仮想 IP スワップ アップグレードの実行
Windows Azure Platform
サービスをアップグレードするには、まず新しいパッケージをステージング展開スロットに展開し、その後、ステージング環境の展開と運用環境の展開を切り替えます。この種類のアップグレードは、2 つの展開のアドレスを交換することから、仮想 IP スワップまたは VIP スワップと呼ばれます。スワップ処理の間、どちらの展開もオンライン状態が維持されます。VIP スワップを実行するには、Windows Azure デベロッパー ポータルまたは Service Management API のいずれかを使用します。
新しいサービス定義ファイルを使用してサービスをアップグレードする場合は、VIP スワップを実行する必要があります。インプレース アップグレードは実行できません。ただし、VIP スワップを実行できるのは、サービス定義によって指定されているエンドポイントの数が両方の展開で等しい場合だけです。たとえば、これまで HTTP エンドポイントだけを展開していた Web ロールに HTTPS エンドポイントを追加した場合は、サービスのアップグレードには VIP スワップを使用できません。代わりに、運用環境の展開を削除して再展開する必要があります。
デベロッパー ポータルを使用した VIP スワップ アップグレード
デベロッパー ポータルを使用して VIP スワップを実行するには、ホスト サービスの [Summary] ページを表示します。前提として、アップグレードするサービスが運用環境で実行中であることが必要です。その上で、まずサービスの新しいバージョンをステージング展開スロットにアップロードする必要があります。新しいサービス バージョンがステージング環境で稼動中であれば、[Swap] アイコンをクリックすると、次の画像に示したように 2 つの展開が交換されます。
Service Management API を使用した VIP スワップ アップグレード
Service Management API を使用して VIP スワップを開始するには、展開のスワップ操作を呼び出します。
参照
概念
その他の資料
Windows Azure Service Management REST API リファレンス
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