Lync Server 2010 の属性の同期について

ここでは、Lync Server 2010 Sync ツールを実行したときに、ユーザー オブジェクトと連絡先オブジェクトの属性がどのように変更されるかについて説明します。詳細については、「手順 1: Lync Server 2010 の ID ライフ サイクル管理サーバーを構成する」を参照してください。

このセクションの表では、Lync Server Sync ツールによって同期されるユーザー オブジェクトおよび対応する連絡先の属性の詳細を示します。

Lync Server Sync ツールによって、次の属性が同期されます。

• ObjectSid

• telephoneNumber

• displayName

• givenName

• sn (surname)

• physicalDeliveryOfficeName

• l (city)

• st (state)

• Country

• Title

• Mail

• Company

• Cn

• Distinguished name

• manager

• photo

• department

Microsoft Exchange Server とのグローバル アドレス一覧 (GAL) 同期を使用している場合は、ユーザーの distinguished name (DN) を同期して、ユーザーの連絡先オブジェクトの msDS-SourceObjectDN を設定するように GAL 同期を必ず構成する必要があります。属性は Lync Server Sync ツールによって自動的に同期されます。

以下の表は、ユーザー A を例に、ユーザー オブジェクトから連絡先オブジェクトへの属性のマッピングを示します。

ユーザー オブジェクトと連絡先オブジェクトの属性

Lync Server Sync ツールと、Microsoft Exchange Server の更新された GAL 同期によって、グループ オブジェクトおよび対応する連絡先の次の属性が同期されます。

• Mail

• displayName

• groupType

• MsDs-SourceObjectDN -- Microsoft Exchange Server との GAL 同期を使用している場合は、グループの DN を同期して、グループの連絡先オブジェクトの MsDs-SourceObjectDN を設定するように GAL 同期を必ず構成する必要があります。属性は Lync Server Sync ツールによって自動的に同期されます。

グループ オブジェクトと連絡先オブジェクトの属性