Windows Azure ゲスト OS 設定の構成
Windows Azure Platform
Windows Azure ゲスト オペレーティング システムは、Windows Azure のロール インスタンスをホストする仮想マシン (VM) 上で実行されるオペレーティング システムです。Windows Azure には 2 種類の OS ファミリが用意されています。最新の 2.x バージョンではゲスト OS は Windows Server 2008 R2 との互換性があります。1.x バージョンのゲスト OS は、Windows Server 2008 SP2 と実質的に互換性があります。
Windows Azure ゲスト OS は、既知のセキュリティ脆弱性を解決し、Windows Azure の最新の実行環境を提供することを目的として、毎月更新されます。毎月のリリースには、マイクロソフト セキュリティ情報によって提供されるパッチが含まれます。
サービスの VM 上で実行されているゲスト OS をアップグレードするには、2 つのオプションがあります
ゲスト OS の自動アップグレードを選択する。このオプションを使用する場合は、同じ OS ファミリ内の最新のゲスト OS がリリースされると、Windows Azure によって自動的に VM がアップグレードされます。ベスト プラクティスとしては、自動的にアップグレードされるようにサービスを設定することをお勧めします。
一方の OS ファミリからもう一方の OS ファミリへのアップグレードはサポートされていません。
任意のタイミングで、サービスのゲスト OS を手動でアップグレードする。
以下の操作手順は、現在の OS のバージョン情報の確認方法および OS のアップグレード手順について解説しています。
アップグレードの進行について
ゲスト OS へのアップグレードは、自動か手動かにかかわらず、インプレース アップグレードとして実行されます。すなわち、サービスの VM (それぞれが 1 つのロール インスタンスに対応) は、一度に 1 つのアップグレード ドメインとしてアップグレードされます。アップグレード ドメインは、アップグレードがサービスに及ぼす影響を最小限に抑えるための VM の仮想グループです。アップグレードが開始されると、最初のアップグレード ドメイン内のロール インスタンスがオフラインになり、アップグレードされて、再起動されます。その後、アップグレードは、次のアップグレード ドメインに移ります。インプレース アップグレードおよびアップグレード ドメインの詳細については、「インプレース アップグレードの実行」を参照してください。
参照
概念
Windows Azure ゲスト OS のアップグレードの管理
Windows Azure Guest OS のリリースと SDK の互換性に関する表
ページのトップへ