Windows RE のカスタマイズ

Windows(R) 回復環境 (Windows RE) は、パッケージ (Windows PE オプション コンポーネント)、言語、ドライバー、カスタム診断ツール、カスタム トラブルシューティング ツールなどを追加してカスタマイズできます。

このトピックの内容:

このチュートリアルを完了するには、次のものが必要です。

Windows RE をカスタマイズするには、Windows 基本イメージ ファイルと、このイメージ内の Windows RE イメージ ファイルの両方をマウントする必要があります。

noteメモ
起動に不可欠なドライバーと言語を使って Windows 参照イメージを更新するときに、包含される Windows RE イメージも同時に更新して、必要なファイルが両方のイメージに確実に含まれるようにすることをお勧めします。

  1. テクニシャン コンピューターで、[スタート] ボタンをクリックし、「展開」と入力します。[展開およびイメージング ツール環境] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。

  2. 展開およびイメージング ツール環境 のコマンド プロンプトで、イメージ ファイルのコピーを作成します。このファイルは、Windows の製品 DVD では \sources\install.wim にあります。

    md c:\mount
    
    xcopy D:\sources\install.wim C:\mount
    
  3. Windows イメージを編集用にマウントします。

    md C:\mount\windows
    
    Dism /mount-image /imagefile:C:\mount\install.wim /index:1 /mountdir:C:\mount\windows
    
    noteメモ
    製品 DVD から基本 Windows イメージのコピーを使用する場合、利用可能なイメージをどれでも使えます。

  4. Windows RE イメージを編集用にマウントします。

    md C:\mount\winre 
    
    Dism /mount-image /imagefile:c:\mount\windows\windows\system32\recovery\winre.wim /index:1 /mountdir:C:\mount\winre
    
    noteメモ
    Windows RE イメージは常にインデックス番号 1 である必要があります。

Windows RE に言語を追加するときは、基本言語パックと、Windows RE ツール イメージ内の各 Windows PE オプション コンポーネントに対応する言語パックを追加する必要があります。

noteメモ
回復シナリオでの言語機能を一貫させるために、Windows イメージに追加する言語セットと同じセットを Windows RE イメージに追加します。Windows イメージに 10 を超える言語パックを追加しないでください。複数の言語パックを追加すると、Windows イメージのサイズが増加します。また展開とサービス時のシステムのパフォーマンス全体にも影響します。

  1. Windows RE ツール イメージ内の Windows PE オプション コンポーネントを一覧表示します。

    Dism /Get-Packages /Image:C:\mount\winre
    
  2. 表示されるパッケージ一覧を調べ、基本 Windows PE 言語パックなど、イメージ内の各パッケージに対応する言語パックを追加します。

    たとえば、次のコードは、フランス語 (fr-fr) の言語パックを基本 Windows PE イメージに追加し、さらに Windows 8.1 と Windows Server 2012 R2 の既定の Windows RE イメージ内に存在する各オプション コンポーネントに追加する方法を示しています。

    Dism /image:C:\mount\winre /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\fr-fr\lp_fr-fr.cab"
    
    Dism /image:C:\mount\winre /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\fr-fr\WinPE-Rejuv_fr-fr.cab"
    
    Dism /image:C:\mount\winre /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\fr-fr\WinPE-EnhancedStorage_fr-fr.cab"
    
    Dism /image:C:\mount\winre /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\fr-fr\WinPE-Scripting_fr-fr.cab"
    
    Dism /image:C:\mount\winre /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\fr-fr\WinPE-SecureStartup_fr-fr.cab"
    
    Dism /image:C:\mount\winre /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\fr-fr\WinPE-SRT_fr-fr.cab"
    
    Dism /image:C:\mount\winre /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\fr-fr\WinPE-WDS-Tools_fr-fr.cab"
    
    Dism /image:C:\mount\winre /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\fr-fr\WinPE-WMI_fr-fr.cab"
    
    Dism /image:C:\mount\winre /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\fr-fr\WinPE-StorageWMI-Package_fr-fr.cab"
    

ストレージ ドライバーやビデオ ドライバーなど、参照コンピューターを起動するために必要なすべてのサードパーティ ドライバーを追加します。詳しくは、「WinPE: マウントとカスタマイズ」を参照してください。

noteメモ
また、応答ファイルを使って、基本 Windows イメージに含まれていない、起動に不可欠なドライバーを追加することもできます。

  • 参照コンピューターを起動するためにサードパーティ ドライバーが必要な場合、Dism コマンドと /Add-Driver オプションを使ってドライバー (inf ファイル) を追加する必要があります。例:

    Dism /Image:C:\mount\winre /Add-Driver /Driver:"C:\SampleDriver\driver.inf" 
    

    C:\SampleDriver\driver.inf は .inf ファイルの場所です。

Windows RE イメージには、カスタムのトラブルシューティング ツールまたは診断ツールを追加できます。カスタム ツールを追加するときは、展開時にカスタム ツールを登録するための追加手順が必要です。詳しくは、「Windows RE のブート オプション メニューにカスタム ツールを追加する」を参照してください。

Windows RE ブート イメージの作業が終わったら、変更を Windows RE イメージおよび Windows 基本イメージに保存します。

  • 展開およびイメージング ツール環境 のコマンド プロンプトで、Windows RE イメージをマウント解除します。

    Dism /unmount-image /mountdir:C:\mount\winre /commit
    
  • オプション: Windows RE イメージのバックアップ コピーを作ります。多くの場合、複数の PC 構成に対して同じカスタム Windows RE イメージを再使用できます。

    copy C:\mount\windows\windows\system32\recovery\winre.wim C:\mount\winre_backup_x64_with_fr-fr.wim
    
  • 基本 Windows イメージをマウント解除します。

    Dism /unmount-image /mountdir:C:\mount\windows /commit
    

Windows セットアップを使って Windows を展開している場合、基本 Windows ファイル (Install.wim) 内のその他の Windows イメージを更新します。

Windows PEDiskpartDISM を使って参照イメージを展開している場合、「Windows RE の展開」に進みます。

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