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エージェントの手動インストール プロセス

 

適用対象: System Center 2012 R2 Operations Manager,System Center 2012 - Operations Manager,System Center 2012 SP1 - Operations Manager

エージェントの手動インストールとは、System Center 2012 – Operations Manager エージェントをホストするコンピューター上で MOMAgent.msi をローカルに実行するプロセスのことです。 エージェントがインストールされている場合、エージェントは、指定した管理サーバーに接続して、指定した管理グループに参加しようとします。 管理グループと管理サーバーと両方のレベルでセキュリティ設定を使用することにより、手動でインストールされたエージェントからの要求の処理方法が設定できます。

次の 3 つのオプションは、手動でインストールされたエージェントの処理に使用できます。

オプション

操作

新しいエージェントの手動インストールを拒否する

手動でインストールされたエージェントからの要求をすべて、Operations Manager で拒否するように指定します。 これが最も安全な設定であり、既定で選択されています。

保留の管理の表示で新しいエージェントの手動インストールを確認する

管理グループへの参加が許可される前に、手動でインストールされたエージェントからの要求がすべて保留の管理に転送されることを指定します。 管理者は要求を確認し、エージェントの要求を手動で承認する必要があります。

手動でインストールした新しいエージェントを自動的に承認する

このオプションは、[保留の管理の表示で新しいエージェントの手動によるインストールを確認する] がオンになっている場合のみ使用できます。 この設定により、Operations Manager は、手動でインストールされたあらゆるエージェントが管理グループに参加することを自動的に許可します。 これが最も安全性の低いオプションです。

System_CAPS_important重要

管理グループまたは管理サーバーは、MOMAgent.msi を使用してインストールされたエージェントを受け入れるように構成する必要があります。このように構成しないと、エージェントは自動的に拒否され、オペレーション コンソールに表示されません。 管理グループが手動でインストールされたエージェントを受け入れるように構成されている場合、エージェントは、インストールされてから約 1 時間後にコンソールに表示されます。

次に、エージェントを手動でインストールするための設定を構成する手順を示します。

エージェントの手動インストール設定を管理グループ用に構成するには

  1. Operations Manager 管理者ロールのメンバーであるアカウントを使って、オペレーション コンソールにログオンします。

  2. [管理] をクリックします。

  3. [管理] ワークスペースで、[管理] を展開してから [設定] をクリックします。

  4. [設定] ウィンドウで、[種類: サーバー] を展開し、[セキュリティ] を右クリックしてから、[プロパティ] をクリックします。

  5. [グローバル管理サーバーの設定 - セキュリティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブで、次のいずれかを実行します。

    - 高いレベルのセキュリティを維持するには、**\[新しいエージェントの手動によるインストールを拒否する\]** をクリックしてから、**\[OK\]** をクリックします。
    
    - エージェントの手動によるインストールを構成するには、**\[保留の管理の表示で新しいエージェントの手動インストールを確認する\]** をクリックしてから、**\[OK\]** をクリックします。
    
    - 必要に応じて、\[手動でインストールした新しいエージェントを自動的に承認する\] を選択します。
    

単一の管理サーバーでエージェントの手動インストール設定を上書きするには

  1. Operations Manager 管理者ロールのメンバーであるアカウントを使って、オペレーション コンソールにログオンします。

  2. [管理] をクリックします。

  3. [管理] ワークスペースで、[管理][デバイスの管理] の順に展開してから、[管理サーバー] をクリックします。

  4. 結果ウィンドウで、プロパティを表示する管理サーバーを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。

  5. [管理サーバーのプロパティ] ダイアログ ボックスの [セキュリティ] タブをクリックします。

  6. [セキュリティ] タブで、次の操作を行います。

    - 高いレベルのセキュリティを維持するには、**\[新しいエージェントの手動によるインストールを拒否する\]** をクリックしてから、**\[OK\]** をクリックします。
    
    - 手動によるエージェントのインストールを構成するには、**\[保留の管理の表示で新しいエージェントの手動インストールを確認する\]** をクリックしてから、**\[OK\]** をクリックします。
    
    - 必要に応じて、\[手動でインストールした新しいエージェントを自動的に承認する\] を選択します。
    
  7. [OK] をクリックします。

自動承認を設定していない場合に保留中のエージェントのインストールを承認するには

  1. オペレーション コンソールで、[管理] をクリックします。

  2. [保留の管理] をクリックします。

  3. [保留の管理] ウィンドウの [種類: エージェントの手動インストール] でコンピューターを選択します。

  4. コンピューターを右クリックして、[承認] をクリックします。

  5. [エージェントの手動インストール] ダイアログ ボックスで [承認] をクリックします。 これで、コンピューターが [エージェントで管理] ノードに表示され、管理の準備が整いました。

    [!メモ]

    拒否されたエージェントは、管理グループからエージェントがアンインストールされるまで、[保留の管理] に残ります。

参照

Operations Manager エージェントのインストール方法
検出ウィザードを使ってエージェントを Windows にインストールする
検出ウィザードを使ってエージェントを UNIX および Linux にインストールする
MOMAgent.msi セットアップ ウィザードを使ってエージェントをインストールする
コマンド ラインを使用して UNIX および Linux コンピューターにエージェントと証明書をインストールする
UNIX および Linux コンピューターの証明書の管理
コマンド ラインを使ってエージェントをインストールする
オブジェクト検出に上書きを適用する
エージェントの構成
MOMAgent コマンドを使用してエージェントを管理する例
Upgrading and Uninstalling Agents on UNIX and Linux Computers (UNIX および Linux コンピューター上のエージェントのアップグレードおよびアンインストール)
UNIX および Linux コンピューターからのエージェントの手動アンインストール
Windows ベースのコンピューターからエージェントをアンインストールする