Excel レポート ワークブックを使用したメール保護レポート
適用先: Exchange Online, Exchange Online Protection
Microsoft Excel 2013 レポート ブックを使用すると、Microsoft Office 365 から保護に関する概要および詳細レポートの両方を表示できます。このトピックでは、ブックにデータを最初に読み込む方法、概要と詳細ワークシートを使用する方法、ブックでデータを更新する方法について説明します。
始める前に把握しておくべき情報
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。Exchange Online の機能アクセス許可 の「レポート」または Feature permissions in EOP の「レポート」。
このトピックでは、この ダウンロード ページの指示に従って Excel レポート作成ブックをダウンロードし、インストールしていることを前提とします。
ブックのインストール後にサービス サブスクリプションを変更した場合、ブックをアンインストールしてから、適切なパラメーターを設定してブックを再インストールする必要があります。
ブック内のデータが使用可能になるタイミングと期間の詳細については、「Exchange Online Protection でのレポート作成とメッセージ追跡」の「レポート機能とメッセージ トレース データの使用可能性と遅延」を参照してください。
必要な作業
ブックにデータを読み込む
はじめてブックを開いたときは、ブックにデータはありません。次の手順を実行して、ブックにデータを読み込みます。
ブックを開いて、[クエリ] ボタンをクリックします。
表示された [Office 365 にサインイン] ウィンドウで、クラウドベースの組織の有効な資格情報を入力し、[ログイン] をクリックします。
表示された [クエリ] ウィンドウで、時間間隔を選択し [OK] をクリックして、組織に接続してメッセージング データを取得するプロセスを開始します。
[進行状況] ダイアログ ボックスが表示され、進行状況インジケーターが表示されます。タスクが完了したら、[OK] をクリックします。
ブックを使用する
ブックには、概要ワークシートと詳細ワークシートの 2 種類のワークシートがあります。
概要ワークシートには、グラフ、テーブル、およびスライサーと呼ばれる Excel データ要素があります。スライサーを使用して、グラフとテーブル内に表示されるデータにフィルターをかけます。スライサーを個別にクリックすることも、<Ctrl> キーまたは <Shift> キーを押しながらクリックして複数のスライサーを選択するなどの標準的な選択操作を使用することもできます。たとえば、[トラフィック] ワークシートで使用できるスライサーは、日付とトラフィックの種類の値です。トラフィックの種類は、ワークシートの一番上の [凡例] に説明があります。既定では、すべてのトラフィックの種類の値が、ワークシートの一番上に表示される [トラフィックの種類] テーブルで選択されています。グラフとテーブルにマルウェアとスパム データだけを表示する場合は、<Ctrl> キーを押しながら [マルウェア] と [スパム] をクリックします。また、[日付] テーブルで日付値をクリックすると、特定の日付や日付の範囲を選択できます。
詳細ワークシートには、クエリ コントロールとテーブルがあります。詳細ワークシートに直接移動して、クエリ情報を入力してから [最新の情報に更新] をクリックすると、結果を表示できます。概要ワークシートからも、テーブル内の 1 行を広げてエントリをダブルクリックすると、対応する詳細ワークシートに移動できることもあります。詳細情報を利用できるのは、特定のデータ要素に限られます。詳細情報が利用できる場合、セル内の値に下線が表示されます。
ブック内のデータを更新する
ブックにデータを読み込むために使用するクエリを変更するには、任意の概要ワークシートで [クエリ] ボタンをクリックします。クエリ パラメーターを変更すると、ブック内のすべてのワークシートに影響します。
また、すべてのワークシートで使用できる [最新の情報に更新] ボタンをクリックすると、クエリを変更せずにブック内のデータを更新できます。たとえば、期間に過去 30 日間を選択して 5 月 1 日にクエリを実行したとします。6 月 1 日に、ワークシートで [最新の情報に更新] ボタンをクリックするだけで、5 月のデータでブックを更新できます。