Microsoft Dynamics CRM レポート拡張機能をコマンド プロンプトを使用してインストールする
公開日: 2016年11月
対象: Dynamics CRM 2015
Microsoft Dynamics CRM レポート拡張機能は Microsoft SQL Server Reporting Services サーバーにインストールされるデータ処理拡張機能です。Microsoft Dynamics CRM レポート拡張機能 は Microsoft Dynamics CRM Server から認証情報を受け取り、Microsoft SQL Server Reporting Services サーバーに渡します。
Microsoft Dynamics CRM レポート拡張機能 をインストールすると、Microsoft Dynamics 365フェッチ データ処理拡張機能 と SQL データ処理拡張機能という 2 つのデータ処理拡張機能がインストールされます。フェッチ データ処理拡張機能は、Microsoft Dynamics 365 でフェッチベースのレポートを作成、実行、およびスケジュール設定するために必要です。SQL データ処理拡張機能は、Microsoft Dynamics 365のSQL ベースのレポートをスケジュール設定するために必要です。
Microsoft Dynamics CRM レポート拡張機能要件
Microsoft Dynamics CRM レポート拡張機能には次の要件があります。
Microsoft Dynamics CRM レポート拡張機能セットアップを実行する前に、Microsoft Dynamics CRM Server のすべての役割をインストールする必要があります。
Microsoft Dynamics CRM レポート拡張機能セットアップは、Microsoft SQL Server Reporting Services がインストールされたコンピューターで実行する必要があります。
Microsoft Dynamics CRM レポート拡張機能 を Microsoft SQL Server 2012Reporting Servicesで実行できます。SQL Server の以前のバージョンはサポートされていません。Microsoft SQL Server Reporting Services のサポートされているバージョンの詳細については、「Microsoft Dynamics CRM 2015 レポートの要件 _ 削除済み」を参照してください。
小さなデータ セットやユーザー数が少ない場合は、SQL Server データベース エンジンと Microsoft SQL Server Reporting Services が同じサーバーで実行される単一サーバー展開の使用が適している場合があります。 ただし、大きなデータセットまたはユーザーが多い場合、複雑なレポートが実行されるとすぐにパフォーマンスが低下するため、Microsoft Dynamics 365 データベース用の 1 台のコンピューターが SQL Server を実行し、Microsoft SQL Server Reporting Services 用に別のサーバーを使用するマルチサーバー展開の使用をお勧めします。
コマンド例
Microsoft Dynamics CRM レポート拡張機能は、Microsoft Dynamics CRM Server と同じコマンドライン パラメーターを受け取ります。Microsoft Dynamics CRM レポート拡張機能 を自動モードでインストールする場合、install-config.xml という名前の XML 構成ファイルが使用され、log.txt という名前のログ ファイルが作成されます。Microsoft Dynamics 365 インストール ファイルの以下の SrsDataConnector フォルダーにあるセットアップ プログラムを実行します。
SetupSrsDataConnector /Q /CONFIG folderpath\install-config.xml /L c:\logfiles\crm\log.txt
関連項目
コマンド プロンプトを使用した Microsoft Dynamics CRM サーバーのインストール
コマンド プロンプトを使用した Outlook 用 Microsoft Dynamics CRM のインストール
Microsoft Dynamics CRM レポート拡張機能の XML 構成ファイル
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