Hyper-V をインストールして仮想マシンを作成する

 

公開日: 2016年9月

対象: Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2

ここでは、Windows Server 2012 と Windows Server 2012 R2 および Windows 8 と Windows 8.1 の Professional エディションと Enterprise エディションに Hyper-V をインストールする方法について説明します。 Hyper-V をインストールした後で、仮想マシンを作成および構成するための基本的な手順についても説明します。

このドキュメントの内容

System_CAPS_ICON_note.jpg メモ

このトピックでは、説明した手順の一部を自動化するのに使用できる Windows PowerShell コマンドレットのサンプルを示します。 詳細については、「コマンドレットの使用」を参照してください。

Hyper-V をインストールしようとする前に、以下の準備ができていることを確認してください。

  • コンピューターの管理者権限を持つユーザー アカウント。

  • 同時に実行する予定のすべての仮想マシンを実行するための十分なメモリ。

  • 仮想マシンのためのソフトウェア。 たとえば、特定のワークロードをテストするには、オペレーティング システムおよびワークロードのインストール メディアが必要です。Windows Server 2012 の特定の機能をテストする場合は、物理コンピューターに Windows Server 2012 をインストールするために使ったインストール メディアを、仮想マシンでも使うことができます。

このコンピューターに仮想マシンを作成して実行できるように、Hyper-V をインストールします。 いずれかのインストール方法を選択します。

Windows Server に Hyper-V の役割を追加するには

  1. サーバー マネージャーで、[管理] メニューの [役割と機能の追加] をクリックします。

  2. [開始する前に] ページで、インストールする役割と機能のために、対象サーバーとネットワーク環境の準備が整っていることを確認してください。[次へ] をクリックします。

  3. [インストールの種類の選択] ページで [役割ベースまたは機能ベースのインストール] を選択し、[次へ] をクリックします。

  4. [対象サーバーの選択] ページで、サーバー プールからサーバーを選択し、[次へ] をクリックします。

  5. [サーバーの役割の選択] ページで [Hyper-V] を選択します。

  6. 仮想マシンの作成と管理に使うツールを追加するには、[機能の追加] をクリックします。 [機能] ページで、[次へ] をクリックします。

  7. [仮想スイッチの作成] ページ、[仮想マシンの移行] ページ、および [既定の保存場所] ページで、適切なオプションを選択します。

  8. [インストール オプションの確認] ページで、[必要に応じて対象サーバーを自動的に再起動する] をオンにし、[インストール] をクリックします。

  9. インストールが完了したら、インストールの確認を行います。確認するには、サーバー マネージャーの [すべてのサーバー] ページを開き、Hyper-V をインストールしたサーバーを選択して、選択したサーバーのページで [役割と機能] タイルを表示します。

クライアント Hyper-V を有効にするには

System_CAPS_ICON_warning.jpg 警告

Hyper-V はオプション機能であるため、組織の IT ポリシーによっては、インストールに必要なファイルがコンピューターに存在しない場合があります。 インターネットに接続している場合は、機能を有効にすると、必要なファイルが自動的にダウンロードされます。 インターネットに接続していない場合は、必要なファイルをダウンロードしてコンピューターに手動でコピーするか、またはそれ以外の方法でインストール メディアを提供します。

Always On/Always Connected (AOAC) 電源モデルを使用する Windows 8 または Windows 8.1 搭載コンピューターで Hyper-V の役割を有効にすると、コネクト スタンバイ電源状態は使用できません。 詳細については、http://support.microsoft.com/kb/2973536 をご覧ください。

  1. コントロール パネルで、[Programs] をクリックし、[Programs and Features] をクリックします。

  2. [Turn Windows features on or off] をクリックします。

  3. [Hyper-V]、[OK]、[Close] の順にクリックします。

Windows Server で Install-WindowsFeature コマンドレットを使用して Hyper-V の役割をインストールするには

System_CAPS_ICON_warning.jpg 警告

Windows PowerShell では、役割および機能の追加ウィザードとは異なり、既定では、役割の管理ツールとスナップインは追加されません。 役割のインストールの一環として管理ツールを含めるには、-IncludeManagementTools パラメーターをコマンドレットに追加します。Windows Server 2012 の Server Core インストール オプションを実行しているサーバーに役割と機能をインストールし、役割の管理ツールをインストールに追加する場合は、インストール オプションを、管理ツールを実行できる最小シェル オプションに変更するように求めるメッセージが表示されます。 そのようにしない場合、管理ツールとスナップインは、Windows Server の Server Core インストール オプションを実行しているサーバーにインストールできません。

詳細については、「Install-WindowsFeature」をご覧ください。

  1. 次のいずれかを実行して、管理者特権を使って Windows PowerShell セッションを開きます。

    • Windows デスクトップで、タスク バーの [Windows PowerShell] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。

    • Windows のスタート ページで、Windows PowerShell という名前の任意の一部を入力します。スタート ページの [アプリ] の結果に Windows PowerShell のショートカットが表示されたら、それを右クリックして、[詳細設定][管理者として実行] の順にクリックします。Windows PowerShell のショートカットをスタート ページにピン留めするには、ショートカットを右クリックし、[スタート画面にピン留めする] をクリックします。

  2. 次のように入力して Enter キーを押します。computer_name は、Hyper-V をインストールするリモート コンピューターです。 Hyper-V をコンソール セッションから直接インストールする場合は、コマンドに -ComputerName <computer_name> を含めません。

    Install-WindowsFeature –Name Hyper-V -ComputerName <computer_name> -IncludeManagementTools -Restart  
    
    
  3. ローカル サーバーにインストール済みの利用可能な役割と機能の一覧を表示するには、「Get-WindowsFeature」と入力し、Enter キーを押します。 コマンドレットの結果には、このコンピューターに追加された役割と機能のコマンド名が含まれています。

    System_CAPS_ICON_note.jpg メモ

    Windows PowerShell 3.0 では、モジュールに含まれるコマンドレットを実行する前に、サーバー マネージャーのコマンドレット モジュールを Windows PowerShell セッションにインポートする必要はありません。 モジュールは、モジュールに含まれるコマンドレットを初めて実行するときに自動的にインポートされます。 また、Windows PowerShell のコマンドレットでは、大文字と小文字は区別されません。

  4. インストールが終了したら、Get-WindowsFeature を実行して、インストールを検証します。 Hyper-V をリモートでインストールした場合、サーバーにインストールされている役割と機能の一覧を表示するには、ComputerName パラメーターを含めます (Get-WindowsFeature -ComputerName <コンピューター名>)。

Get-WindowsOptionalFeature コマンドレットを使用してクライアント Hyper-V をインストールするには

System_CAPS_ICON_note.jpg メモ

詳細については、「Get-WindowsOptionalFeature」および「Using PowerShell to Set Up Hyper-V (PowerShell を使用して Hyper-V をセットアップする)」をご覧ください。

  1. 次のいずれかを実行して、管理者特権を使って Windows PowerShell セッションを開きます。

    • Windows デスクトップで、タスク バーの [Windows PowerShell] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。

    • Windows のスタート ページで、Windows PowerShell という名前の任意の一部を入力します。スタート ページの [アプリ] の結果に Windows PowerShell のショートカットが表示されたら、それを右クリックして、[詳細設定][管理者として実行] の順にクリックします。Windows PowerShell のショートカットをスタート ページにピン留めするには、ショートカットを右クリックし、[スタート画面にピン留めする] をクリックします。

  2. 次のように入力して Enter キーを押します。

    enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V -All   
    
    
  3. インストールが完了したら、コンピューターを再起動します。

始める前に、次の検討事項を確認します。 これらは必須ではありませんが、適切な選択をするうえで役立つ場合があります。 検討事項:

  • 仮想マシンの名前を何にするか。 この名前で、仮想マシンを識別することになります。 たとえば、この仮想マシン上で構成するサーバーの種類を特定する名前 (Web サーバーなど) を使うことができます。 または、ゲスト オペレーティング システムを識別する名前を使うこともできます。

  • 仮想マシンではどのような種類のネットワーク接続が必要か。 仮想マシンはインターネットにアクセスする必要があるか。 詳細については、「Create a virtual switch」を参照してください。

  • オペレーティング システムをどのようにインストールするか。 インストールは、物理メディアから、またはイメージ (.iso) ファイルから行うことができます。 既にオペレーティング システムがインストールされている仮想ハード ディスクを使うこともできます。

Windows PowerShell を使用してこの手順を行い、仮想マシンを作成する場合は、このセクションの後にあるコマンドを参照してください。

仮想マシンを作成するには

  1. Hyper-V マネージャーを開きます。

  2. Hyper-V マネージャーのナビゲーション ウィンドウで、Hyper-V を実行しているコンピューターを選択します。

  3. [操作] ウィンドウで [新規] をクリックし、[仮想マシン] をクリックします。

  4. 仮想マシンの新規作成ウィザードが開かれます。[次へ] をクリックします。

  5. [名前と場所の指定] ページで、適切な名前を入力します。

  6. [メモリの割り当て] ページで、ゲスト オペレーティング システムを開始するために十分なメモリを指定します。

  7. [ネットワークの構成] ページで、Hyper-V のインストール時に作成したスイッチに仮想マシンを接続します。

  8. [仮想ハード ディスクの接続] および [インストール オプション] ページで、ゲスト オペレーティング システムをインストールする方法に応じて、適切なオプションを選択します。

    • ゲスト オペレーティング システムを DVD またはイメージ ファイル (.ISO ファイル) からインストールする場合は、[仮想ハード ディスクを今すぐ作成] を選択します。[次へ] をクリックし、使用するメディアの種類を示すオプションをクリックします。 たとえば、.iso ファイルを使う場合は、[ブート CD/DVD-ROM からオペレーティング システムをインストールする] をクリックし、.iso ファイルのパスを指定します。

    • ゲスト オペレーティング システムが既に仮想ハード ディスクにインストールされている場合は、[既存の仮想ハード ディスクを使用する] を選択し、[次へ] をクリックします。 次に、[後でオペレーティング システムをインストールする] を選択します。

  9. [要約] ページで選択を確認し、[完了] をクリックします。

PowerShell ロゴ  Windows PowerShell の同等のコマンド

次の Windows PowerShell コマンドレットは、前の手順と同じ機能を実行します。 各コマンドレットを単一行に入力します。ただし、ここでは、書式上の制約があるために、複数行に改行されて表示される場合があります。

次のコマンドを実行して、web server という名前の仮想マシンを作成します。起動メモリは 1 GB で、ゲスト オペレーティング システムが既にインストールされている既存の仮想ハード ディスクを使います。

New-VM –Name “web server” –MemoryStartupBytes 1GB –VHDPath d:\vhd\BaseImage.vhdx  

この手順では、仮想マシンの作成時に仮想マシンのブート メディアを構成したことを前提としています。

System_CAPS_ICON_note.jpg メモ

この手順は、GUI で行う必要があります。 自動化したり、Windows PowerShell セッションで行ったりすることはできません。

ゲスト オペレーティング システムをインストールするには

  1. Hyper-V マネージャーで、結果ウィンドウの [仮想マシン] セクション内の仮想マシンの名前を右クリックし、[接続] をクリックします。

  2. 仮想マシン接続ツールが開きます。

  3. [仮想マシン接続] ウィンドウで、[操作] メニューの [開始] をクリックします。

  4. 仮想マシンが起動し、起動デバイスが検索され、インストール パッケージが読み込まれます。

  5. インストールを続行します。

Hyper-V には、サポート対象のゲスト オペレーティング システム用の、物理コンピューターと仮想マシンとの統合性を向上させるソフトウェア パッケージが含まれています。 このパッケージは、統合サービスと呼ばれています。 詳細については、「統合サービス」を参照してください。

System_CAPS_ICON_note.jpg メモ

この手順は、GUI で行う必要があります。 自動化したり、Windows PowerShell セッションで行ったりすることはできません。

統合サービスをインストールまたはアップグレードするには

  1. Hyper-V マネージャーを開きます。 サーバー マネージャーの [ツール] メニューで、[Hyper-V マネージャー] をクリックします。

  2. 仮想マシンに接続します。 結果ウィンドウの [仮想マシン] セクションで、以下のいずれかの方法を使用します。

    • 仮想マシンの名前を右クリックし、[接続] をクリックします。

    • 仮想マシンの名前を選択します。[操作] ウィンドウで、[接続] をクリックします。

  3. 仮想マシン接続ツールが開きます。 [仮想マシン接続] の [操作] メニューで、[統合サービス セットアップ ディスクの挿入] をクリックします。 この操作により、仮想 DVD ドライブにセットアップ ディスクが読み込まれます。

  4. インストールしているオペレーティング システムによっては、インストールを手動で開始する必要があります。 ゲスト オペレーティング システムのウィンドウで任意の場所をクリックし、CD ドライブに移動します。 ゲスト オペレーティング システムで、インストール パッケージを CD ドライブから開始するための適切な方法を使用してください。

  5. インストールが完了すると、すべての統合サービスを使用できるようになります。

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