サービスの展開
Windows Azure Platform
Windows® Azure™ SDK は、Windows Azure に展開するサービスを開発するための環境とツールを提供します。
開発ファブリックは、Windows Azure ファブリックをシミュレートします。開発ファブリックを使用して、サービスをローカルで実行してテストしたり、ログに適切な情報が書き込まれるかどうかを確認することができます。サービスを Windows Azure ファブリックに展開した後は、メッセージとアラートのログ以外にデバッグ情報を収集する方法はありません (ファブリック内で実行されているサービスにデバッガーをアタッチすることはできません)。開発ファブリックを使用してサービスをデバッグする方法の詳細については、「開発ファブリックの使用 (英語)」を参照してください。
このトピックには、以下のサブトピックがあります。
サービスを混在モードでデバッグする
サービスを CSPack でパッケージ化する
サービスを Azure サービス デベロッパー ポータルで展開する
サービスを混在モードでデバッグする
開発ストレージは、Windows Azure ストレージ サービスをシミュレートします。つまり、開発ストレージを使用することで、Windows Azure ストレージ サービスを呼び出すコードをデバッグできます。コードがローカル開発環境で正常に動作することを確認したら、Windows Azure ストレージ サービスの URI をポイントするように構成ファイルを変更し、Windows Azure の運用ストレージ サービスにあるデータを使用してコードをテストします。この混在モード構成では、サービスを開発ファブリックで実行し、データをクラウドでホストすることになります。
Windows Azure ファブリックと開発ファブリックにあるストレージ リソースについて、それぞれのアドレスを指定するための URI の書式については、「ストレージ サービスの URI について (英語)」を参照してください。
混在モードでサービスをデバッグしたら、Windows Azure ファブリックに展開できるようにサービスをパッケージ化します。
次の図に、サービスの開発と展開の各段階を示します。
サービスを CSPack でパッケージ化する
CSPack コマンドライン ツールは、Windows Azure ファブリックに展開するサービスをパッケージ化します。ここでは cspack.exe ユーティリティを使用して、Windows Azure デベロッパー ポータルから Windows Azure にアップロードするサービス パッケージ ファイルを生成します。既定のパッケージ名は <service-name>.cspkg
ですが、別の名前を指定することもできます。
Windows Azure Tools for Microsoft® Visual Studio® がインストールされている場合は、Visual Studio からサービスをパッケージ化して展開できます。
サービスを Windows Azure デベロッパー ポータルで展開する
パッケージ化したサービスは、デベロッパー ポータルに展開できます。次の 2 つのファイルをアップロードする必要があります。
cspack.exe ユーティリティを使用して作成したサービス パッケージ ファイル。
サービスの構成値を提供するサービス構成ファイル。
サービスと構成ファイルをアップロードすると、内部ステージング URL が提供されます。この URL を使用して、サービスを Windows Azure ファブリックでプライベートにテストできます。サービスを運用環境に配備する準備が整ったら、サービスのステージング URL を運用 URL に切り替えます。
参照
概念
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