DISM によるオフラインでの言語パックの追加と削除

更新日: 2013年10月

適用対象: Windows 8, Windows 8.1, Windows Server 2008 R2, Windows Server 2012, Windows Server 2012 R2

Windows(R) のすべてのインストールには、1 つ以上の言語パックと、コアとなるオペレーティング システムを構成する、言語に依存しないバイナリが含まれています。このトピックでは、展開イメージのサービスと管理 (DISM.exe) を使って言語パックを追加または削除し、地域と言語の設定を構成する方法について説明します。言語インターフェイス パック (LIP) を追加または削除する場合も同じ手順を使用します。言語パックと LIP の違いについて詳しくは、「Windows への言語パックの追加」をご覧ください。

Windows イメージは、最近インストールされキャプチャされたイメージか、既定の製品イメージである必要があります。これは、Windows イメージに保留中のパッケージ操作が含まれないようにするためです。どの言語の Windows イメージでも使用できます。たとえば、英語 (en-US) のイメージに、日本語 (ja-JP) と韓国語 (ko-KR) のサポートを追加できます。また、サポートされる親言語を含む Windows イメージに LIP を追加できます。サポートされている言語パックと LIP について詳しくは、「言語パックと Windows 展開」をご覧ください。

このトピックでは、次の手順について説明します。

  • Windows イメージに言語パックを追加する」では、オフライン Windows イメージに新しい言語パックを追加する方法について説明します。

  • Windows イメージから言語パックを削除する」では、DISM を使って、オフライン Windows イメージから言語パックを削除する方法について説明します。使用しない言語パックは、Windows イメージに新しい言語パックを追加する前に削除する必要があります。

  • 地域と言語の設定を構成する」では、DISM を使って、既定の表示言語を変更したり、Windows イメージのその他の地域と言語の設定を構成したりする方法について説明します。

Windows プレインストール環境 (Windows Preinstallation Environment) イメージに言語パックを追加する方法について詳しくは、「DISM によるオフラインでの言語パックの追加と削除」をご覧ください。

言語パックは .cab ファイルとして使うことができ、Lp.cab という名前が付けられています。.cab ファイルとして提供されるパッケージは、DISM コマンド ライン ツールを使って、オフライン Windows イメージに追加できます。言語パックまたは言語インターフェイス パック (LIP) を追加する場合も同じ手順を使用します。

Important重要
LIP は、.mlc ファイルとして提供されますが、DISM コマンド ライン ツールを使用してオフライン Windows イメージに LIP を追加する場合は、LIP ファイルの名前を LIP.mlc から LIP.cab に変更する必要があります。

LIP は、サポートされる親言語がインストールされた Windows イメージにのみインストールできます。たとえば、バスク語 LIP は、スペイン語 (スペイン) またはフランス語 (フランス) の親言語パックがインストールされた Windows イメージにのみインストールできます。オフライン Windows イメージに LIP をインストールする前に、サポートされる親言語がインストールされているかどうかを確認してください。サポートされている言語パックと LIP について詳しくは、「言語パックと Windows 展開」をご覧ください。

応答ファイルに言語パックと LIP を追加して、オフライン Windows イメージにこの応答ファイルを適用することもできます。これにより、同じ操作で LIP と親言語をインストールできます。

Important重要
更新プログラムの適用後に言語パックをインストールしないでください。言語に依存したリソースを含む更新プログラム (修正プログラム、一般配布リリース (GDR)、またはサービス パック (SP)) をインストールしてから言語パックをインストールすると、更新プログラムに含まれている言語に固有の変更が適用されず、更新プログラムを再インストールする必要があります。更新プログラムをインストールする前に、必ず言語パックをインストールしてください。

  1. Windows イメージに新しい言語パックを追加する前に、使用しない言語パックを Windows イメージから削除する必要があります。詳しくは、「Windows イメージから言語パックを削除する」をご覧ください。

  2. [スタート] ボタンをクリックし、「展開」と入力します。[展開およびイメージング ツール環境] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。

  3. 前の手順で既にイメージがマウントされている場合、次のコマンドを入力して、現在マウントされているイメージと、マウント場所やマウントされたイメージのインデックスなどのマウントされたイメージに関する情報を一覧表示できます。

    Dism /Get-MountedImageInfo
    

    イメージがマウントされていない場合、次のコマンドを入力して、変更するイメージの名前またはインデックス番号を取得します。

    Dism /Get-ImageInfo /ImageFile:C:\test\images\install.wim
    

    イメージ ファイルを指定するほとんどの操作に、インデックスまたは名前の値が必要です。イメージをマウントするには、次のコマンドを入力します。

    Dism /Mount-Image /ImageFile:C:\test\images\install.wim /Name:"Windows 7 HomeBasic" /MountDir:C:\test\offline
    
  4. マウントされたオフライン イメージに言語パックを追加するには、次のコマンドを入力します。1 つのコマンド ラインで複数のパッケージを追加できます。

    Dism /Image:C:\test\offline /ScratchDir:C:\Scratch /Add-Package /PackagePath:C:\packages\package1.cab /PackagePath:C:\packages\package2.cab ...
    
    noteメモ
    言語パックを追加する場合、スクラッチ ディレクトリは 1 GB 以上である必要があります。

  5. 変更をコミットするには、次のコマンドを入力します。/unmount オプションを使用するまで、イメージはマウントされたままの状態になります。

    Dism /Commit-Image /MountDir:C:\test\offline
    
  6. 言語パックは、Windows イメージに追加されます。次の手順で、地域と言語の設定を構成するします。

  1. Windows イメージに追加する言語パックの場所をメモします。言語パックは、.cab ファイルに格納され、Lp.cab という名前です。

  2. Windows SIM を使って、追加する言語パックのみを含む応答ファイルを作成します。応答ファイルを作成する方法について詳しくは、「応答ファイルを作成するか開く」をご覧ください。

  3. [パッケージ] ノードの [言語パック] で、追加する言語パックを右クリックし、[応答ファイルに追加] をクリックします。

  4. [プロパティ] ウィンドウの [設定] で、[操作] 設定の値として [インストール] を選択します。

  5. 応答ファイルに地域と言語の設定を構成することもできます。詳しくは、「Windows の地域と言語の設定の構成」をご覧ください。

  6. 応答ファイルを検証して保存します。

  7. Windows SIM を閉じます。

    Important重要
    言語パックが応答ファイルで指定された場所にコピーされていることを確認してください。

  8. イメージがまだマウントされていない場合、DISM を使用して Windows イメージをマウントします。例:

    Dism /Mount-Image /ImageFile:C:\test\images\install.wim /Index:1 /MountDir:C:\test\offline
    
  9. DISM を使用して、マウントした Windows イメージに無人インストール応答ファイルを適用します。例:

    DISM /Image:C:\test\offline /Apply-Unattend:C:\test\answerfiles\myunattend.xml
    

    DISM を使って無人応答ファイルを適用する方法について詳しくは、「DISM の無人サービスのコマンド ライン オプション」をご覧ください。

  10. 言語パックが Windows イメージに追加され、地域と言語の設定が構成されます。

Windows イメージに新しい言語パックを追加する前に、使用しない言語パックを削除する必要があります。DISM を使用してオフラインで言語パックを削除するには、2 つの方法があります。1 つ目はオフライン イメージに無人応答ファイルを適用する方法で、2 つ目はコマンド プロンプトを使用してオフライン イメージから直接言語パックを削除する方法です。

Important重要
保留中のオンライン操作がある場合、オフライン Windows イメージから言語パックを削除することはできません。Windows イメージは、最近インストールされキャプチャされたイメージである必要があります。これによって、Windows イメージには再起動が必要な保留中のオンライン操作がないことを保証できます。

  1. 言語を削除する対象の Windows イメージを含む Windows イメージ (.wim) ファイルまたは仮想ハード ディスク (.vhd または .vhdx) を指定します。

  2. [スタート] ボタンをクリックし、「展開」と入力します。[展開およびイメージング ツール環境] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。

  3. コマンド プロンプトで次のコマンドを入力して、変更するイメージの名前またはインデックス番号を取得します。

    Dism /Get-ImageInfo /ImageFile:C:\test\images\install.wim 
    

    イメージ ファイルを指定するほとんどの操作に、インデックスまたは名前の値が必要です。

  4. 次のコマンドを入力して、オフライン Windows イメージをマウントします。

    Dism /Mount-Image /ImageFile:C:\test\images\install.wim /Name:"Windows 7 HomeBasic" /MountDir:C:\test\offline
    
  5. オプション: オフライン イメージ内の言語を一覧表示するには、次のコマンドを入力します。

    Dism /Image:C:\test\offline /Get-Intl
    
  6. イメージから言語パックを削除するには、次のコマンドを入力します。1 つのコマンド ライン ステートメントで複数の .cab ファイルを削除できます。

    Dism /Image:C:\test\offline /Remove-Package /PackagePath:C:\packages\package1.cab /PackagePath:C:\packages\package2.cab ...
    
  7. 変更をコミットするには、次のコマンドを入力します。/unmount オプションを使用するまで、イメージはマウントされたままの状態になります。

    Dism /Commit-Image /MountDir:C:\test\offline
    
  8. 言語パックがイメージから削除されます。次の手順では、マウントされたオフライン イメージに言語パックを追加します。続行する場合は、「Windows イメージに言語パックを追加する」をご覧ください。

  1. Windows(R) システム イメージ マネージャー (Windows SIM) を使用して、削除する言語パックのみを含む応答ファイルを作成します。Windows SIM を使用して Windows イメージを開き、新しい応答ファイルを作成します。Windows SIM の使用方法について詳しくは、「応答ファイルを作成するか開く」をご覧ください。

  2. [パッケージ] ノードの [言語パック] で、削除する言語パックを右クリックし、[応答ファイルに追加] をクリックします。

  3. [プロパティ] ウィンドウの [設定] で、[操作] 設定の値として [削除] を選択します。

  4. 応答ファイルを保存し、Windows SIM を閉じます。応答ファイルは、次の例のようになります。

    <package action="remove">
       <assemblyIdentity name="Microsoft-Windows-LanguagePack-Package" version="6.0.5714.0" processorArchitecture="x86" publicKeyToken="31bf3856ad364e35" language="en-US" />
    </package>
    
  5. DISM を使用して、Windows イメージをマウントします。例:

    Dism /Mount-Image /ImageFile:C:\test\images\install.wim /Index:1 /MountDir:C:\test\offline
    
  6. DISM を使用して、マウントした Windows イメージに無人応答ファイルを適用します。例:

    Dism /Image:C:\test\offline /Apply-Unattend:C:\test\answerfiles\myunattend.xml
    

    DISM を使って無人応答ファイルを適用する方法について詳しくは、「DISM の無人サービスのコマンド ライン オプション」をご覧ください。

  7. 変更をコミットするには、次のコマンドを入力します。/unmount オプションを使用するまで、イメージはマウントされたままの状態になります。

    Dism /Commit-Image /MountDir:C:\test\offline
    
  8. 言語パックがイメージから削除されます。次の手順では、マウントされたオフライン イメージに言語パックを追加します。続行する場合は、「Windows イメージに言語パックを追加する」をご覧ください。

Windows イメージの言語パックを追加または削除した後で、既定のユーザー インターフェイス (UI) 言語 (表示言語とも呼ばれます) を設定できます。同時に、DISM を使用して Windows イメージの地域と言語の設定を構成できます。

応答ファイルで地域と言語の設定を構成することもできます。この方法について詳しくは、「Windows の地域と言語の設定の構成」をご覧ください。

noteメモ
DISM ツールで既定の UI 言語とロケールの設定を指定し、応答ファイルで異なる言語とロケールの設定を指定する場合は、DISM ツールによって指定された既定値ではなく応答ファイルの設定が使用されます。

  1. イメージがマウントされていない場合は、最初にイメージをマウントする必要があります。例:

    Dism /Mount-Image /ImageFile:C:\test\images\install.wim /Index:1 /MountDir:C:\test\offline
    
  2. マウントされたオフライン イメージのすべての地域と言語の設定を、Microsoft が設定した各言語の既定値に一致するように変更するには、DISM のコマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。

    Dism /Image:C:\test\offline /Set-SKUIntlDefaults:en-us
    
    noteメモ
    /Set-SKUIntlDefaults オプションでは、日本語と韓国語のキーボード ドライバーは変更されません。これを変更するには、/Set-LayeredDriver オプションを使う必要があります。詳しくは、「DISM の地域と言語サービスのコマンド ライン オプション」をご覧ください。

    既定値について詳しくは、「Windows 言語パックの既定値」をご覧ください。

    必要に応じて、UI 言語、システム ロケール、ユーザー ロケール、入力ロケールなどのさまざまな設定を、さまざまな値で構成することができます。これらの各設定に個別の値を指定する方法について詳しくは、「DISM の地域と言語サービスのコマンド ライン オプション」をご覧ください。

  3. コマンド プロンプトで次のコマンドを入力して、変更をコミットし、イメージのマウントを解除します。

    Dism /Unmount-Image /MountDir:C:\test\offline /Commit
    

これで、Windows イメージを展開する準備ができました。

関連項目

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