SQL Server Reporting Services のインストール

[アーティクル]
12/15/2008

SQL Server Reporting Services (SSRS) はサーバーベース、エンドツーエンドのレポートソリューションです。レポートの作成、ディストリビューション、管理、およびエンドユーザーアクセスをサポートします。Reporting Services はクライアントコンポーネントとサーバーコンポーネントから構成されます。1 台のコンピュータにすべてのコンポーネントをインストールできます。また、各コンポーネントを別々のコンピュータにインストールすることも可能です。複数台のコンピュータを使用するインストールシナリオの例としては、複数のクラスタノードにレポートサーバーを配置する実稼働レポート環境、1 つのレポートサーバーインスタンスに複数のレポートデザイナクライアントを接続する開発組織、内部データ記憶域として組織内のすべての従業員グループが使用できるリモート SQL Server インスタンスを使用するワークグループレポートサーバーなどがあります。Reporting Services は他の SQL Server コンポーネントおよびテクノロジと共に、または単独でインストールできます。1 つのサーバー上で、レポートサーバーの複数のインスタンスを実行できます。詳細については、「Reporting Services の複数のインスタンスのインストール」を参照してください。

手順 1: Reporting Services のインストール準備

Reporting Services をインストールする前に、次の要件とコンポーネントの説明を確認してください。

メモ :
既定のインストールオプションを選択した場合、既存のレポートサーバーデータベースファイルによってセットアップが失敗することがあります。既定のインストールオプションを選択すると、セットアップは既定の名前を使用してレポートサーバーデータベースを作成しようとします。既定の名前のデータベースが既に存在する場合、セットアップは失敗し、インストールのロールバックが必要になります。この問題を回避するには、セットアップを実行する前に既存のデータベースの名前を変更するか、[サーバーを構成せずにインストールする] オプションを選択して、セットアップの完了後にデータベースのカスタム設定を指定できるようにします。

既定のインストールオプションを選択した場合、既存のレポートサーバーデータベースファイルによってセットアップが失敗することがあります。既定のインストールオプションを選択すると、セットアップは既定の名前を使用してレポートサーバーデータベースを作成しようとします。既定の名前のデータベースが既に存在する場合、セットアップは失敗し、インストールのロールバックが必要になります。この問題を回避するには、セットアップを実行する前に既存のデータベースの名前を変更するか、[サーバーを構成せずにインストールする] オプションを選択して、セットアップの完了後にデータベースのカスタム設定を指定できるようにします。

手順 2: Reporting Services のインストール

SQL Server 2005 のインストール要件を確認し、コンピュータがその要件を満たしている場合、SQL Server 2005 Reporting Services をインストールできます。それぞれの環境に応じて、次のいずれかの方法で Reporting Services をインストールします。

サイレントまたは自動インストールを実行するには、コマンドラインから Setup.exe を実行します。詳細については、「コマンドプロンプトからの Reporting Services のインストール」を参照してください。
既定の構成またはファイルのみ構成をインストールするには、インストールウィザードを実行します。詳細については、「セットアップを使用した Reporting Services のインストール」を参照してください。
既定の構成では、1 台のコンピュータにすべてのコンポーネントをローカルにインストールします。データベースエンジンと Reporting Services を同時にインストールする場合のみ、このインストールオプションを使用できます。
ファイルのみのインストールでは、ファイルをコピーし、レポートサーバーを最小限構成します。セットアップの完了後、Reporting Services 構成ツールを使用してレポートサーバーをオンラインにします。この方法を使用すると、リモートコンピュータを指定するか (たとえば、レポートサーバーデータベースをホストするリモートデータベースエンジンインスタンスを選択する)、分散サーバー、スケールアウト配置、またはインターネット向けの Web サーバーに Reporting Services を配置できます。

手順の詳細については、「Reporting Services のインストール方法に関するトピック」を参照してください。

手順 3: Reporting Services の構成

Reporting Services のインストール後、実装する配置モデルに合わせてインストールを変更できます。セットアップの終了後に実施できる配置モデルの例として、次のようなものがあります。

インターネット向け Web サーバーにレポートサーバーを配置します。
他の Web アプリケーションをホストするサーバーにレポートサーバーを配置します。
分散マルチサーバーインストールで 1 つ以上のレポートサーバーを配置します。

上記の構成でレポートサーバーを配置する方法については、セットアップ完了後に SQL Server Books Online の「Reporting Services の配置」を参照してください。

ファイルのみのインストールを実行した場合、Reporting Services 構成ツールを使用し、レポートサーバーを構成して使用準備ができた状態にする必要があります。詳細については、SQL Server Books Online の「Reporting Services コンポーネントの構成」を参照してください。

重要 :
以前のリリースの Reporting Services セットアップとは異なり、Reporting Services Configuration を使用してレポートサーバーのスケールアウト配置 (以前は "Web ファーム" と呼ばれていました) をインストールできるようになりました。セットアップの変更とスケールアウト配置の方法については、SQL Server Books Online の「Reporting Services の管理と配置に関する機能強化」および「レポートサーバースケールアウト配置の構成」を参照してください。

以前のリリースの Reporting Services セットアップとは異なり、Reporting Services Configuration を使用してレポートサーバーのスケールアウト配置 (以前は "Web ファーム" と呼ばれていました) をインストールできるようになりました。セットアップの変更とスケールアウト配置の方法については、SQL Server Books Online の「Reporting Services の管理と配置に関する機能強化」および「レポートサーバースケールアウト配置の構成」を参照してください。

手順 4: Reporting Services のインストールの確認

インストールと構成の後、Reporting Services コンポーネントが実行されていることを確認します。詳細については、「Reporting Services のインストール状態を確認する方法」を参照してください。

参照

SQL Server Reporting Services のインストール

手順 1: Reporting Services のインストール準備

手順 2: Reporting Services のインストール

手順 3: Reporting Services の構成

手順 4: Reporting Services のインストールの確認

参照

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