System Center 2012 - Service Manager での管理パックの使用

 

対象: System Center 2012 SP1 - Service Manager、System Center 2012 R2 Service Manager、System Center 2012 - Service Manager

管理パックには、封印された管理パックと封印されていない管理パックの 2 種類があります。 封印された管理パックは変更できませんが、封印されていない管理パックは変更できます。

封印されていない管理パックは、サービス管理プロセスの全部または一部を実装するために必要な情報を System Center 2012 – Service Manager で利用できるように、その機能を拡張するために使用します。 封印されていない管理パックを使用して、ユーザーが作成するカスタム オブジェクトを格納できます。 たとえば、テスト中または評価中に作成したオブジェクトを封印されてない管理パックに格納できます。 その後、封印されていない管理パックをファイルにエクスポートし、運用環境などの別の環境にそのファイルをインポートできます。 また、同じ管理パックを複数の環境にインポートすることで、Service Manager のすべての展開に確実に一貫した構成が使用されるようになり、効率性が強化されます。

[!メモ]


インポートできるのは、封印されていない管理パックだけです。

封印されていない管理パックは、クラス、ワークフロー、ビュー、フォーム、レポート、ナレッジ項目が含まれている .xml ファイルです。 グループ、キュー、タスク、テンプレート、コネクタ、リストなどのアイテムは管理パックに格納されますが、インシデント、変更要求、コンピューター、その他のクラスのインスタンスなどは管理パックに格納されません。

Service Manager には、既定で、インポート済みの封印された管理パックがいくつか含まれています。インシデント管理や変更管理などの Service Manager の主要な機能は、これらの管理パックによって有効になります。 また、既定では、Service Manager には「既定の管理パック」という管理パックが含まれています。これに作成した新しいアイテムを保存できます。 さらに、Service Manager にはインポート済みの封印されていない管理パックも含まれています。この管理パックで、オプションの機能を有効にします。 封印されていない管理パックは削除できますが、ビュー、規則、またはリストの一部がなくなることがあります。 ただし、これらのオプションの機能を削除しても、Service Manager が正常に機能しなくなることはありません。 管理パックを削除する前に、エクスポートすることを検討してください。 削除した管理パックにあるオプション機能が後で必要になった場合は、その管理パックをインポートすることもできます。

管理パックを使用するには、Service Manager にインポートします。 管理パックは Service Manager コンソールを使用してインポートできる .xml、.mp、.mpb のいずれかの形式のファイルに格納されています。

管理パックの主要な概念、ベスト プラクティス、関連トピックの詳細については、「管理パック:管理パックの使用」を参照してください。

管理パックの使用に関するトピック

その他の参考資料