コンテンツ容量の拡張について (FAST Search Server 2010 for SharePoint)
適用先: FAST Search Server 2010
トピックの最終更新日: 2015-03-09
コンテンツの更新頻度が低くてクエリの規模が適度にある場合は、ハードウェア コストを抑えるために 1 列あたりのインデックス作成アイテム数の増加が求められることがあります。インデクサーの構成を変更して、1 列につき最大 4,000 万アイテムを処理するように Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint インデクサーの構成を変更できます。
この記事では、コンテンツ容量拡張の構成に関連する推奨事項について説明します。
コンテンツ容量拡張の構成は、展開が次の条件を満たす場合にのみ使用してください。
コンテンツの規模が大きく、コンテンツ変更の頻度が低い。
クエリ スループット要件が低い (サーバーの CPU 性能にも依るが、1 秒あたりの最大クエリ数が 5 ～ 10)。
インデックス作成の待機時間はあまり重要ではありません。アイテムが更新されてから検索可能になるまでの待機時間はさらに長くなります。
注意
どんな変更でもシステムにとっては負荷になります。これには、アイテムに対するユーザー権限の更新も含まれます。
注意
コンテンツ容量拡張の構成は、インデックス列あたりのアイテム数が 1,500 万未満の展開には向きません。それ以上の容量が必要な場合にのみ使用してください。
通常、クエリのパフォーマンスと可用性の向上のために 1 つ以上の検索行を構成する必要があります。
コンテンツ容量拡張を使用する際のハードウェアに関する推奨事項:
CPU のコア/スレッド数が 16 以上 (24 以上が好ましい)
48 GB の RAM
パフォーマンスの高いストレージ サブシステム
テストした構成の詳細については、ホワイト ペーパー「FAST Search Server 2010 for SharePoint Capacity Planning (英語)」を参照してください。
重要
インデクサーの構成を変更するには、インデクサーに関するその他の重要なパラメーターも含まれている構成ファイルを変更する必要があります。この構成ファイルは、将来のソフトウェア更新プログラムで変更される可能性があります。その場合は、ソフトウェア更新後に構成の変更を再適用する必要があります。
See Also
Concepts
パフォーマンスと容量を計画する
インデクサーのコンテンツ容量を拡張する
コンテンツ容量を拡張している場合にソフトウェア更新プログラムを処理する