、情報の適時性、正確性、および精度の向上に努めています。すべての管理者の方にこのサイトをご覧いただき、使用方法および機能強化についてフィードバックをいただければと考えております。サービス正常性ダッシュボードをご利用いただければ、マイクロソフトが状態に関する情報を重要視していること、そして管理者の方が、内部のお客様とユーザーの質問を見越して事前対応できるようになることを確信していただけることと思います。 

サービスに関する問題が発生している場合、またサービス正常性ダッシュボードについてご不明な点がある場合は、マイクロソフトまでお問い合わせください。カスタマー サポートは、電話で、あるいは Microsoft Online Services 管理センターからサービス リクエストを送信していただくことにより、24 時間年中無休でご利用いただけます。