Microsoft Application Virtualization 4.6 SP2 について

適用対象: Application Virtualization 4.6 SP2

このトピックでは、Microsoft Application Virtualization (App-V) 4.6 SP2 で改善された機能と新機能について取り上げます。

注意

このトピックでは、レジストリ エディターを使用して Windows レジストリを変更する方法について説明します。Windows レジストリに誤った変更を加えると、重大な問題が発生し、Windows の再インストールが必要になる可能性があります。レジストリを変更する前に、必ずレジストリ ファイル (System.dat および User.dat) のバックアップ コピーを作成してください。マイクロソフトでは、レジストリの変更によって生じた問題の解決については保証いたしかねます。ユーザーご自身の責任においてレジストリを変更してください。

Windows 8および Windows Server 2012のサポート

App-V 4.6 SP2 は、Windows 8および Windows Server 2012のリモート デスクトップ サービスのサポートが追加されています。

App-V 5.0 Client 共存のサポート

App-V 4.6 SP2 は、Microsoft Application Virtualization 5.0 Client との共存をサポートします。 App-V 5.0 Client で App-V 4.6 SP2 Client との共存を構成する方法については、App-V 5.0 のドキュメントを確認してください。 App-V 5.0 の詳細については、TechNet の「Application Virtualization 5」を参照してください。

Adobe Reader X を保護モードで仮想化可能

次の手順を使用すると、Adobe Reader X を保護モード機能をオンにした状態で仮想化できます。 Adobe Reader X を仮想化するには、保護モードを事前に無効にしておく必要があります。

  • App-V Sequencer を起動する前に、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE \Microsoft\SoftGrid\4.5\SystemGuard\Overrides の下に次のレジストリ値を作成します。

    名前

    種類

    データ

    説明

    EnableVFSPassthrough

    DWORD

    1

    起動フェーズ中に Adobe Reader を保護モードで起動するには、この値を 1 に設定します。

    注意

    64 ビットのオペレーティング システムを実行しているコンピューターでは、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\SoftGrid\4.5\SystemGuard\Overrides の下にレジストリ値を作成します。

  • Adobe Reader X パッケージの OSD ファイルごとに、<POLICIES> 要素の下に次の項目を追加します:

    <VIRTUAL_FILE_SYSTEM_PASS_THROUGH>TRUE</VIRTUAL_FILE_SYSTEM_PASS_THROUGH>

    <VIRTUAL_REGISTRY_PASS_THROUGH>TRUE</VIRTUAL_REGISTRY_PASS_THROUGH>

    <ENFORCE_ACLS_ON_VREG_MODIFY>TRUE</ENFORCE_ACLS_ON_VREG_MODIFY>

新しい Sequencer コマンド ライン パラメーター-

Sequencer の GUI でパッケージ アクセラレータ (PA) を作成する場合、パッケージ アクセラレータを適用する管理者に提供する、パッケージおよび展開のガイダンスのファイルを RTF または TXT 形式に指定できます。 この機能は、Sequencer CLI で使用できるようになります。

/ACCELERATORDESCRIPTIONFILE:PathToDescriptionFile

パッケージ アクセラレータ作成時にパッケージおよび展開のガイダンスを提供する、RTF ファイルまたは TXT ファイルのパスを指定します。

Microsoft アプリケーション エラー報告は、今後インストールする必要はありません

setup.msi を使用して App-V 4.6 SP2 Client をインストール場合、Microsoft アプリケーション エラー報告 (dw20shared.msi) をインストールする必要はありません。App-V 4.6 SP2 では、Microsoft エラー報告を使用します。 詳細については、「How to Install the App-V Client by Using Setup.msi (setup.msi を使用して App-V Client をインストールする方法)」を参照してください。

カスタマー フィードバックと修正プログラムのロールアップ

App-V 4.6 SP2 には、Microsoft Application Virtualization 4.6 SP1 リリース 以降に発見された問題に対応するように、修正プログラムのロールアップが含まれています。App-V 4.6 SP2 には、Microsoft Application Virtualization 4.6 SP1 用の修正プログラム パッケージ 6 を含む、最新の修正プログラムが含まれます。

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