価格シートを作成または変更する方法

 

公開日: 2016年7月

対象: System Center 2012 SP1 - Service Manager、System Center 2012 R2 Service Manager

System Center 2012 – Service Manager の価格シートにより、Operations Manager CI コネクタから検出される既存のプライベート クラウド オブジェクトの価格ポリシーを定義できます。 1 つの価格シートに 1 つまたは複数のプライベート クラウドを関連付けることができます。 関連付けを完了すると、価格シートに含まれる価格情報が OLAP キューブとサンプルの Excel レポートに表示されます。 OLAP キューブ データを使用して、SQL Server Reporting Services、SQL Server Analysis Services ツール、Microsoft Excel などの各種のレポート ソリューションで、カスタマイズした独自のレポートを作成することができます。 さらに、各組織にニーズに合わせてサンプルの Excel レポートを変更できます。

複数の価格シートを公開せずに作成できますが、価格シートにクラウド オブジェクトを関連付けるには、事前に価格シートを公開しておく必要があります。

価格シートを作成するには

  1. Service Manager コンソールで [ 管理] を選択します。

  2. [ 管理 ] ウィンドウで、[ チャージバック]、[ インフラストラクチャ]、[ 価格シート] の順に展開して、[ すべての価格シート] を選択します。

  3. [ タスク ] ウィンドウの [ すべての価格シート] の下にある [ 価格シートの作成] をクリックします。

  4. [ 全般 ] タブで、以下の手順を実行します。

    1. [ 名前 ] ボックスに価格シートのタイトルを入力します。 たとえば、「 ゴールド価格シート」と入力します。

    2. 必要に応じて、[ 説明 ] ボックスに、価格シートの説明を入力します。 たとえば、「 最高レベルのサービス向けに、その他のサービスよりも高額に設定されたゴールド価格シート。」と入力します。

    3. フォームのタスク リストの [ 公開 ] を使用して、価格シートを公開することも可能です。 価格リストを公開すると、価格リストにクラウド オブジェクトを割り当てることができるようになります。

  5. [ 価格 ] タブで、以下の手順を実行します。

    1. [ 1 日あたりの VM 基準価格 ] ボックスに、バーチャル マシンの 1 日あたりの基準価格を入力します。 たとえば、「 22.55」と入力します。

    2. [ 1 日あたりのクラウド メンバーシップ価格 ] ボックスに、クラウドのメンバーシップの 1 日あたりの基準価格を入力します。 たとえば、「 10.20」と入力します。

    3. [ コア/1 日あたりの VM CPU 価格 ] ボックスに、バーチャル マシンの CPU コアの価格を入力します。 たとえば、「 1.20」と入力します。

    4. [ 1 GB/1 日あたりの VM メモリ価格 ] ボックスに、関連するクラウドに含まれるバーチャル マシンのメモリ 1 GB あたりの価格を入力します。 たとえば、「 .30」と入力します。

    5. [ 1 GB/1 日あたりの VM 記憶域価格 ] ボックスに、関連するクラウドに含まれるバーチャル マシンの記憶域領域 1 GB あたりの基準価格を入力します。 たとえば、「 .10」と入力します。

    6. [ 1 日あたりの高可用 VM 価格 ] ボックスに、高可用バーチャル マシン 1 台の価格を入力します。 たとえば、「 1.10」と入力します。

    7. [ 1 日あたりの静的 IP 価格 ] ボックスに、バーチャル マシンの各静的 IP の価格を入力します。 たとえば、「 .05」と入力します。

    8. [ 1 日あたりの拡張 VHD 価格 ] ボックスに、拡張 VHD の価格を入力します。 たとえば、「 .55」と入力します。

    9. フォームのタスク リストの [ 公開 ] を使用して、価格シートを公開することも可能です。 価格リストを公開すると、価格リストにクラウド オブジェクトを割り当てることができるようになります。

  6. 価格シートを公開した場合は、必要に応じて次の手順を実行し、割り当て済みクラウドの [ 価格 ] タブを使用して、価格シートにクラウドを割り当てることも可能です。

    1. [ 追加] をクリックして、[ オブジェクトの選択 ]ダイアログ ボックスを開きます。

    2. [ プライベート クラウド ] オブジェクトのリストで、1 つ以上のプライベート クラウド オブジェクトを選択し、[ 追加 ] をクリックして [ 選択したオブジェクト ] リストに追加します。

    3. [ OK ] をクリックして、[ 選択したオブジェクト ] ダイアログ ボックスを閉じ、クラウド オブジェクトを価格シートに割り当てます。

    4. [ OK ] をクリックして価格シート フォームを閉じます。

価格シートを変更するには

  1. Service Manager コンソールで [ 管理] を選択します。

  2. [ 管理 ] ウィンドウで [ 価格シート] を展開して、変更する価格シートを含むビューを選択します。

  3. 価格シートの一覧で変更する価格シートを選択し、[ タスク ] ウィンドウの [ タスク] の下の [ 編集] をクリックします。

  4. [ 全般 ] タブで、以下より必要な手順を実行して、価格シートを更新します。

    1. [ 名前 ] ボックスで、価格シートのタイトルを更新します。 たとえば、「 シルバー価格シート」と入力します。

    2. [ 説明 ] ボックスで、価格シートの説明を更新します。 たとえば、「 最高レベルのサービス向けに、その他のサービスよりも高額に設定されたシルバー価格シート。」と入力します。

    3. フォームのタスク リストの [ 公開 ] を使用して、価格シートを公開することも可能です。 価格リストを公開すると、価格リストにクラウド オブジェクトを割り当てることができるようになります。

  5. [ 価格 ] タブで、以下より必要な手順を実行して、価格シートを更新します。

    1. [ 1 日あたりの VM 基準価格 ] ボックスで、バーチャル マシンの 1 日あたりの基準価格を更新します。 たとえば、「 11.44」と入力します。

    2. [ 1 日あたりのクラウド メンバーシップ価格 ] ボックスで、クラウドのメンバーシップの 1 日あたりの基準価格を更新します。 たとえば、「 9.10」と入力します。

    3. [ コア/1 日あたりの VM CPU 価格 ] ボックスで、バーチャル マシンの CPU コアの価格を更新します。 たとえば、「 0.60」と入力します。

    4. [ 1 GB/1 日あたりの VM メモリ価格 ] ボックスで、バーチャル マシンのメモリ 1 GB あたりの価格を更新します。 たとえば、「 .15」と入力します。

    5. [ 1 GB/1 日あたりの VM 記憶域価格 ] ボックスで、バーチャル マシンの記憶域領域 1 GB あたりの基準価格を更新します。 たとえば、「 .05」と入力します。

    6. [ 1 日あたりの高可用 VM 価格 ] ボックスで、高可用バーチャル マシン 1 台の価格を更新します。 たとえば、「 .90」と入力します。

    7. [ 1 日あたりの静的 IP 価格 ] ボックスで、バーチャル マシンの各静的 IP の価格を更新します。 たとえば、「 .03」と入力します。

    8. [ 1 日あたりの拡張 VHD 価格 ] ボックスで、拡張 VHD の価格を更新します。 たとえば、「 .80」と入力します。

    9. フォームのタスク リストの [ 公開 ] を使用して、価格シートを公開することも可能です。 価格リストを公開すると、価格リストにクラウド オブジェクトを割り当てることができるようになります。

  6. 価格リストを公開した場合は、必要に応じて次の手順を実行し、割り当て済みクラウドの [ 価格 ] タブを使用して、価格リストのクラウドの割り当てと削除を行うことができます。

    1. [ 追加] をクリックして、[ オブジェクトの選択 ]ダイアログ ボックスを開きます。

    2. プライベート クラウド オブジェクトを追加する場合は、[ プライベート クラウド ] オブジェクトのリストで、1 つ以上のプライベート クラウド オブジェクトを選択し、[ 追加 ] をクリックして [ 選択したオブジェクト ] リストに追加します。

    3. [ OK ] をクリックして、[ 選択したオブジェクト ] ダイアログ ボックスを閉じ、クラウド オブジェクトを価格シートに割り当てます。

    4. プライベート クラウド オブジェクトを削除する場合は、[ プライベート クラウド ] オブジェクトのリストで、1 つ以上のプライベート クラウド オブジェクトを選択し、[ 削除] をクリックします。

    5. [ OK ] をクリックして価格シート フォームを閉じます。

関連項目

System Center 2012 - Service Manager のチャージバック レポートのインストールと構成