接続フィルターのデータ型と演算子 (SharePoint Server 2010)

 

適用先: SharePoint Server 2010

トピックの最終更新日: 2015-03-09

Microsoft SharePoint Server 2010 でプロファイル情報をディレクトリ サービスと同期する場合、特定のユーザーまたはグループを同期から除外するフィルターを指定できます。フィルターには、<attribute><operator><value> という形式の句の組み合わせと、それらの句を結合する方法が含まれます。使用できる演算子は属性のデータ型によって異なります。フィルターとその作成方法については、「プロファイルの同期を計画する (SharePoint Server 2010)」を参照してください。

次の表に、Active Directory ドメイン サービス (AD DS) のデータ型とそれぞれに使用できる演算子を示します。

AD DS のデータ型 演算子

ブール値

存在する、存在しない、True、False

大文字と小文字の区別されない文字列

存在する、存在しない、次の値と等しい、次の値と等しくない、次で始まる、次で始まらない、次で終わる、次で終わらない、次を含む、次を含まない

識別名

存在する、存在しない、次の値と等しい、次の値と等しくない、次で始まる、次で始まらない、次で終わる、次で終わらない、次を含む、次を含まない

IA5-String

存在する、存在しない、次の値と等しい、次の値と等しくない、次で始まる、次で始まらない、次で終わる、次で終わらない、次を含む、次を含まない

整数

存在する、存在しない、次の値と等しい、次の値と等しくない、次の値未満、次の値以下、次の値より大きい、次の値以上、ビット単位 ON =、ビット単位 OFF =

大きい整数または間隔

存在する、存在しない

数値文字列

存在する、存在しない、次の値と等しい、次の値と等しくない、次で始まる、次で始まらない、次で終わる、次で終わらない、次を含む、次を含まない

オクテット文字列

存在する、存在しない

注意

AD DS 属性 unicodePwd はオクテット文字列ですが、SharePoint Server でプロファイルの同期に使用する場合は Unicode 文字列として処理されます。

SID

存在する、存在しない

Unicode 文字列

存在する、存在しない、次の値と等しい、次の値と等しくない、次で始まる、次で始まらない、次で終わる、次で終わらない、次を含む、次を含まない

UTC コード時刻

存在する、存在しない、次の値と等しい、次の値と等しくない、次で始まる、次で始まらない、次で終わる、次で終わらない、次を含む、次を含まない

注意

[ビット単位 ON =] 演算子は、特定のビットがオンであるかどうかを調べます。たとえば、属性が userAccountControl、演算子が [ビット単位 ON =]、値 が 2 である句は、userAccountControl 属性の第 2 ビットが 1 の場合に真 (True) になります。同様に、[ビット単位 OFF =] 演算子は、特定のビットがオフ (ゼロ) かどうかを調べます。ビット比較演算子に指定する値は、比較するビットマスクの 10 進表現で指定します。たとえば、第 5 ビット (0000 0000 0001 0000) を比較するには、「16」と指定します。

See Also

Concepts

プロファイルの同期を計画する (SharePoint Server 2010)