ALTER MINING STRUCTURE (DMX)
既存のマイニング構造に基づいて新しいマイニング モデルを作成します。このステートメントは、ALTER ステートメントが新しいマイニング モデルを作成するために構造が既に存在している必要があるという点が、CREATE MINING MODEL ステートメントとは異なります。
構文
ALTER MINING STRUCTURE <structure>
ADD MINING MODEL <model>
(
[(<column definition list>)]
)
USING <algorithm> [(<parameter list>)] [WITH DRILLTHROUGH]
引数
- structure
モデルが追加されるマイニング構造の名前です。
- model
モデルの一意の名前です。
- column definition list
列定義のコンマ区切りのリストです。
- algorithm
プロバイダによって定義された、データ マイニング プロバイダの名前です。
- parameter list
省略可。アルゴリズムのプロバイダ定義パラメータのコンマ区切りのリストです。
解説
マイニング構造に複合キーが含まれる場合、マイニング モデルは、構造に定義されているすべてのキー列を含む必要があります。
Microsoft クラスタリング アルゴリズムと Microsoft シーケンス クラスタ アルゴリズムを使用して作成されるモデルなど、モデルが予測可能列を必要としない場合、ステートメントに列定義を含める必要はありません。結果モデルのすべての属性は入力として処理されます。
WITH DRILLTHROUGH 句によって、新しいマイニング モデルでドリルスルーすることができます。ドリルスルーは、モデルの作成時にのみ可能です。
列定義リスト
各列の次の情報を含めることによって、列定義リストを使用するモデルの構造を定義します。
- 名前 (必須)
- モデリング フラグ
- PREDICT または PREDICT_ONLY 句によって示される、この列を予測するためのアルゴリズムを示す予測要求です。
列定義リストの次の構文を使用して、単一列を定義します。
<column name> [<modeling flags>] [<prediction>]
列には複数のモデリング フラグを定義できます。マイニング モデル列で定義できるマイニング モデル フラグの詳細については、「マイニング モデル列」を参照してください。
予測列の使用方法を説明するには、予測句を使用します。次の表は、使用できる 2 つの句について示しています。
PREDICT |
この列は、モデルによって予測が可能で、入力ケースで指定されることで、その他の予測可能列の値を予測することができます。 |
PREDICT_ONLY |
この列は、モデルによって予測が可能ですが、その他の予測可能列の値を予測するためにこの列の値を入力ケースで使用することはできません。 |
パラメータ定義リスト
パラメータ リストを使用することによって、モデルのパフォーマンスと機能を調整できます。パラメータ リストの構文は次のとおりです。
[<parameter> = <value>, <parameter> = <value>,…]
各アルゴリズムに関連付けられたパラメータのリストについては、「データ マイニング アルゴリズム」を参照してください。
例
次の例は、Naive Bayes マイニング モデルを New Mailing マイニング構造に追加します。
ALTER MINING STRUCTURE [New Mailing]
ADD MINING MODEL [Naive Bayes]
(
CustomerKey,
Gender,
[Number Cars Owned],
[Bike Buyer] PREDICT
)
Using Microsoft_Naive_Bayes
参照
関連項目
データ マイニング拡張機能 (DMX) データ定義ステートメント
データ マイニング拡張機能 (DMX) データ操作ステートメント
データ マイニング拡張機能 (DMX) ステートメント リファレンス