PowerPivot for Excel のインストール

SQL Server PowerPivot for Excel は、Web からダウンロードできる Excel 2010 のアドインであり、PowerPivot ブックの作成または表示に使用されます。このトピックの内容は次のとおりです。

ハードウェアとソフトウェアの要件

PowerPivot for Excel のダウンロードとインストール

インストールの確認

ハードウェアとソフトウェアの要件

PowerPivot ブックの作成に使用するコンピューターは、Office 2010 に必要な最低限のハードウェア要件とソフトウェア要件を満たしている必要があります。

ハードウェア要件

コンポーネント

最小要件

プロセッサ

500 MHz の 32 ビットまたは 64 ビット プロセッサ

RAM

2 ~ 4 GB の RAM。このアドインは約 25 MB の RAM を消費します。ワークシートに PivotTable を初めて追加するときには、さらに 33 MB が消費されます。PowerPivot ブックには追加の RAM が必要です。必要な RAM の容量は、作成するブックによって異なります。

PowerPivot では、サイズが 2 GB までのファイルがサポートされます。64 ビット版の PowerPivot では 4 GB まで、32 ビット版では 2 GB までのデータをメモリ内で扱うことができます。

ディスク領域

プログラム ファイルには、100 MB のディスク領域が必要です。データ ファイルを格納するには、追加のディスク領域が必要です。ファイルに含まれているデータは圧縮されていますが、大量のデータを含む多数のブックを作成すると、多量のディスク領域が必要になる場合があります。必要なディスク領域を事前に把握する方法はありません。ファイルを作成して保存する際、ディスク容量の消費率を監視し、十分な空き領域があることを確認してください。

ソフトウェア要件

PowerPivot for Excel は、32 ビットまたは 64 ビット バージョンの Excel 2010 がインストールされたコンピューターにインストールできます。32 ビット バージョンの Excel がインストールされている場合は、32 ビット バージョンの PowerPivot for Excel をインストールする必要があります。同様に、64 ビット バージョンの Excel がインストールされている場合は、64 ビット バージョンの PowerPivot for Excel をインストールする必要があります。

最小要件

オペレーティング システム

Windows XP SP3 (32 ビットのみ)、Windows Vista SP2、Windows 7、MSXML 6.0 がインストールされている Windows Server 2003 R2 (32 ビットのみ)、Windows Server 2008 SP2、または Windows Server 2008 R2 (64 ビットのみ)。

Windows Vista または Windows Server 2008 を使用している場合は、https://support.microsoft.com/default.aspx/kb/971644 から入手できるプラットフォーム更新プログラムもインストールする必要があります。

Windows 機能

Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 (Office のインストール前にインストールします)

Excel バージョンの要件

PowerPivot for Excel をインストールするには、Excel 2010 (32 ビットまたは 64 ビット) が必要です。

Office 機能

Office 共有機能が Excel 2010 と共にインストールされている必要があります。

Microsoft Excel の .NET プログラミング サポートもインストールする必要があります。

注意

ブックで PowerPivot データを作成して使用するには、Excel 2010 と PowerPivot for Excel アドインが必要です。Excel 2007 を使用して PowerPivot ブックを開き、スタイルや書式設定を変更することはできます (たとえば、別の色やフォントの適用)。しかし、Excel 2007 では、PowerPivot データに基づくピボットテーブルやピボットグラフを操作したり、基になるデータを変更したりすることはできません。

推奨事項

SQL Server PowerPivot for Excel は、32 ビット バージョンまたは 64 ビット バージョンの Excel 2010 で使用できます。ただし、32 ビット バージョンよりも、64 ビット バージョンの Excel と PowerPivot for Excel の方が圧倒的に多くのデータがサポートされます。特に、インポートするデータの行または列が 100 万件を超える場合は、64 ビット バージョンを使用してください。データセットのサイズがそれほど大きくない場合は、32 ビット バージョンでも、許容範囲のパフォーマンスを得ることができます。Excel 用データ マイニング アドインを使用する場合は、32 ビット バージョンの Excel が必要です。

コンポーネント

推奨

プラットフォームとオペレーティング システム

Windows 7 (64 ビット) または Windows Vista SP1 (64 ビット) の Business Edition または Ultimate Edition。

Excel バージョンの要件

Excel 2010 (64 ビット)。

PowerPivot for Excel のダウンロードとインストール

  1. Microsoft の Web サイト (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=155905) にアクセスします。

  2. x86 (32 ビット) バージョンまたは x64 (64 ビット) バージョンの PowerPivot_for_Excel.msi インストール プログラムをダウンロードします。

    1. 32 ビット バージョンをインストールするには、[ダウンロード] ボタンをクリックします。32 ビット バージョンは既定のバージョンです。[ダウンロード] をクリックすると、既定のバージョンが選択されます。

    2. 64 ビット バージョンをインストールするには、ページを下にスクロールして 64 ビット インストール パッケージを選択します。

  3. .msi ファイルをダブルクリックして、セットアップ ウィザードを開始します。

  4. [次へ] をクリックして、セットアップを開始します。

  5. 使用許諾契約書に同意し、[次へ] をクリックします。

  6. 名前を入力し、[次へ] をクリックします。

  7. [インストール] をクリックします。

  8. [完了] をクリックします。

インストールの確認

Excel を起動します。アドインをインストールした後、Excel リボンの [PowerPivot] タブをクリックし、[PowerPivot ウィンドウ] をクリックすると、PowerPivot ウィンドウを開くことができます。Excel のアプリケーション ウィンドウ上に、空の PowerPivot ウィンドウが表示されます。次に、インポート ウィザードを使用してデータのテーブルを追加し、テーブル間のリレーションシップを作成して、データに対して計算や式を設定してから、このデータを使用してピボットテーブルおよびピボットグラフを作成することができます。PowerPivot for Excel の詳細については、「PowerPivot の機能について」および「PowerPivot UI の概要」を参照してください。

関連項目

概念