XML 宣言

XML のバージョンを宣言し、必要に応じてエンコード方法および XML ドキュメントが外部リソースに依存するかどうかを宣言します。XML 宣言は XML 1.0 で推奨されていますが、必須ではありません。

構文

<?xml 
    version='version_number'
    encoding='encoding_value'
    standalone='yes'|'no'
?>

属性

以下のセクションでは、XML 宣言の属性について説明します。

属性 説明

version='version_number'

必須です。XML バージョンを指定します。XML の将来のバージョンでは番号が変わりますが、現在のバージョンは 1.0 です。

encoding='encoding_value'

ファイルのエンコードが UTF-8 または UTF-16 の場合は省略可能です。この属性を使用する場合、エンコーディング宣言はバージョン属性の直後に指定し、そこに使用している文字エンコードを表す値を指定する必要があります。

このエンコード宣言で、ドキュメント内の文字の表示に使用されるエンコードの種類が識別されます。

standalone='yes'|'no'

省略可能です。この属性を使用する場合、XML 宣言の最後に、このスタンドアロン宣言を指定します。

スタンドアロン宣言は、ドキュメントのコンテンツが外部 DTD (Document Type Definition) などの外部ソースの情報に依存しているかどうかを示します。既定値は no です。

解説

この属性を使用する場合、XML 宣言はドキュメントの開始行に指定する必要があります。また、小なり記号 (<) の前には他の内容や空白は入れないでください。

その他の詳細については、Microsoft MSDN® ライブラリの「XML Declaration」を参照してください。

使用例

次の例は、Notification Services のアプリケーション定義ファイル (ADF) とインスタンス構成ファイル (ICF) の典型的な XML 宣言を示しています。この宣言では、XML ドキュメントが XML バージョン 1.0 仕様に準拠していること、ドキュメントで UTF-8 エンコードを使用すること、およびドキュメントの追加情報が外部ドキュメントに依存しないことを指定しています。

<?xml version='1.0' encoding='UTF-8' standalone='yes' ?>

参照

関連項目

アプリケーション定義ファイルのリファレンス

概念

インスタンス構成ファイルのリファレンス

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手